フルマラソンで数多くの人が経験する後半のスピードダウン。これは疲労ももちろん影響していますが、エネルギーの不足、枯渇も大いに関係しています。42.195kmを走り切るために必要なエネルギーは、しっかりと食事からとっておかなければなりません。 では、何をいつ、どれくらいとったら効果的なのか? フルマラソンの場合を中心に考えてみましょう。 レースのスタートは早朝からだいたいは正午までの間です。ですから主なエネルギー源は朝食からとることになります。朝食では走り続ける燃料(グリコーゲンの材料)となる炭水化物(糖質)を多くとることがポイントです。ご飯やパン、めん類などは糖質主体の食品なので、これらが主に身体を動かすエネルギー源、車にたとえればガソリンとなります。 しかしこれらの食べ物が実際にエネルギーとして力を発揮できるようになるには消化、吸収する時間が必要になります。したがって、朝食はスタートの3