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読書と文学に関するsoramimi_cakeのブックマーク (2)

  • 萩原朔太郎 猫町 散文詩風な小説

    蠅(はえ)を叩(たた)きつぶしたところで、蠅の「物そのもの」は死にはしない。単に蠅の現象をつぶしたばかりだ。―― 旅への誘(いざな)いが、次第に私の空想(ロマン)から消えて行った。昔はただそれの表象、汽車や、汽船や、見知らぬ他国の町々やを、イメージするだけでも心が躍(おど)った。しかるに過去の経験は、旅が単なる「同一空間における同一事物の移動」にすぎないことを教えてくれた。何処(どこ)へ行って見ても、同じような人間ばかり住んでおり、同じような村や町やで、同じような単調な生活を繰り返している。田舎(いなか)のどこの小さな町でも、商人は店先で算盤(そろばん)を弾(はじ)きながら、終日白っぽい往来を見て暮しているし、官吏は役所の中で煙草(タバコ)を吸い、昼飯の菜のことなど考えながら、来る日も来る日も同じように、味気ない単調な日を暮しながら、次第に年老いて行く人生を眺(なが)めている。旅への誘いは

  • 「坊っちゃん」でも「こころ」でもない 若手漱石研究者のお薦め作品 | 毎日新聞

    「漱石で好きな作品は『夢十夜』の第一夜。夢の中で理想の女性と出会う。ロマンがありますから」と深町博史さん=京都市北区の大谷大で2023年5月16日午後4時17分、三角真理撮影 まだ気温は高いものの、読書の秋が近づいてきた。夏目漱石研究者の大谷大学文学部助教、深町博史さん(39)を訪ね、「漱石を読むなら何か」を聞いてみた。その答えは「坊っちゃん」や「こころ」「草枕」ではなく、意外なエッセー(随筆)の2作品だった。漱石のエッセーの魅力って?【三角真理】 深町さんが挙げたのは「思い出す事など」と「硝子戸(がらすど)の中」の2作品。「エッセーだからこそ分かることがある」という。それはどんなものなのか。「漱石の、人としての魅力です」と深町さん。漱石が自身の悩みや苦しみをありのままに書いている。 たとえば、漱石はうそをつかれるのがすごく嫌。「硝子戸の中」にこんなふうにある――。 うそをつかれるのは嫌だ

    「坊っちゃん」でも「こころ」でもない 若手漱石研究者のお薦め作品 | 毎日新聞
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