平昌五輪でも、選手たちが「楽しみたい」と語る場面をよく見ました。確かにリラックスして楽しんでいる時には動きがスムーズになり、パフォーマンスが発揮されます。ただ、重圧を感じている時も悪い状態ではない。最悪なのはやる気のない状態。重圧を感じるのはいいところまで来ている証拠。 棒高跳びで1メートル50センチを跳べる人は1メートルでは簡単すぎて、2メートルも不可能なので重圧は感じません。「あと少し」という1メートル60センチに挑む時に重圧を感じるもので、何かしらの手ごたえを感じている時に抱くものです。 多くの失敗をしてきました。プロであれば一秒も考えずに気が付ける一手詰の局面に気が付かなかったこともありました。血の気が引く、というか血が逆流するような感覚でした。独身の頃、午前8時半からテレビに生出演する時に寝坊して8時28分に起きたこともあります。 15分後には到着して何とか事なきを得ました。ミス