富士通グループは、大和ハウス工業の独SAP製ERP(統合基幹業務)パッケージを使った基幹システム再構築プロジェクトに新しい管理手法を適用し、約11カ月かかる予定だった実装工程とテスト工程を約3割短縮したことを明らかにした。今回導入したのはTOC(制約条件の理論)をベースにしたプロジェクトマネジメント手法であるCCPM(クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント)。今回の成果を、大和ハウス工業が11月2~4日に米国で開催されたCCPMの成功事例発表会「PROJECT FLOW」で発表したほか、富士通グループも11月29日からインドネシアのバタム島で開催されるプロジェクトマネジメント学会「ProMAC Symposium 2011」で発表する予定。 今回、CCPMは財務や販売管理などのSAPモジュール導入プロジェクトに適用した。これにより、実装工程(パラメータ設定やアドオンソフトのコーディ