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読書と歴史に関するsoramimi_cakeのブックマーク (4)

  • 【書評】労農派ピケティは「バラモン左翼」を乗りこえられるか──トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』評|梶谷懐

    リベラル知識人はなぜ「バラモン左翼」と呼ばれるか 東浩紀は、『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)や『訂正する力』(朝日新書)などの最近の著作のなかで、次のようなカズオ・イシグロの言葉にたびたび言及している。 俗に言うリベラルアーツ系、あるいはインテリ系の人々は、実はとても狭い世界の中で暮らしています。東京からパリ、ロサンゼルスなどを飛び回ってあたかも国際的に暮らしていると思いがちですが、実はどこへ行っても自分と似たような人たちとしか会っていないのです。[★1] 東は、開放性を掲げるリベラル知識人が、実は同じ心情や生活習慣を持つ人々の中で閉じたサークルを作っている、という実態を批判する文脈でこの発言に触れている。確かにそれも重要な視点だろう。そのうえで、ここではイシグロがそれに続けて語った内容により注意を向けたい。 私は最近とよく、地域を超える「横の旅行」ではなく、同じ通りに住んでいる人がどう

    【書評】労農派ピケティは「バラモン左翼」を乗りこえられるか──トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』評|梶谷懐
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/12/06
    ピケティの歴史記述の妥当性云々は別として、"バラモン左翼"叩きの潮流は西欧や日本で僅かに残った左派勢力を更に分断したり、基盤ごと雲散霧消させる効果しか持たないんじゃね?としか思えないが
  • 「君たちはどう生きるか」の実在した「水谷くんのうちの大きな洋館」のモデル:「君たち」と吉野②

    「五、ナポレオンと四人の少年」の章で主人公のコペル君は、友達の水谷君のうちに遊びにいきます。その家の置かれている場所について、 「品川の海を見晴らす高輪の」 「ひろびろと品川湾が見下ろせる」 「遠く品川の海が」 「目の下に品川の海を」 「三人は、急にうちが恋しいような気持ちになって、品川駅の方へ」 などと、クドクドしくお話の中で地名をくりかえし書いています。お話の書き方としては実に下手くそなやり方だと言わねばならないわけですが、吉野源三郎はもちろん意図的にそれをやっているわけです。 これが当時の地図になります。今では面影がありませんが、品川駅のすぐそばまで海岸線がせまっています。線路は一部海の上につくられたほどだそうです。 竹田宮邸、北白川宮邸、毛利邸などが立ち並んでいることがわかります。 そして、吉野が指し示したかったのは、上の地図の中央からやや下の「岩崎邸」です。 岩崎弥太郎邸、すなわ

    「君たちはどう生きるか」の実在した「水谷くんのうちの大きな洋館」のモデル:「君たち」と吉野②
  • 「中世への旅」という難しそう本がなぜか異常に盛り上がる→「全部買い切るから復刊」という本屋の男気から始まった夢のある話だった

    「中世への旅 シリーズ」という、中世ヨーロッパの騎士や農民の日常生活などを解説したが全国の書店で買えるという発表がやたら盛り上がる。 書泉グランデ | 神保町 @shosengnd 書泉グランデ(神保町)の公式アカウントです。 アタマオカシイ屋。全天候対応 屋内型アミューズメント屋。書泉オンラインショップ: shosen.tokyo 書泉オンライン楽天市場店: rakuten.co.jp/shosen/ shosen.co.jp 書泉グランデ | 神保町 @shosengnd 「中世への旅 シリーズ」ついに、全国の書店で買えるようになります! 3月より、弊社で独占販売させていただいていました 「中世への旅 騎士と城」 「中世への旅 都市と庶民」 「中世への旅 農民戦争と傭兵」 ですが、白水社さんの方で、なんと「6月末 重版出来」となりました。… twitter.com/i/web/s

    「中世への旅」という難しそう本がなぜか異常に盛り上がる→「全部買い切るから復刊」という本屋の男気から始まった夢のある話だった
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/06/28
    異世界ものやなろう系の元ネタ集的に売れているのだろうけど、阿部謹也や堀越孝一や池上俊一のような日本人著者のヨーロッパ中世再評価ものが売れても良い筈。
  • 竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな

    実は書の著者は大学時代のゼミも一緒だった友人で、いつか書いたを読んでみたいものだと思っていたのですが、まさか「あとがき」まで入れて761ページ!というボリュームのを書き上げてくるとは思いませんでした。 タイトルからもわかるように三木武夫の評伝なのですが、タイトルに「戦後政治」と入っているように三木武夫を中心としながら三木が亡くなるまでの戦後政治をたどるような内容になっていることと、「政局」と「政策」の双方を追っているとことが、書がここまで厚くなった理由でしょう。 「バルカン政治家」という異名からもわかるように、三木武夫というと「政局の人」というイメージが強いですが、書はその「政策」をきちんと追うことで、三木の行動原理のようなものがわかるようになっています。もちろん、その判断は権力闘争と密接に絡まっているわけですが、権力闘争と政策が渾然一体となっているところが三木の面白さかもしれま

    竹内桂『三木武夫と戦後政治』 - 西東京日記 IN はてな
    soramimi_cake
    soramimi_cake 2023/06/05
    あの時公務員スト権が回復していればねぇ…
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