今もっとも話題のカメラといえば、リコー「GXR」が筆頭にあがる。コンパクトデジカメでありながらレンズ交換に対応。いや、レンズだけでなく撮像素子と画像処理エンジンも一緒にユニット交換できる、斬新なアイデアのカメラである。 システムの第1弾として、2つのユニットがボディと同時に発売になる。ひとつは、50ミリ相当の単焦点レンズにAPS-Cサイズのセンサーを組み合わせたユニット「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」。もうひとつは、3倍ズームレンズに1/1.7型センサーを組み合わせたユニット「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」だ。いっぽうボディ側には、液晶モニタやSDカードスロット、バッテリなどを装備する。このボディと1つのユニットを合体させることで、1台のカメラとして成立する。 それにしても、どうしてレンズ交換式ではなくユニット交換式なのか。
男女の区別を意識しない商品コンセプト リコー「GR DIGITAL」シリーズは、広角単焦点レンズを搭載したコンパクトデジカメだ。2005年に初代「GR DIGITAL」、2007年に2代目「GR DIGITAL II」、そして今年8月に3代目「GR DIGITAL III」を発売。画質と携帯性にこだわり、あえてズームができない単焦点レンズを一貫して採用し、素っ気ないくらいシンプルな薄型軽量デザインを続けることで、写真愛好家層を中心に根強いGRファンを獲得している。移り変わりの激しいデジカメの世界で、“ブランド”を築いている希少な存在といってもいい。 「1996年に発売した銀塩時代のGR1から、コンパクトで高画質というGRのコンセプトはデジタルになってからも受け継いでいます。無駄な装飾や凝った意匠を加えることもなく、ありのままのデザインを採用することは、カメラは撮るための“道具”であるという
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