「今からここで暮らす」とロシア軍 家奪われる住民―ウクライナ 2022年03月31日07時36分 猫を抱え、バスで避難してきた女性=29日、ウクライナ北部ブロバルイ(AFP時事) 【ブロバルイ(ウクライナ)AFP時事】ウクライナの首都キエフ東方の村に住むパン職人のコリャチェンコさん(50)は、自宅に押し入ったロシア軍部隊の一団に、家から靴下や下着に至るまで持ち物を一切合切奪われた。「彼らはライフルの安全装置を外し、どこでも好きな所に行くよう『丁寧に』頼むと、自分たちは今からここで暮らすと言った」と唇を震わせながら証言した。 ロシア軍、戦争犯罪の可能性 50病院被害、クラスター弾使用か―国連弁務官 コリャチェンコさんは29日、キエフ中心部から20キロに位置するブロバルイのソ連時代の行政庁舎前で、援助物資を受け取るため行列に並んでいた。ロシア軍が自宅の庭に迫撃砲を撃ち込み、ウクライナ軍への発砲