大規模停電の原因となる発電所脱落とはどういうことなのか。停電を「水道が止まる」のと同じ感覚でしか捉えていない人が多過ぎます。 分かりやすい連続ツイートを紹介。 補足:私が以前相手した反原発信仰者は「同時同量の原則」すら知らなかった orz
多くの日本人が、日本は無宗教で自分は無宗派だと思い込んでることは、たびたび各所で指摘されている。実際そう感じてる人が多いのだろうなとは思う。 だが事実はそうではない。日本はとても宗教的な国だし、日本人はすごく宗教的だ。 もちろん特定の宗教団体に帰依してるわけではない。帰依するだけが信仰ではない。もっと原始宗教に近いものを、日本人は持ち続けている。 たとえば因果応報という考え方。これは仏教の教えだが、多くの日本人がこの考えに沿って行動倫理を律している。良いことをすれば幸せが訪れる、悪いことをすれば不幸になる。なんとなく多くの日本人はそう思って生きてる。 万物に魂が宿るというのも、非常にアニミズム的であるが、多くの日本人はなんとなくそれを感じ取っている。物を大切にしなさいと教え教えられるとき、道具の手入れを怠るなと言い言われるとき、日本人はそこに宿るべき魂を感じ取っている。 なんとなく身につけ
原子力問題の中核には日本教という問題があると思う。 山本七平の「空気」 阿部謹也の「世間」 河合隼雄の「中空構造」 岸田秀の「内的自己と外的自己の乖離」 井沢元彦の「言霊」 この人たちをはじめ、多くの人が日本人の精神構造とそこから来る社会の構造に、何か独特の要素があることを指摘してきた。このエントリでは、それらを総称して「日本教問題」と呼びたい。 この日本教問題がある為に、他の国や他の社会と比較して、日本人は以下のことが苦手になる。 自由闊達な議論 危機的状況でのトップダウンの意思決定 科学的な論理に基く客観的な状況判断 原子力のような巨大技術を扱う時に、これが深刻な問題となる。 そして、一番まずいのが、こういう日本独特の社会構造を分析することを拒む構造が日本教問題そのものの中に、深く埋めこまれていること。 それを象徴するのが、マル激の小出裕章さんへの次のインタビューだ。 この中で小出さん
日本原子力学会の定例会が3月に福井市で開かれ、東京電力福島第1原発事故について論議した。事故直後、原子力の研究者や技術者は「想定外の事態」「原子炉は安定している」などと責任逃れともとれる発言を繰り返し、批判を浴びた。事故から1年。「原子力ムラ」の人々は何を語ったのだろうか。【日野行介】 ◆福島の事故巡る特別セッション ◇言外ににじむ「想定外」 原子力学会の定例会は事故後2回目。初日は、前回はなかった福島の事故を話し合う特別セッションが開かれた。会場は日本最多14基の原発が林立する福井県。一般公開もされる。それだけに熱い議論を期待した。 特別セッションは午前10時に始まり、休憩を挟んで午後5時まで約7時間。東電の幹部4人を含めて計8人の技術者・研究者が、事故経過や処理方針から除染まで専門的に説明した。定員500人の会場ホールは開始前から満員で、立ち見も出る盛況ぶりだ。 東電のトップバッター、
@bukrd405 最近流行の「本当の心の豊かさ」について。子供のころ『大草原の小さな家』というドラマを見た人は、あそこで描かれている家族愛に感動したことと思う。大自然の中で、貧しくとも家族が助け合って暮らす。そこで、現実の昔のアメリカの田舎の生活がどんなものだったか書いてみる。 2012-04-14 08:31:33 @bukrd405 南北戦争後の農村生活は絶えることのない苦難の連続だった。農民とその家族はなんとか食いつないでいくだけでも、1日14時間せっせと働かなければならなかった。1870年代から1900年にかけての経済困窮の時代には、たくさんの農場が抵当のかたに取り上げられた。 2012-04-14 08:36:49 @bukrd405 農家のまわりを取り巻くのは、バラが咲いているこぎれいな庭どころか、あるのは牛や馬の糞と堆肥の山だった。そのために、ハエやダニやさまざまな虫は群れ
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 欧州から輸入のジャム、新基準値超え 2012年5月1日 09時23分 食品小売りの明治屋(東京都中央区)が4月にオーストリアの業者から輸入しようとしたブルーベリージャム3個から、放射性セシウムの新基準値を超える1キログラム当たり140~220ベクレルが検出され、厚生労働省が荷の積み戻しなどを指示していた。 輸入時の検査で判明した。商品は流通していない。輸入食品で新基準値を超えたのは初。 ブルーベリーの原産国はポーランドで、明治屋は輸入する予定だったジャム約1千個全てを返品する。 輸入食品のセシウムの規制値は3月までは同370ベクレルで、4月から新基準値の100ベクレルが適用された。東京電力福島第1原発の事故後、370ベクレルを超えた輸入食品はなかった。(中日新聞) この記事を印刷する PR情報 Ads by Yahoo!リスティ
