マラヤーラム語(マラヤーラムご、മലയാളം, malayāḷam)は、南インドのケーララ州などで話される言語である。インド憲法で認められている22の公用語のうちの一つであり、話者は約3,570万人。マラヤーラム語を話す人々はマラヤーリと呼ばれる。 マラヤーラム語はドラヴィダ語族に属する。言語の基本構造と正書法は、ともにタミル語によく似ている。マラヤーラム語は、独自の文字マラヤーラム文字をもっている。 経緯[編集] タミル語、コタ語 (Kota) 、コダヴァ語 (Kodava) 、カンナダ語およびマラヤーラム語は、ともにドラヴィダ語族の南ドラヴィダ語に属している。いずれも、タミル語への類似性はかなり顕著である。その中でもマラヤーラム語はタミル語に極めて近縁の言語であり、原タミル・マラヤーラム語、すなわちタミル・マラヤーラム語族からタミル語とマラヤーラム語へ分離したのは、9世紀から400~5