『表現の不自由展』アートの専門家は?「政治家による批判、職責超えている」。一方で「議論に接続する仕掛け必要だった」 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つ「表現の不自由展・その後」に抗議が殺到し、3日目で中止になる事態に。アート界の専門家はどう見たのか。
『表現の不自由展』アートの専門家は?「政治家による批判、職責超えている」。一方で「議論に接続する仕掛け必要だった」 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展の一つ「表現の不自由展・その後」に抗議が殺到し、3日目で中止になる事態に。アート界の専門家はどう見たのか。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 美術なんて全く知らなかった高校生の矢口八虎(やぐちやとら)が、ふとしたきっかけから東京藝術大学の絵画科を目指す――漫画『ブルーピリオド』は2019年現在、最も勢いのある美術漫画だ。 【東京藝術大学の絵画科】美術学部絵画科は日本で一番受験倍率が高い学科として知られる。日本画専攻と油画専攻がある。 (C)Tsubasa Yamaguchi / 講談社 いかにして藝大を攻略するのか、そもそも美術とは何なのか? 掲載誌のアフタヌーン史上でも初だという切り口から丁寧に描かれる内容は、「このマンガがすごい2019 オトコ編」4位、「マンガ大賞2019」ノミネートと、一度読んだ人からは高い評価を獲得している。 今回、ねとらぼでは自身も藝大卒だという作者の山口つばささん、日本の美術市場の第一線で10年活躍してきた画家の中島健太さんによる対談をセッテ
杉本博司の原点と究極がここに。「小田原文化財団 江之浦測候所」がついにオープン写真のみならず伝統芸能など様々な領域で活動する杉本博司が、自らのこだわりを詰め込んだ施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を10月9日に開館させる。その見どころとは? 「光学硝子舞台」に正座する杉本博司 「小田原文化財団 江之浦測候所」は、小田原市江之浦地区の箱根外輪山を背に、相模湾を望む地に誕生した施設。杉本博司が施主で、新素材研究所(杉本博司、榊田倫之による設計事務所)が主体となり、構想から竣工まで20年以上の歳月をかけて進められてきた大プロジェクトだ。敷地面積は9496平米。杉本が蒐集してきた古美術や、光学ガラスなどがふんだんに使用されたこの巨大施設の見どころを紹介する。 明月門 まず来館者を迎えるのは、室町時代に鎌倉の建長寺派明月院の正門として建てられた「明月門」だ。関東大震災で半壊したのち、根津美術館の正
写真集とじっくり向き合える本屋で、自分の好きな作品を見つけよう。 こんにちは。Keinaです。 私の住んでいる西荻窪のおとなり吉祥寺に、なんと新しい本屋さんが10月3日にオープンしました!いろんな本屋さんがある中、写真集が中心の本屋さんは珍しく、写真好きとしては、とても嬉しいニュースに心躍り、さっそくお店に遊びに行ってきました。 吉祥寺駅から徒歩10分、井の頭公園をゆったり散歩しながらお店に向かいます。 お店へと続く公園の道がすでに素敵で期待が高まります。公園を通るたび、四季折々の風景が楽しめそうですね。 「book obscura」に到着! 目印は、こちらの看板。 写真集を中心にアートブックやリトルプレスを取り扱う本屋「book obscura(ブックオブスキュラ)」は、カウンターから素敵な笑顔で挨拶してくれた黒崎由衣さんと奥で作業中の小林昂祐さんご夫婦が営むお店です。 店名は、原始のカ
2017年10月3日サザビーズ香港オークションにて、宋時代の汝窯青磁筆洗(じょようせいじひっせん)が約29億4,300万香港ドル(約42億4800万円、14.4円/香港ドル)の高額で落札されました。 この作品は、中国陶磁の中でも非常に稀少とされる汝窯で、同様の作品は故宮博物院、英国大英博物館などに収蔵されています。現在確認されている個人所蔵品は4点しか存在していません。 北宋時代の椀が42億円、中国陶磁器では史上最高額で落札 ↑ こちらのニュースサイトに掲載されている画像を見ると、こんな小さな陶磁器が42億円!!と目玉が飛び出してしまいそうになります。もう実際これは漫画の世界の出来事のようです。 この多くの人が関心を持ち続ける汝窯は、今から1000年ほど前、北宋に皇帝用の陶磁器として作られ、現存数が極めて少ないことや今も解明されていないミステリアスな製作方法、また天青色と呼ばれる優美で潤い
