国際オリンピック委員会(IOC)はこのほど、ジェンダー平等を推進するため、スポーツ報道の表現に関するガイドライン(指針)を発表した。報道を「ジェンダー規範や固定観念の形成に大きな影響を持つ」と位置付け、重要視した東京五輪・パラリンピック組織委員会のジェンダー平等推進チームも公式サイトに和訳版を掲載した。 表現に関するふさわしくない実用例として「セクシー」「男らしい」などを紹介。さらに日本語版では「ママさんアスリート」「美しすぎる」「イケメン」「美少女」などの表現も追加し、女性選手を「ちゃん」や愛称で呼ぶことを問題視した。