大学生の林田拓海容疑者と、システムエンジニアの大槻隆信容疑者は2019年12月から20年7月ごろ、運営していたWebサイトで加工後のポルノ動画を合計約400本公開。約80万円以上の収益を得ていたという。 警察庁と千葉県警は19年に動画を発見。動画を加工して公開する行為が著作権法に違反し、芸能人の顔に差し替える行為が当該芸能人に対する名誉毀損に当たるとして2人を逮捕した。 ポルノ動画の作成にはフリーソフトを使っており、両容疑者は「お金が欲しかった」「評価を得るために公開した」と容疑を認めている。 AIで動画を加工して公開する行為が摘発されたのは初だが、千葉県警は「AIを使わない既存の手段でも、同様の行為を行えば逮捕する可能性はある」としている。 関連記事 映像の加工はどこまで許される? 「グレーゾーン」ディープフェイクの登場 ディープフェイクはどこまで許されるのか、という問題について、小林啓