私は小田原に負うところが多い。子供の頃、旧東海道線を走る湘南電車から見た海景が、私の人としての最初の記憶だからだ。熱海から小田原へ向かう列車が眼鏡トンネルを抜けると、目の醒めるような鋭利な水平線を持って、大海原が広がっていた。その時私は気がついたのだ、「私がいる」ということを。 私は歴史上の「もし」が好きだ。天正十八年の秀吉による小田原落城の後に、関東移封となった徳川氏が、自らの居城として選ぶべき最有力候補は、当時、関東で最も権勢を誇った北条氏の本拠であった小田原であった筈だ。しかし家康は当時寒村にすぎなかった江戸の地を選んだ。おそらく家康はまっさらな土地で都市計画をやりたかったのだろう。しかし家康にとって、すでに立派な城もある小田原は、選択肢として魅力を感じたに違いないと私は思う。もし小田原を選んでいたならば、今頃は小田原が東京で、マンハッタンや香港のような高層ビルが立ち並ぶ大都会となっ
follow us Facebook / Twitter CLIPPING 光学硝子舞台 ©小田原文化財団/Odawara Art Foundation 杉本博司氏は、東京都出身、NY在住の現代美術家だ。活動範囲は写真をはじめ、彫刻、建築、インスタレーション、演劇など多岐に渡り、国内海外で活躍し、世界の名だたる美術館に作品が展示されている。 そして、杉本博司氏が構想から10年もの歳月を費やして建設が進められた「江之浦測候所」が、2017年10月9日(月・体育の日)に開館する。 冬至光遥拝隧道 ©小田原文化財団/Odawara Art Foundation 場所は神奈川県小田原市の箱根外輪山を背にして相模湾を望んだ超絶景のロケーション。この施設内に、美術品鑑賞の為のギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟があり、大きく注目されるのが「光学硝子舞台」。この舞台の床はすべて硝子
螺旋階段、好きですか? 僕は以前螺旋階段や建築物が大好きでわざわざ北海道までいって螺旋階段を巡ったりしていました。 で、実際螺旋階段ってどこで見れるの?って質問は当時かなりの方から受けました。 (写真に触れずに『これどこですか?』って質問されると返信する気が無くなっちゃいますよね) というわけで需要があるかはわかりませんが本日は有名どころからちょっとマイナーなところまで、都内の螺旋階段を5つご紹介します。 東京文化会館 上野駅の公園口を出ると目の前にあります。 前川國男設計。 ちょっと前まで工事で入れなかったんですが現在は入れるようになっています。 有名なのは写真の赤い螺旋ですが実はもう一つ関係者入り口側に青い螺旋階段もあります。(通常立ち入れません) ザ!螺旋階段といった感じで撮りやすく色もインパクトがあってかっこいいです。 ※現在は撮影不可になってしまったようです 東京文化会館|来場者
Instagramで繰り広げられる2枚の写真を絶妙に接合した合成アート。 フォトグラファーのStephen McMennamy氏による作品です。 Instagram公式の写真レイアウトアプリLayoutを駆使して作っているようですね。 明らかに合成なのはわかりつつも、本当にぴったりと見事な接合具合の2枚の写真。 どれも遊び心満載の組み合わせで見ていて楽しくなってしまいます。 自分でも早速作ってみたくなりますね。 面白い! Stephen McMennamy氏のInstagramでは、次々に合成アートがアップされておりますよ。 → @smcmennamy via: Satisfying Instagram Account of the Day: Unexpected Pairings Become Perfect Matches - BOOOOOOOM! - CREATE * INSPIRE
渋谷区神宮前の太田記念美術館で、7月1日より「浮世絵の戦争画 ―国芳・芳年・清親」が開催される。同展は、戦後70年という節目に際して、これまで全く注目を浴びることのなかった「戦争」を題材とした浮世絵を紹介するもの。 浮世絵と言えば、泰平の世を描いた享楽的な絵という印象を持っている人も多いだろう。しかし、浮世絵の「戦争画」は、江戸から明治にかけて連綿と描かれ続けた一つのジャンルであり、歌川国芳、月岡芳年、小林清親ら有名な浮世絵師も戦争画を手掛けている。今展では、源平時代や戦国時代といった歴史上の合戦から、幕末の戊辰戦争、明治時代の西南、日清、日露戦争など同時代の戦争を題材としたものまで多種多様な作品を展示。それらがどのような目的で描かれ、また、どのような形で表現されているかについて検証する。 7月3日(金)、9日(木)、18日(土)各日14時より、担当学芸員が見どころを解説するスライドトーク
