エレコムは3月1日、同社製のUSB対応機器について、2023年発売分から規格の表記を改めることを発表した。USB規格を定めるUSB-IF(USB Implementers Forum)が2022年9月に発表したパフォーマンス(伝送速度)ベースの表記を採用することで「正確で分かりやすい情報提供」を行うとしている。 →USB-IFが新しい「USBスピード呼称」を公開 より分かりやすく パフォーマンスベースの表記名について(参考情報) USB(Universal Serial Bus)の規格は、大きく「パフォーマンス」「端子形状」「電力供給」の3項目に分かれている。これらのうち、USB 3.0以降のパフォーマンスに関する規格については、アップデートの度に旧規格の名称が変更されてきた。このことは、消費者にとって少なからず混乱を与えている。 このことを受けて、USB-IFはUSB 3.0以降の規格に
米Intelや米Appleら業界大手7社が中心となるUSB推進団体、USB Promoter Groupは9月1日、次世代USBアーキテクチャである「USB4 Version 2.0」の仕様を発表した。USB5ではないが「メジャーアップデート」としており、USB4対応のType-Cケーブルで、従来のUSB4の2倍に相当する最大80Gbpsの伝送速度を実現するという。 USB規格の管轄団体USB Implementers Forum(USB-IF)による正式発表は11月のUSB DevDaysイベントの前に行う予定だ。 この高速性能を実現するために、USB Type-Cと電力供給の仕様が更新される予定という。 USB4 Version 2.0の主な特徴は、以下の通り。 既存の40Gbps USB Type-Cパッシブケーブルと新たに定義された80Gbps USB Type-Cアクティブケーブ
欧州連合(EU)の立法議会である欧州議会は6月7日(現地時間)、「USB Type-C」(USB-C)をEU圏内のすべてのスマートフォン、タブレット、カメラの共通の充電ポートにすることを義務付ける無線機器指令を2024年秋までに施行すると発表した。施行にはこの後、欧州議会とEU理事会による承認が必要だが、承認はほぼ確実とみられる。 この法令は「EU圏内の製品をより持続可能にし、電子廃棄物を削減し、消費者の生活を助けるためのより広範なEUの取り組みの1つ」としている。 この法案は10年以上にわたって策定されてきたもので、昨年9月に欧州委員会が法案を提出した。 新しい規則の下では、消費者は新しいデバイスを購入するたびに異なる充電デバイスとケーブルを必要とせず、すべてのポータブル電子デバイス(スマートフォン、タブレット、eリーダー、イヤフォン、デジタルカメラ、ヘッドホン、ヘッドセット、ハンドヘル
USBが誕生したのは「奥さんのプリンタをつなげる手間にキレたから」 USBの設計当時を振り返る:“PC”あるいは“Personal Computer”と呼ばれるもの、その変遷を辿る(1/6 ページ) IBM PC、PC/AT互換機からDOS/Vマシン、さらにはArmベースのWindows PC、M1 Mac、そしてラズパイまでがPCと呼ばれている昨今。その源流からたどっていく大原雄介さんによる解説連載の第8回。前回はPCのアーキテクチャを巡るIntelとMicrosoftの動きを描いたが、今回はそこでIntelの取り組みの成果の一つとして挙げたUSBのお話である。 USBはいろいろ失敗もある(というか、現在進行形で失敗し続けている気もしなくはない)が、それでも大成功したインタフェースである。そして単にPCだけではなくマイコン(※1)などでも普通にサポートされるようになってきており、加えてP
前回は、USBの最新規格である「USB 3.2」について解説したが、今回は新しいコネクター規格である「USB Type-C」について解説する。 USB Type-Cとは 「USB Type-C」は、単一の構造のコネクター(プラグとレセプタクル)で全てのUSBホスト/デバイス/ハブを接続することを目的として作られた、新しいUSBコネクターの規格である。 これまでのUSBのコネクターには幾つかの問題があった。歴史的な経過から「標準」「マイクロ」「ミニ」といったコネクターの形状、ホスト側とデバイス側で「Aコネクター」「Bコネクター」の区別があり、さらにUSB 2.0用と3.2用というバリエーションがあったため、多種類のプラグ/レセプタクルが使われていた。 もう一つは、あまり大きな電力を供給することを考えていなかったことだ。そもそもUSB 2.0の頃は、マウスやキーボードやUSBメモリといった簡単
