先月辺りでしょうか。「黄金の月」を聴いている時、「結局これは何が言いたいのか」が気になって仕方がなくなりました。うんうんと頭を抱えていると、あるヒラメキがありました。家に帰ってそのアイデアを紙に書き出して整理すると、面白いことに気付きました。この記事では、その発見を共有したいと思います。 スガシカオ(以下:スガ)の代表曲「黄金の月」は歌詞が難解なことで有名(?)です。「黄金の月」をググると、「黄金の月 解釈」が候補としてあがります。実際、明暗がはっきりとしない掴みどころのない歌詞をめぐって様々な解釈があるようです*1。例えば、スガを見出したことで知られるオフィス・オーガスタ社長の森川氏は、「黄金の月」について以下のように綴っています。 「純粋」は少しずつ僕との距離を広げつつあった。僕は自分がずっと否定してきた“あんな大人”ってやつに、実はなってしまったのだ。僕の心の「黄金の月」は消えうせて