先日、記事にしました、芥川賞、又吉直樹さん「火花」の担当編集者、浅井茉莉子さんのお母様がご来校いただき、ボストンに寄贈していただきました。本人からは「新聞の記事が、すごく美談になってお恥ずかしいです。」等々の連絡がありました。
9月18日、『編集会議』2015年秋号刊行記念として、「又吉直樹をめぐる編集者たち」と題したトークイベントが下北沢の本屋B&Bで行われた。社会現象とも言っても過言ではない、お笑いコンビ「ピース」又吉直樹さんの『火花』。一芸人だった又吉直樹さんが、いまや芥川賞作家として脚光を浴びるまでには、どのような背景があったのか。そのカギを握る3人の編集者たちが、『火花』の誕生秘話や又吉さんに感じた作家としての可能性などについて語り合った。 最初は又吉さんに書くことを断わられるはずだった 森山:又吉くんの文章を読めば、出版社のあらゆる編集者たちが彼に小説を書いてもらいたいと考えていたと思うんですよね。でも結果的に浅井さんが編集者だったからこそ『火花』が生まれた。 浅井:そう言っていただくこともありますが、全てはタイミングだったのかと思います。『編集会議』でもお話しましたが、又吉さんが『別冊 文藝春秋』を
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