について世上どのような考察がなされているか知りたいとふと思い、ぐぐってみたところ、このパワーポイントに行き当たった*1。書いたのはFrancois LevequeとLina Escobar。著者のうちLevequeはCERNA(Centre d'Economie Industrielle MINES ParisTech=パリ国立高等鉱業学校産業経済研究所)経済学部教授(HP)で、知財やエネルギー問題が専門で、EU Energy Policy Blogというブログに寄稿しているとの由。 そのパワーポイントの概要は以下の通り。 これまでに観測された炉心損傷事故は、14400年・炉数の中で、以下の11件*2。 Year Location Unit Reactor type 1959 California, USA Sodium reactor experiment Sodium-cooled p
出版物に騙されるな ふつうの学生さんは、 インターネットとかでは不確かな情報が拡大される傾向にあって困ったものだ、 ということはもう耳にタコができるくらい聞かされていると思います。 そのことについては以前にちょっと書いたことがあるのですが、最近では 書籍についても注意をうながしておかなければならないことに気づきました。 最近の出版ブーム、新書ブームというやつで、世の中にはたいへんな量の書籍 が出まわっています。どうも人々は「本」に書いてあることは「本当のこと」 と思いこみやすいようですが、まったくでたらめなことが書かれている本や雑 誌も多いものです。でたらめとまでは言えないまでも、著者の思いこみ、単な る伝説や噂話をまにうけている本も多いものです。 まあどの本が正確でどの本がだめなのかを見わけるのは非常に難しいのですが、 以下のようなことは頭の片隅に置いといてください。 タイトルや表紙にだ
SF作家・山本弘のblogです。小説・アニメ・特撮・マンガから時事問題にいたるまで、いろんな話題を取り上げていきます。 HPはこちら。 山本弘のSF秘密基地 http://kokorohaitsumo15sai.la.coocan.jp/ それならなぜ、僕は「福島の野菜をじゃんじゃん食べよう」と書いたのか? 理由は簡単である。 1.福島の野菜は安全である。 2.福島の野菜を買うのを避けることは、被災地の人たちを苦しめることである。被災地の野菜を買うことは支援につながる。 まず、1から説明しよう。 この4月から、野菜に含まれるセシウム137の基準値は、それまでの1kgあたり500ベクレルから、1kgあたり100ベクレルにきびしくなった。僕はこの「1kgあたり100ベクレル」という基準はナンセンスで、500ベクレルで十分だと思っている。その理由はこれから述べる。 まず、基準値ぎりぎりの野菜を食
東日本大震災や原発事故が「家計に与えた影響」について、慶應義塾大学が調査を続けている。このほど発表された結果が、意外な波紋を呼んで話題になった。 この調査は震災前と震災直後、さらに夏の節電を経験した後の家計行動の変化を追跡したものだが、そこではっきりと浮かび上がってきたのが、 「原発事故・放射能への不安や恐怖は、文系・低所得層・非正規雇用者・無業者ほど大きい」 という、動かしがたい統計的事実だったからだ。 調査は、同大学のパネルデータ設計・解析センターが全国の約6000世帯に対して、調査票を郵送して実施。回答から明らかになったのが、放射能恐怖と就労や所得のあいだの関係だった。調査には十分なサンプル数があり、有意差のある結果となっている。 費用面の理由で、転居などの対策が取りづらさが理由 ところが、調査結果に対して、 「文系や低所得者をバカにしたものだ」 という、見事なまでに短絡