USBの充電仕様には、独自仕様も含め、さまざまなものが提供されている。第3回では、そのうち「USB Battery Charge Rev.1.2」を中心に、充電仕様を解説する。 前回は、USBと充電について基礎から解説したが、引き続きUSBの充電仕様について詳しく解説する。 USBを使った充電は、「USB Battery Charge Rev.1.2」(2010年12月7日。以下USB-BC1.2)とUSB Type Cコネクターなどを使う電源供給の仕組みである「USB Power Delivery Rev.3.0 Ver.1.1」(2017年1月12日発行)を利用する。 前者は、USBの5V電源を使ったバッテリーの充電(および電力供給)の仕様であり、後者は、USBコネクターを使った電力供給(5V以外の電圧を利用可能)の仕組みを定義したものだ。 ここでは、USB-BC1.2と同仕様が成立す
PCやスマートフォンに限らず、身近なところにある「USB」。だが、同じUSBでもさまざまな形状のコネクターがあったり、安いケーブルではデータ通信ができなかったり、と不思議なことも多い。この「USB」という規格について解説していく。 適当なケーブルでつないだらスマートフォンが充電できなかったが、ケーブルを替えたらデバイスを認識した。充電はできるのに、データ転送ができなくて困った。といったように、USBに関して、こういったトラブルを見聞きすることがある。 最初にUSBが登場したのは、1996年のことだ。すでに20年以上も前になる。このため、USBはPCやスマートフォンに広く普及し、100円ショップでUSBケーブルが売られ、コンビニにはUSB充電器が並ぶ。しかし、こうした普及の影でUSBの仕様を満たさない製品やケーブルなどが存在しているのも事実である。 現在のUSBに関する「混乱」の一部には、こ
~会社での休み時間にて~ 私「おぉー PDO見える見える・・・(感動)」 上司「これ見て誰がニヤニヤするの?」 私「多分USBの変態な人だけだと思いますよ。」 実話です。 GPD Pocketを購入した時に同時に購入したPlugableのType-Cチェッカ。 先日QuickChargeに対応してないことが判明したのと、 丁度PC WatchのType-C PDコラムで紹介されていたこともあり、 調べてみると7kほど。20kくらいのやつしか知らなかったので驚き・・・ Pixel3購入と同時に購入してしまいました。 ●購入物、スペック ●外観 ●Type-Aポートの利用 ●ログ記録モード ●設定メニュー ●PCと接続しログ記録 ●Type-Cポート利用時の注意 ●Type-CポートでのPDOキャプチャ ●急速充電規格対応規格チェック ●QC3.0動作シミュレート機能 ●Type-Cケーブル
リンク HANPEN-BLOG 規格的にアウトなUSB Type-C変換アダプタが売られている話 USB Type-CをUSB Standard-Aに変換するアダプタは規格的にアウトです。 133 users 147
2013年にUSB 3.1の規格を解説したが、そこからすでに6年。実は2017年にUSB 3.2の仕様策定は完了しているのだが、こちらはまだ普及に至ってない(コントローラーすら存在しない)のにも関わらず、先日USB 4.0の発表があったりと、急にUSBを巡る状況がさわがしくなってきた。そこで、USBの規格を改めて整理しておこう。 そもそもUSB 3.2とは? USBの仕様策定を司るUSB-IF(USB Imprementation Forum)は2017年9月25日、USB 3.2の仕様策定が完了したことを発表した。発表によればUSB 3.2とは以下のものとされている。 Two-lane operation using existing USB Type-C cables (既存のUSB Type-Cケーブルを利用して、2レーンオペレーションを行なう) Continued use of e
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