ブルームバーグの報道によると、終わりのない価格競争を続けるアマゾン・ドット・コムは、2017年から米小売大手ウォルマートなどのライバル企業を監視し、同社サイトでアマゾンよりも安い価格で商品を販売している業者に対し警告を出すとともに、時にはそうした商品をアマゾン上で見つけにくくしている。アマゾンの影響力に鑑みれば、こうした通知を受けた販売業者の多くは他サイトでの価格引き上げを決める。 アマゾンは価格設定に直接口出ししているわけではないかもしれないが、この行動を通じ、販売業者がトラブルを避けるためにすべきことをはっきりとほのめかしている。これは一般的に言って、独占または搾取にあたるだろう。アマゾンによる警告は以下のような内容で、同社が市場に対する「全能の目」を持っており、非協力的な販売事業者がどのような目に遭うかを明確に伝えるものだ。 「貴社が提供している商品の中に、アマゾンでの価格が他の小売