兵庫県明石市の泉房穂市長は27日の会見で、「まちの好循環が起きている」との自身の発信に岡田康裕・加古川市長が疑問を投げかけていることについて、「答えは市民の顔に書いてある。市民は満足している」と述べる一方、データに基づく議論は必要ないとした。やりとりの要旨は次の通り。 ■「住みやすいから選ばれる」 -泉市長の発信は、人口増による税収増効果を過大に見せる「数字のマジック」であるとの岡田市長の指摘を、どう受け止める。 「一番大切なのは市民の声、生活。市民の声を聞けば『明石市が元気になったね』『生活助かってます』という声ばかりなので、答えは市民の声にある。加古川からも多くの方が移り住んでいるが、『加古川から明石に移り住んで良かった』との声しか聞かない。いろんな方がいるし、いろんな数字を引っ張ってくればいろいろ言えるのかもしれないが。市民は今の明石が『まちの好循環』とみなさん思ってはると思う」 -