ふと気になって調べたことの備忘メモです ✍ (2022/4/2追記)Twitterやはてブで色々とご指摘やコメントを頂いたので、それに基づいて加筆と修正をおこないました 特に、幾つかの技術については完全に誤った説明をしてしまっており、大変助かりました…ありがとうございました🙏 なぜ調べたか メール送信機能のあるWebアプリケーションを開発・運用していると、 特定のアドレスに対してメールが届かないんだが とか MAILER-DAEMONなるアドレスからメールが来たんだけど といった問い合わせを受けて原因を探ることになります 実務においては、Amazon SES や SendGrid といったメール送信処理を抽象的に扱えるサービスを使うことが多いと思いますが、 ことトラブルシューティングにおいては、その裏にある各種技術についての概要を知っていると、状況把握や原因特定をしやすくなります ありが
欲しいデータ/コンテンツを取得する際に「場所(IPアドレス)」を指定して取りに行くのではなく、データ/コンテンツの「名前」を指定して取りに行く新しいネットワーク技術と、既存のインターネットが共存するための国際規格が発行されました。 この国際規格により、Society5.0 を支える重要な基盤要素であるIoTにおけるデータ通信が効率化され、様々な産業分野でデジタル化が促進されることが期待されます。 1.背景 現在の通信方式は、通信相手となるサーバの場所(IPアドレス)を指定し、常にそこまでデータ/コンテンツを取りに行くプロセスによって成立しています(図1参照)。この仕組みは、サーバ・端末の位置が変わらず、「一対一」の通信であることを前提として構築されたため、現在のようにサーバ・端末が移動し、「一対多」「多対多」の通信となる場面には十分に対応することができないことがあります。このようなケースで
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