1 2 3 4 5 カップルに忍び寄る「7月危機」! 賞与が減ると離活妻と独身男が増える理由 いつものように自宅マンションのドアを開けると、なぜか部屋は明かりもなく真っ暗闇だった。江藤まさるさん(仮名)は首を傾げた。ふだんなら、パジャマ姿の幼い娘が「おかえりなさーい!」と出迎えてくれるはずだ。 「おかしいな。コンビニにでも行っているのかな」 テーブルに並んでいるはずの夕食のおかずはない。炊飯ジャーもからっぽだ。 何かがおかしい――江藤さんは、ふと思いついて夫婦共用のウォークインクローゼットへと走った。やっぱりだ。思った通り、妻の服があらかた消えている。アクセサリー類もない。ドレッサーの引き出しにあったはずの通帳もなくなっているし、洗面所に並んでいた化粧道具一式もない。子どもの服や、幼稚園のカバンもなくなっている。 「○○子ぉ、○○美ぃ」 床に転がっていたぬいぐるみを抱き抱え、江