ある読者の方が線量計を持っておられて、それを使って毎日、定点観測を続け、その結果をお送りいただいた。測定は毎日、朝は職場、夕はご自宅玄関前、夜は自宅居間就寝前 の3回の測定を標準として、その平均値を整理しておられます。場所は三重県です。 それをグラフにプロットしてご自宅付近の放射線量の変化を見ておられます。科学的に正確でデータもシッカリして、これこそ「被曝の問題を日本人一人一人で取り組み、より安全な生活を目指そう」という活動のなかですばらしいものと思います。 データの詳細は別にして、昨年の9月頃より三重県の放射線量はわずかならが上がっていて、一次方程式(y=ax+b)で書けば、今年の1月から3月までの平均がb(つまりおおよその最初の状態)が毎時0.10マイクルシーベルト、a(変化)が0.004(マイクロシーベルト/日)です。 もちろんデータは個人が測定したもので、ある場所に限定されますし、
福井県にある敦賀原子力発電所の地下を走る亀裂が活断層の可能性があると専門家が指摘し、日本原子力発電は、改めて現地調査を行うなどして対応を検討することになりました。こうした原発周辺の活断層に関する評価の見直しは全国8つの原発で進められていて、専門家は「安全か危険かが分からないときは、「危険だ」と思って調査や評価をするべきだ」と提言しています。 ■原発の近くに活断層? 「地下を走る亀裂が活断層の可能性がある」 専門家の指摘に地元・敦賀市の人たちからは、「福島のことがあったんで、怖いと思います。きちんと調べて対応してほしい」「調べて何もなければそれが一番こしたことはないと思う」といった不安の声が聞かれました。 また、敦賀原発の活断層の問題について、大阪市の橋下市長は、「もともとの調査では、『大丈夫だ』と判断したのだろうが、人間のやることなので一度やったことが未来永劫、絶対に間違いがないというこ
原発を再稼働しないときに、日本人が集団自殺をしないようにするための方法の最終回、原発がない国はなぜ集団自殺をしないのか?を整理してみます。 このグラフはアジア諸国のこれまでとこれからの電力に何を使うかを整理したもので、ほぼ同じような統計や見通しが多くの機関からだされています。グラフを見れば一目瞭然で、説明の必要もないぐらいですが、今後の電気は原子力や自然エネルギーもあるものの、主力は「石炭と天然ガス」で、それも2005年から2030年までにほぼ2倍にできるとしていることがわかります。 これは、「石炭や天然ガスがまだたっぷりあるのだから、まずそれから使う」という素直で単純な考えです。ウランの寿命は石炭や天然ガスとほぼ同じぐらいですが、原子炉が危険で、核爆弾の拡散を止める方法もないということですから、やはりまともな神経なら石炭や天然ガスを使うということになるのは普通です。 また自然エネル
今年は2012年。 21世紀に入って、もう11年が経過しています。この10年弱で100兆円ものお金が世界から消えた話をご存知ですか? このタイトルは釣りではありません。100兆円以上ものお金が消える、経済損失が世界中で実際に起こっているのです。100兆円といってもあまりに大きすぎてイメージが浮かばないので、まずは100兆円の話からはじめましょう。 100兆円あったら何が買えるのか? 「あー、1億円くらい宝くじで当たらないかな?」という人は夏や冬に多いと思います。 100兆円って、1億円の100万倍。 すごいなーと思って自分で書いてみたものの、1億円の100万倍ってよくわからない数字だ(笑 よく分からないので、アプローチを変えてみましょう。 100兆円あったら何が買えるか考えてみました。 飛行機がいくら、ミサイルがいくらってのがよくあるが、100兆円あったらそれくらいは楽々買えてしまいます。
関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働問題が混乱している。大きなダメージからの復興のためには、時間軸に沿う優先度を判断しながら躊躇(ちゅうちょ)なく行動を進めていかねばならないが、原発の再稼働問題については、「時間軸上での意味」への認識が少ない。 ≪タイタニック上の再稼働論議≫ 我が国は、デフレ・財政問題・円高・災害といった多くの困難の中で「沈没」の危機にすらある。全員が乗った船の沈没を止める措置として再稼働の是非が問われているのに、まるで「氷山に衝突して沈みゆくタイタニック号の上で責任追及と政策変更の議論を延々と続けている」ようである。 「沈没」とは、原発の再開がない場合の経済や社会への影響が想像以上に深刻だ、という意味である。それは「電力供給の不安定と料金の値上げ→深刻な産業への打撃→社会経済全体の疲弊と弱体化」という、悲観的で可能性の高い展開を意味する。この危機的状況に時間的余裕
