普段私たちがiPhoneなどで撮影しているデジタル写真。カメラのシャッターを切ると、レンズを通して取り込んだ光をセンサーが感知し、データ化されます。その後、「現像」という工程によって、私たちの目に見える形に調整されることで、「画像」になります。 画像になる前のデータのことを、「RAWデータ」と呼びます。RAWデータにはセンサーが受け止めた光の情報がほぼそのまま記録されていて、圧縮されたデジタルデータであるJPEG形式の画像などと比べて大量の情報を含んでいます。情報量が多いと、画質を保ったまま、色や明るさを調整しやすいというメリットがあります。 画像調整にはいくつものパラメーターがありますが、基本補正と呼ばれるものから調整するのが一般的です。 画像全体を明るくしたり暗くしたりする「明るさ」。明暗差を広げてメリハリをつけたり、逆にその差を狭めて柔らかい雰囲気を作ったりする「コントラスト」。画像