5年を超えて同じ企業で働いた非正規労働者が希望すれば期限のない雇用契約に切り替えられる制度がことし4月に始まるのを受けて、全国の私立学校の教職員で作る労働組合が調査した結果、200人以上の私立高校の教員が今年度末での雇い止めを通告されていたことがわかりました。 都道府県別では、神奈川県が65人、香川県が33人、東京都が27人などでした。4月の制度開始で対象となる、5年を超えて働いていると見られる人は27人と、全体の13%だったということです。 また、正規の教員と同じフルタイムで働く常勤の教員に対して、自分の働く高校がどう対応しているか複数回答で尋ねたところ、およそ30%に当たる64の高校が、「期限のない雇用契約への切り換えを行っている」とした一方、「何も対応していない」が20%余りの44校、「雇い止めする方向だ」という回答もおよそ13%の28校あったということです。 この労働組合は「組合に