樹脂やセメントに混ぜて強度を高めるガラス繊維。自動車部品や建築部材に加え、家電など実は身近なものに使われている。日本電気硝子はガラス繊維など特殊ガラスの国内シェアトップで、世界でも3位以内に入る。ガラス繊維の細さは髪の毛の10分の1ほどで、溶かしたガラスを糸状にする特殊な工程を経る。同社はガラス繊維では後発だ。もともとはガラス繊維の原料を製造していた。だが1970年代の石油危機でメーカーが相次
樹脂やセメントに混ぜて強度を高めるガラス繊維。自動車部品や建築部材に加え、家電など実は身近なものに使われている。日本電気硝子はガラス繊維など特殊ガラスの国内シェアトップで、世界でも3位以内に入る。ガラス繊維の細さは髪の毛の10分の1ほどで、溶かしたガラスを糸状にする特殊な工程を経る。同社はガラス繊維では後発だ。もともとはガラス繊維の原料を製造していた。だが1970年代の石油危機でメーカーが相次
住友金属鉱山は鉱山の採掘作業を自動化する。穴を開けたり、鉱石を運搬したりする工程を自動化して採掘の生産性を2〜3割高める。人手不足が深刻化するなか、まず国内の主力鉱山で鉱石の自動運搬機を導入する。生産性を高めた採掘ノウハウを生かし、海外の鉱山開発参画での競争力向上につなげる。金鉱山である住友鉱山の菱刈鉱山(鹿児島県伊佐市)の操業を自動化する。同鉱山では地中から採掘する「坑内掘り」と呼ばれる手法
オムロンがキリンビールの子会社を買収し、飲料の製造過程で「不良品ゼロ」を目指す。一般的には不良品は検査をして製造ラインから排除するが、膨大なデータを基に不良品が発生する原因を突き止め、そもそも生み出さないことが最終目標だ。将来的には海外への展開も目指している。オムロンが買収したのは、キリンビールの完全子会社で飲料検査機器メーカーのキリンテクノシステム(川崎市)だ。キリンビールから株式の60%を
船舶用電子機器大手の古野電気が新事業に挑んでいる。船舶の自動運航や養殖支援など、いずれも市場規模が大きく、ライバルもいる分野だ。魚群探知機、レーダーというニッチ市場で高シェアを勝ち取ってきたが、この先は大きな市場拡大が見通せない。従来の延長線上にはない新たなステージで成長をめざす。▼古野電気 1938年に長崎県で創業。48年に世界初の魚群探知機の開発・実用化に成功。64年に兵庫県西宮市に本社を移転した。船舶用電子機器の世界大手で80カ国以上に販売拠点がある。商船向けレーダーが世界シェア41%などの実績が認められ、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」に選ばれた。23年2月期の連結業績は売上高900億円、純利益25億円を見込む。東証プライム市場上場。
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