2024年度の中学入試が終わった。森上教育研究所が公表したデータによると、首都圏1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の小学6年生の児童数は昨年比で5000人以上減少したにもかかわらず、首都圏私立中学受験者総数の近似値とされる2月1日午前中の総受験者数は前年比で99.8%にとどまり、受験率も上がっている。中学受験は依然として活況を呈していると言えるだろう。SNSにも多くの情報が氾濫するが、中学受験塾スタジオキャンパス代表の矢野耕平氏は「わが子を支える親が情報に踊らされないことが大切」と警鐘を鳴らす。