ITmediaに大同団結で今こそ海外進出に挑むべしという記事が掲載されている。昨年結成されたMade in Japan Software Consortiumに関する記事ではあるのだが、少々首をひねってしまった。出だしで日本のソフトウェア輸出入統計において、輸出額は約90億円、輸入額は約9189億円と100倍の開きになっているというお馴染みの解説がなされ、国産ソフトウェアの技術や実力は決して低くないのにこのようになっているのは戦略が欠けていたからとしている。そこでメイドインジャパンなベンダーの大同団結という流れなのであるが、これを読むと、そもそも戦略が欠如というのに多数の企業が連合を組むというのは、大型ロードサイトショップに対抗する地方のシャッター商店街にでも見えてしまう。大同団結で対抗というなら全社合併ぐらいでないと意味がない気がするが、果たして黒船とやらに対抗できる戦略というのは存在す