米国時間9月26~27日、サンフランシスコでクラウドノートアプリを開発するEvernoteが同社のイベント「Evernote Conference 2013」を開催した。イベントにはシリコンバレーを視察中の内閣府特命担当大臣で情報通信技術(IT)政策担当の山本一太氏も基調講演に参加し、「日本の企業はシリコンバレーを上手く活用していくべき」との見解を述べていた。 日本でもPCやスマートフォンなどで広く使われているノートアプリ「Evernote」の展望を、同社CEOのPhil Libin氏の基調講演とインタビューから探る。 5/100 シリコンバレーの多くの企業が株式上場や買収によるエグジットを目指す中で、Evernoteは「100年続くスタートアップ」を標榜する珍しい企業だ。カンファレンスの冒頭で、Libin氏は「今年1年で大きな進歩を得た」と、スライド上のプログレスバーを「4%」から「5%