テクノバーンの記事によると、2006年5月、米海軍第6艦隊の潜水艦が、コンピュータシステムの開発にかかわっていたプログラマが埋め込んだ「悪意のあるプログラム」により機能停止の危機に陥っていたことが、地元紙のバージニアン・ポストで報じられたとのこと。 この悪意のあるプログラムは、システム開発にかかわっていたリチャード・F・シルベスター容疑者が、自分の経営する会社がプロジェクトから外されたことに逆上して埋め込んだもので、結果として5台ある潜水艦のコンピュータシステムのうち、3台がダウンしたという。もし5台全てがダウンしていた場合は、大惨事につながった可能性がある。 検察によれば、このシステムから悪意のあるプログラムを取り除いて復旧させるために、540人月 時もの工数が必要だったという。スラドでも以前こんな記事があったが、悪意を持った開発者による被害というのは、防ぎようがないものなのだろうか?