太陽光発電というと、一度屋根に取り付ければ半永久的に発電を続けてくれる、そんなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。 東京電力福島第一原発の事故以降、再生可能エネルギーとして太陽光発電を導入する動きが家庭や企業で広がっています。 岡山県は年間の晴天率が高く、国などの研究所による太陽電池の性能実験が行われています。 その取材をしているなかで、太陽電池の耐久性やメンテナンスに思わぬ課題があることが分かりました。 岡山放送局の黒瀬総一郎記者が解説します。 メンテナンスフリーと聞いたのに… 岡山県倉敷市に住む兼安靖さんは環境や家計のことを考え、12年前、自宅に36枚の太陽電池を設置しました。 購入当時は業者からメンテナンスの必要はないと聞いて、10年間はそのまま使えると考えていました。 しかし、6年目に発電量に気になる変化が現れました。 兼安さんは導入してから毎日欠かさず
橋下徹 @hashimoto_lo グロービスの堀氏は、産業のためには電力が必要!そのためには原発が必要!原発を減らしていくことと産業活性化は成り立たない!と言っている象徴例のようだったので堀氏の主張をざっと見てみたが、どれもこれも抽象論ばかり。現実の行政を知らないとこうなってしまうのかと思った。 2012-04-15 08:00:13 橋下徹 @hashimoto_lo 堀氏は中長期的にもどんどん電力需要があることを想定しているのであろうか?知事時代に作成開始した府の人口白書が先日まとまった。30年後には大阪府で人口は2割・160万人減となる予測。生産年齢人口や15歳未満の減少はそれぞれ3割減、4割減となり、高齢者は4割増となる。 2012-04-15 08:04:23 橋下徹 @hashimoto_lo もちろん大阪は中継都市戦略を掲げ外国人観光客などを滞在させる戦略を立てているがそれ
米アラバマ(Alabama)州オレンジビーチ(Orange Beach)で、メキシコ湾のBP原油流出事故から1年がたった日の朝に、浜辺に立つ鳥(2011年4月20日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Mario Tama 【5月11日 AFP】ジェイミー・サイモン(Jamie Simon)さん(32)は、前年のメキシコ湾(Gulf of Mexico)の原油流出事故後、6か月間にわたって原油の浮かぶメキシコ湾内のはしけで、原油除去作業員たちの食事作りや洗濯、清掃などを行った。 それから1年後、サイモンさんはどうきやおう吐、めまい、耳の感染症、のどのはれ、視界の悪化、物忘れなどに悩まされている。サイモンさんは、メキシコ湾の英エネルギー大手BPの油田掘削施設「ディープウオーターホライズン(Deepwater Horizon)」から流出した原油や、原油を分解するために投入された分散剤
過去3回にわたって持ち家に関する記事を書かせて頂いた。今回は一般の方の個々の反論に答えるつもりだったがやめておこう。全ての答えが「自分が見ているのは損得ではなくリスク」という同じものにしかならないからだ。 ■持ち家のリスクについて。 自分が普段使っている自作のテキストがある。その1ページ目の1行目には「このテキストはお金の知識・情報をリスクという視点から捉え直した」と書いた。自分としては一連の議論もテキストの延長で当たり前の事を書いているつもりだったが、そうではない人が(賛否いずれの立場でも)沢山居たようだ。 ■損得より大切なリスクの話。 また、コメントを見る限り一般の方は損得しか見ていない人がかなり多いように感じた。不動産業者・客・FPである自分、この3者の視点のズレが一連の記事に異例の反響を頂いた理由だと自分では思っている。 「リスクがあるとか将来の事は分からないとか、それしか書いてい
cladegifan @cladegifan 原発再稼働で揉めている様だが、そもそもなんで止めるのかが全く理解出来ない。ずっと、自分だけが疑問に思っているのか悩んでいたのだが、先日、原子力関連の研究やってる連中と話す機会があった。その時にこの問題を持ち出してみたら、連中の間では何を今更というほど当たり前の話らしい。 2012-04-21 21:41:43 cladegifan @cladegifan じゃ、なんでそういうこと主張しないの?と聞くと、「世間がうるさいから」、「素人に話しても」「今は騒いでるけど、そのうち飽きるでしょ」みたいなお約束の回答が返ってきた。まあ、気持ちは解らないでもない。専門的な職業についている方ならお解りだろうが、素人の感覚は時に理解を絶するから。 2012-04-21 21:43:54 cladegifan @cladegifan とは言え、何も言わないのも、「
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