自発光ならではのコントラスト、LGエレの有機ELテレビ「65EG9600」を試す:山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」(1/2 ページ) パナソニックのプラズマテレビ事業撤退で家庭用自発光ディスプレイの灯は消えた。そこに一石を投じたのが、韓国LGエレクトロニクスのOLED(有機EL)テレビ。液晶タイプに比べて値段こそ高いが、自発光タイプならではのコントラストのしっかりとした高精細映像で筆者を魅了した。 2014年3月末でパナソニックがプラズマテレビ事業から完全撤退、家庭用自発光ディスプレイの灯は消え、それから1年半あまり大画面テレビは液晶タイプ一色となっていった。 そこに一石を投じたのが、韓国LGエレクトロニクスのOLED(有機EL)テレビ、「EG9600」シリーズだ。今年の春に4Kタイプの55V型が、そして夏に65V型が登場したが、この65V型4Kモデル「65EG9600」の出来がと
新聞各紙はソニーとパナソニックが有機ELテレビ事業を売却し、撤退する検討に入ったと報じた。パナソニック広報は、「さまざまな検討をしているが、決定した事実はない」とコメントしている。 新聞各紙は、5月25日から26日にかけて、ソニーとパナソニックが有機ELテレビ事業を売却し、撤退する検討に入ったと報じた。製造コスト引き下げが難航し、普及は難しいと判断したという。 有機ELは、プラズマテレビなどと同じ“自発光”デバイスで、現在主流の液晶テレビに比べてコントラストなど画質面で優れる。ソニーは2007年に11V型の「XEL-1」を発売したが、大型パネルの量産技術開発に苦戦。現在は放送業務や医療用を中心に20V型クラスを展開している。 2012年6月には、50V型以上の有機ELパネル量産技術の確立を目指してソニーとパナソニックの共同開発が実現したが、翌2013年の年末に期限通り解消。ソニーが推進する
韓国LG Electronicsは、世界初の77インチフレキシブル有機ELテレビ「Flexible OLED TV」を発表した。 画面が中央に向かってカーブした曲面型有機ELテレビ。リモコンを使ってカーブの曲率を平面から最大まで変更でき、視聴人数や距離など環境に応じて最適な曲率で視聴できるという。 同社はこれまでに55インチ、65インチの曲面型有機ELテレビを展開。曲面型は、正面に立った視聴者の目から画面までの距離が最小化されるため、画面の端の映像がより自然に見られ、映像への没入感を最大限に高められるとしている。 1月7日に米国で開幕する「International CES 2014」に出展する。 関連記事 LG Display、6インチの曲面OLEDディスプレイ量産開始を発表 LG Displayが、6インチスマートフォン向けの曲がるディスプレイの量産を開始した。プラスチック製で厚さ0.
ソニーとパナソニックが、昨年6月に発表した次世代有機ELパネルの共同開発に関する提携を更新せず、期限通りに解消することが分かった。 提携では、両社がそれぞれの技術を持ち寄り、50インチ以上の大型有機ELパネルに適した印刷方式の量産技術を2013年末までに確立することを目指した。印刷方式は、パネルの発光層(EL層)を形成する際、有機EL材料を印刷によって塗布する手法。生産工程がシンプルになり、大型化や量産コストの削減に大きく貢献するという。また今年1月の「International CES」では、パナソニックが独自の“RGBオール印刷方式”を使った56V型有機ELディスプレイを参考展示したが、これには提携の一環としてソニーから提供されたTFTが採用されていた。 「2013 International CES」でパナソニック(左)とソニー(右)が展示した4K有機ELディスプレイ。また、パナソニ
NHKは、薄くて軽いシート型の有機ELディスプレイ実現に向け、日本触媒と共同でフィルム基板上でも長期間安定的に発光するOLEDを開発した。 NHKは、薄くて軽いシート型の有機ELディスプレイ実現に向け、日本触媒と共同でフィルム基板上でも長期間安定的に発光するOLEDを開発した。5月30日から6月2日まで東京のNHK放送技術研究所で開催する「第67回 技研公開2013」で今回の研究成果を展示する。 従来のOLEDは、基板上に陽極、有機層、電子注入層、陰極の順序で積層して成膜するが、基板材料としてフィルムを用いた場合、時間の経過とともに基板側および陰極側の両方向から大気中の酸素や水分が進入し、電子注入層と陰極を劣化させ、寿命が短くなってしまう。 そこで今回は、酸素や水分の影響を受けにくい電子注入層の材料を開発するとともに、劣化しにくい陰極用材料を使用。これらの材料を積層して成膜できるよう、陽極
ソニーは5月26日、細い棒状に巻き取れるほど柔軟性が高いフルカラー有機ELディスプレイを開発したと発表した。巻き取った状態のままでも動画を再生でき、収納性に優れたモバイル機器の実用化に向けて研究開発を進める。 開発した有機ELディスプレイは有機TFT駆動型。4.1インチで432×240ピクセル(121ppi)・1677万色表示に対応。パネルの厚さは80μメートルで、曲率半径4ミリの太さに巻いたり伸ばしたりしながら動画再生が可能な有機ELディスプレイは世界で初めてだとしている。 20μメートルの極薄フレキシブル基板上に有機TFTと有機ELを集積した。ゲートドライバ回路をICチップの代わりにやわらかい有機TFTで形成し、全絶縁膜をやわらかい有機材料で構成する技術を組み合わせた。有機TFTには独自開発の有機半導体を用いているほか、有機TFTによるゲートドライバで世界で初めて有機ELディスプレイの
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