タグ

政治と読書に関するsoramimi_cakeのブックマーク (7)

  • 羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな

    『番号を創る権力』の羅芝賢と『市民を雇わない国家』の前田健太郎による政治学の教科書。普段は教科書的なはあまり読まないのですが、2010年代の社会科学においても屈指の面白さのを書いた2人の共著となれば、これは読みたくなりますね。 morningrain.hatenablog.com morningrain.hatenablog.com で、読んだ感想ですが、かなりユニークなであり教科書としての使い勝手などはわかりませんが、面白い内容であることは確かです。 書の、最近の教科書にしてはユニークな点は、序章の次の部分からも明らかでしょう。 この教科書ではマルクスを正面から取り上げることにしました。それは、マルクスの思想が正しいと考えるからではなく、それを生み出した西洋社会を理解することが、日をよりよく知ることにつながると考えたからです。 20世紀以後の日政治学は、欧米の政治学の影響を

    羅芝賢・前田健太郎『権力を読み解く政治学』 - 西東京日記 IN はてな
  • 100分で名著 ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」録画しておいたも..

    100分で名著 ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」録画しておいたものを観はじめた。メモ書き 初っ端から「アラブの春にも影響を与えた、あの…」と来た。アラブの春って大混乱の幕開けではないか。 このはお花畑的なアレではなく独裁体制を非暴力的な政治闘争により打倒する実践的な戦略と戦術を教えてくれるものなのだという。カレン族の歴戦のゲリラがもっと早く知りたかったみたいなことを叫んだという。嘘くせえ&上から目線くせえ。 さて昨今プーチン体制とそのウクライナ侵攻を看ていてつくづく思ったのは 権威主義体制は意外なほど鈍臭い独裁者こそは人気商売であるということだ。 もともと吹き込まれていたのは(そして素朴に信じていたのは)、ことフットワークの軽さにおいてこちとらは権威主義体制にはかなわないんだよということである。あっちはどんな決断でも迅速に行えるのだからと。ぜんぜんそんなことはなかった。むしろ自

    100分で名著 ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」録画しておいたも..
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2024/03/01
    後半も読んだが、増田の中でだけ神になった気分に浸る人っているよねーとしか。
  • 松竹伸幸『マルクス・『資本論』で書店を攻める』

    昨日は予告していた通り、内田樹さん、石川康宏さんに慰労会を開いていただきました。内田さん曰く、関西でいちばん美味しいお寿司屋さんということで、価格表示のないお店は私は未体験でしたが、堪能させてもらいました。 いまこの記事を書いている最中、内田さんより、今後、毎年7月24日は、「『若マル』完成記念日」として、3人で集まろうというご提案がありました。大事な議論ができたので、今後も続けようということでしょう。ありがたいことです。 ここまで感謝されたら、私としては、『甦る「資論」—若者よ、マルクスを読もう 最終巻』の売上げを伸ばすことでお返しをしなければなりません。その作戦の一環が、添付のチラシです。 これ、書店向けのチラシで、これで注文をとっているのですが、その2面と3面です。1面は『若マル』の宣伝部分で、4面は既刊の4冊を含む注文欄なんですが、2面と3面では、過去1年に日で出版されたマルク

    松竹伸幸『マルクス・『資本論』で書店を攻める』
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/07/26
    "10月29日には推薦文を寄せて下さった斎藤幸平さんを招き著者二人と共に出版記念イベントを京都で開催…テーマは昨日の慰労会での議論をふまえると、「資本主義の終わらせ方」くらいでしょうか"
  • 竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな

    実は書の著者は大学時代のゼミも一緒だった友人で、いつか書いたを読んでみたいものだと思っていたのですが、まさか「あとがき」まで入れて761ページ!というボリュームのを書き上げてくるとは思いませんでした。 タイトルからもわかるように三木武夫の評伝なのですが、タイトルに「戦後政治」と入っているように三木武夫を中心としながら三木が亡くなるまでの戦後政治をたどるような内容になっていることと、「政局」と「政策」の双方を追っているとことが、書がここまで厚くなった理由でしょう。 「バルカン政治家」という異名からもわかるように、三木武夫というと「政局の人」というイメージが強いですが、書はその「政策」をきちんと追うことで、三木の行動原理のようなものがわかるようになっています。もちろん、その判断は権力闘争と密接に絡まっているわけですが、権力闘争と政策が渾然一体となっているところが三木の面白さかもしれま

    竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/06/05
    あの時公務員スト権が回復していればねぇ…
  • 下手なマルキストよりずっとラジカル。ガルブレイス晩年の著作『満足の文化』に驚く - kojitakenの日記

    薄いだからさほどの時間をかけずに読めるが、その内容には驚いた。 満足の文化 (ちくま学芸文庫) 作者: J.K.ガルブレイス,John Kenneth Galbraith,中村達也出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/05/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 一読してびっくり、下手なマルキストよりずっとラジカルなのだ。このは1992年に出版され、邦訳は1993年に新潮社から出て、1998年に新潮文庫に収録された。しかしその後絶版になり、今年の5月にちくま学芸文庫から再発された。英語版の初版が出た1992年当時、著者ガルブレイスは84歳だった。ガルブレイスはミルトン・フリードマンと同じ2006年に世を去ったが、長命だったフリードマン(享年94)よりさらに長生きで、97歳と6か月生きた。 驚くのは、元からリベラルだったガルブレイスが晩年になって尖鋭さを増し

    下手なマルキストよりずっとラジカル。ガルブレイス晩年の著作『満足の文化』に驚く - kojitakenの日記
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/06/05
    ここに引用されている者も含め、紙屋さんがこれまで書いたものをローカル保存しておいた方が良いかもしれない(ネットアーカイブで行けるものもあるだろうが)と思うが時間が取れるかどうか
  • J.K.ガルブレイス『悪意なき欺瞞』

    J.K.ガルブレイス『悪意なき欺瞞』 「経済って、けっきょく金持ちとか大企業が大もうけするように出来ていて、政治もそいつらがもうかるように、いっしょうけんめいやってるんだろ?」 という言説を聞くと、ぼくなんかは、ものすごいリアルな気がするんだけど、たとえばある種のBBSや人力検索のサイトなんかをみていると、必ずしもそんなふうには出てこない。 「官僚や役人、コームインのやつらが怠けていて、税金を湯水のごとく使っている」 というふうなルサンチマンの発揮のしかたがされることのほうが多い。そして「官から民へ。そうすれば競争が起きて、効率がよくなる」というのが「解決策」みたく言われてしまうのだ。 官僚制度がさまざまな腐敗に満ちていることは言うまでもないことだけど、「民」(企業)と「市場システム」が実に無垢な形でそれと対比されるという構図に、どうしてリアリティを感じてしまうのか不思議でならない。 たと

  • 統一地方選が話題だけどサクッと市議会選挙の解像度を上げたいなら「ズッコケ中年三人組age47」を読むといい

    統一地方選が話題だが、サクッと市議会選挙について解像度を上げたいなら、那須正幹著『ズッコケ中年三人組age47』を読むと良い。このは、ズッコケ中年シリーズの8作目で、47歳になったハチベエがみどり市の市議会議員選挙に出馬する物語である。ハチベエはコンビニ店長であり、地元に顔が広かったため、声がかかったのだ。このでは、票の集め方や投票の仕組みが詳細に描かれており、市議選についての理解が深まるだろう。国政選挙については、テレビや新聞で解説が頻繁にされるが、市議選についてのリアルな選挙戦の解説はなかなか得られない。もちろん、地元の経営者や自治会や祭りの活動に参加している人であれば、市議選のパワーバランスについては常識であるかもしれないが、そうでない人にとっては、市議会選挙についての入門書として最適である。

    統一地方選が話題だけどサクッと市議会選挙の解像度を上げたいなら「ズッコケ中年三人組age47」を読むといい
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/04/10
    花のズッコケ児童会長良かったよな
  • 1