展覧会『エリック・サティとその時代展』が7月8日から東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアム、9月12日から静岡・浜松の浜松市美術館で開催される。 ジャン・コクトーやパブロ・ピカソとも交流があったエリック・サティは、彼らと共同で舞台『パラード』を制作したことなどで知られ、1925年に逝去したフランスの作曲家。同展では、サティが生きた時代の文化や、交流を持っていた芸術家、サティに影響を受けた芸術家たちの作品や資料などを5つの章に分けて紹介し、サティの新たな一面に迫るという。 展示される作品は、サティと交流のあったコンスタンティン・ブランクーシやアンドレ・ドランの作品をはじめ、サティが作曲した“3つのジムノペディ”の自筆手稿、シャルル・マルタンが挿絵を手掛けたサティの楽譜集『スポーツと気晴らし』、マン・レイがサティをモチーフに制作した『エリック・サティの眼』など多岐にわたる。 なお、会
東京都写真美術館へ、メールにてわたしの気持ちを伝えさせていただきました。作者ではなく美術館へ働きかけるのは、今後別の芸術家によって似た事案が起こる可能性を低めたい思いからです。暴力を用いた作品の発生よりも、それが世に認められることの方がまだいくぶん防げるのかなと思うからです。 作者本人へ直接コンタクトを取ることは恐怖心に襲われてかなわないものの、美術館に宛ててであればなんとか実行できたから、というのも理由のひとつです。お手紙の内容をこちらに載せておきます。 【12/31追記 その後東京都写真美術館からはお返事をいただきました】 【2015/12 追記 あとからこの話題についてお調べの方向けに、流れを簡単にまとめたものはこちらです】 ——————– 東京都写真美術館 ご担当者様 突然このような長いメールを送付いたしますことを、どうかお許しください。 椎名と申します。××区に住むいち都民です。
Strasbourg-based photographer Julien Douvier utilizes a variety of techniques to create these beautifully meditative cinema-graphs of urban life and nature. He films and edits every image with an obsessive attention to detail, a fact not lost on several fashion clients that have commissioned Douvier to bring their brands to life recently. You can follow more of his personal and commercial work on
クアッドコプターを自在に操って、夜空に絵を描く。そんな技術的にも表現的にも最先端を行くアート・パフォーマンスを展開するクリエーター集団がある。チームの名前、そして彼らがあやつるクアッドコプターは、'Spaxels'と呼ばれている。 Spaxelsはプログラム可能なLEDシステムを搭載したクアッドコプターだ。編隊で飛行し、夜空に立体的な図形を描き出す。この表現を実現できるのは、今のところ、アルス・エレクトロニカのフューチャーラボだけだ。 Spaxelsチームによるパフォーマンスは、2012年から世界各地で行われている。たとえば次のようなものだ。 SHARJAH 2014 / Islamic Capital of Culture Opening European Capital of Culture Opening, 2014 Ars Electronica Opening, 2013 Sta
writer's profile Mitsuyoshi Miyazaki 宮崎晃吉 1982年群馬県生まれ。一級建築士。2008年東京藝術大学大学院美術研究科建築設計 六角研究室を修了後、2008年〜2011年磯崎新アトリエに勤務。現在は東京藝術大学建築科教育研究助手の一方で、HAGISTUDIO主宰、HAGISO代表を務めながら、建築、会場構成、プロダクトのデザインを手がけている。 執筆者ごとの記事一覧はこちら HAGISTUDIO vol.1 学生時代に住んだ木造アパートをリノベーション みなさんはじめまして! 私は東京の「谷中」という地域で、 「HAGISO(ハギソウ)」という施設を運営しています、宮崎晃吉(みつよし)と申します。 HAGISOは、私がもともと住人として住んでいた木造アパート「萩荘」を改修し、 「最小文化複合施設」としてリノベーションした場所です。 小さな木造アパート
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