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増田文学に関するstyle_blueのブックマーク (5)

  • 日本から捨てられた土地で生まれて

    この話をフィクションと思われてもいい。嘘松認定されてもいい。誰かの目に触れるだけで嬉しいから。 私は北国の相当の田舎で生まれた。コンビニも車がなければ行けない場所にあるようなところだ。当然電車なんて走っていない。ファミレスもないし、地方都市の象徴と言われているイオンなんてものはない。地方都市とも言えない部類の地域だった。 私は小さい頃から勉強ができた。少なくても幼稚園の頃にはひらがなはかけたし、繰り上がりの足し算も誰にも教えられずにできた。漢字は一度見たらすぐに覚えた。だから読んでいた物語に出てくるような高学年向けの漢字も2、3年生の頃には書くことはできた。周りがなぜ同じようにできなかったか理解できなかった。 そんな私を親も当然理解できなかった。周りの大人は中卒と高卒しかいなかった。学校を出れば男は工場だの大工だの漁師だの農家だのになるもの、女はさっさと結婚して子供を2、3人は生むのが当た

    日本から捨てられた土地で生まれて
    style_blue
    style_blue 2020/11/07
    読ませる文章だった。こゆのも増田文学だなと思った。北海道の話かな〜どーかな〜と思ってたけど三井は遊園地で確定。追記にある「最後の世代」というひと言に切実さを感じた。
  • 増田文学 2019年上半期マッハ25

    年末まで待てなかったので ランクタイトルブクマ数日付カテゴリ1もしも桃太郎が一行がITのスタートアップだったら18232019/05/26 22:12おもしろ2何がしたいのか分からないまま人生が終わった16412019/01/19 19:51暮らし3喪女が死にものぐるいで恋活してホステスになった10382019/06/17 12:41おもしろ4中古嫌いがリサイクルショップで働いた話9732019/04/07 00:33おもしろ5いかがでしたかブログを書いている俺がその背景を考える【追記...9602019/03/16 04:56政治と経済6人間になった人魚姫の裸を数十年間オカズにしている話9512019/04/17 06:09おもしろ7ブギーポップは視聴者が笑えない糞ラノベアニメ9112019/01/28 09:33アニメとゲーム8恋はヤバい6402019/06/03 08:18おもしろ9

    増田文学 2019年上半期マッハ25
    style_blue
    style_blue 2019/07/31
    あー今年はあんまり益田文学読んでないな。年末まとめてよりも上半期で区切ってくれてよかった。あとでじっくり読もう。
  • 市役所前

    コイツはちょっと病気気味で、なんでもそのまま喋ってしまうんですよ、と男は連れのペンギンを撫でた。 「ほんとうに?おまえ、ペンギンなのに喋れるの?」 膝を曲げてペンギンに目を合わせた。 「ヘミングウェイ」ペンギンが言った。 わたしは辺りを見回したが、ヘミングウェイは見当たらなかった。つぎに彼の短編に似た話があったか思い出そうとしたが、わたしのなかで彼はカーヴァーと混ざっていたし、そのどれにもないように思えた。 「博識なんだね」 ペンギンの首と胴の継ぎ目あたりを撫でたが、どこが継ぎ目かはわからないかった。羽毛はざらざらしたと固く、ほのかに暖かかった。 ペンギンは首をうなだれた。 「ヘミングウェイ」ペンギンが言った。 わたしはざらざらを撫でた。海で生きるための身体だと感じた。ペンギンは悲しそうに見えたが、表情なんてある生き物でもなかった。

    市役所前
    style_blue
    style_blue 2018/06/08
    先の「市役所」から「市役所前」へと、どうやらシリーズらしい第2弾。関係ないけど「ペンギンの憂鬱」というウクライナの小説が面白かったのでおすすめ。
  • 市役所

    隣に座ったのは大きく×印が書かれたマスクをつけた女の子だった。少女は頭で小さく礼をすると、わたしの隣に腰掛けた。 ×印は太めのマッキーで書かれたようで、ところどころ線が震えていた。 「ミッフィー?」 わたしが訊くと、少女は首を振った。黙ったままわたしに目で微笑みかけた。 「じゃあ、ナインチェ・プラウスかな」 少女は首を傾げた。「それって」言い掛けて、慌てたようにマスクを手で抑えた。それからしばらく、わたしたちは黙ったまま窓口に並ぶ行列を眺めた。 少女はまわりを伺うと、マスクをずらして耳打ちしてきた。 「言葉は出しちゃうと自分のものじゃなくなるんだって。取り返せないの」少女が囁いた。「だから守っておかなくちゃ」 「それは言ってよかったの?」 わたしは訊いた。少女は笑って頷いた。人好きのする、活発そうな笑顔だった。 「これはあたしの言葉じゃないから。で読んだの。さあ、さっきのを教えて」 わた

    市役所
    style_blue
    style_blue 2018/06/08
    これは良い増田文学。ちなみに西原理恵子の持ちキャラに「みっひー」というのも居たりする。
  • 美大生との合コンがやばすぎた。

    しがない大学生なんだけど最近免許の更新で二俣川の試験場にいったらエスペランサスポルディングみたいなアフロヘアの女にいきなり逆ナンされて髪型はあれだけど顔がめっちゃ美人だったからテンションぶちあがってラインを交換してその日はそれで別れたんだけどすぐにメッセージが届いてしかもそれが合コンの誘いだったからさらにテンション上がってすぐに学科の友達に声かけてメンバー揃えて昨日池袋の個室居酒屋で集まったらどういうわけか言い出しっぺのエスペランサスポルディングが来てなくてなんか急用ができちゃったから遅れて合流するとかでとりあえず男4女3で飲み始めたら女の子3人の様子が明らかにおかしくてみんな顔はかわいいんだけど揃いも揃って挙動不審でずっとうつむき加減でモジモジしてて絶対に目を合わせようとしないし何だよこの子達って不安になってきたんだけど俺はすぐにピンと来てようするに彼女達は全員処女でまったく男慣れしてな

    美大生との合コンがやばすぎた。
    style_blue
    style_blue 2017/04/30
    たいへん勢いがあって思わず読ませてしまう良い文章でした。楽しそうで何よりです。
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