【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルがスマートフォン「iPhone」などの主力製品で再生材の利用を増やしている。2021年9月期は全体の2割近くを再生材が占めた。活動を支えるのは、10年越しで研究してきた廃棄端末から部材を取り出す技術だ。「秘密主義」の同社では異例のオープンな研究所を訪ねた。米テキサス州オースティンの市街地から車で30分ほど、変哲のない建物の中にその場所はあった。アップルの「
日亜化学工業は街路灯やトンネル照明などに使われるオレンジ色の水銀灯(高圧ナトリウムランプ)の代替品となる発光ダイオード(LED)チップを開発した。虫が集まりにくい色合いはそのままに、水銀を一切使わず、即点灯・長寿命などの特徴を持つ。9月から本格出荷を始める。水銀製品への国際規制が強まる中、従来品からの置き換え需要を開拓する。高圧ナトリウムランプと同じ1800ケルビン(K)の色温度を持つ照明用L
酒造りの過程で生じる副産物の一つが原料の玄米を精米するときに出る米ぬか。大吟醸酒なら5割以上磨く。コメ油、堆肥向けに販売する酒蔵が多いが、付加価値を高めようと研究開発してきたのが秋田県湯沢市の秋田銘醸だ。着目したのは栄養成分のアミノ酸だった。酒どころの秋田県。県酒造協同組合に加入する酒造会社は31社ある。その中でも「爛漫(らんまん)」の銘柄で知られる秋田銘醸の生い立ちはユニークだ。東京など大都
2年前の1月、空調部品大手サンデンホールディングス(現サンデン)の米テキサス州にある現地法人に、スーツ姿の男性がさっそうと現れた。サンデンの営業社員が会議室に案内すると、「米アップルの部品担当」を名のる男性はおもむろにファイルを開いた。そこには電気自動車(EV)と空調部品の設計図が描かれていた。「我々はEVをつくる。ひいては高機能部品に関する知識が必要だ。力を貸してもらえないか」両社はその
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