【読売新聞】 2025年大阪・関西万博の入場券について、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が検討を進めている販売計画の概要がわかった。入場券の販売枚数は2300万枚を目指し、このうち6割にあたる1400万枚を前売り券とする
【読売新聞】 共産党の小池書記局長は23日の記者会見で、穀田恵二・国会対策委員長(76)(衆院比例近畿)が次期衆院選に出馬せず、今期限りで引退すると発表した。 穀田氏は1993年に初当選し、10期目。97年から国対委員長を務めた。穀
文部科学省所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会」(河村潤子理事長)が、公開中の映画「宮本から君へ」をめぐり、内定していた助成金を出演者の不祥事を理由に不交付としたことが18日、分かった。同振興会によると、これを受け、公益性の観点から不適当と認められる場合は内定を取り消せるように交付要綱を改正したという。 同作品に出演した元俳優でミュージシャンのピエール瀧さんが、麻薬取締法違反(使用)で6月に執行猶予付き有罪判決を受けた後、外部の識者に諮った上で、理事長が不交付を決定した。同振興会によると、出演者の不祥事による不交付は、今回が初めて。理由について「国が薬物を容認するようなメッセージを発信する恐れがある」と説明した。 さらに同振興会は9月27日の定例の運営委員会を経て、公益性を損なう場合などに、助成金交付の内定を取り消せる項目を交付要綱に加えた。助成対象団体、あるいはキャストやスタッフが重大
今回の噴火で死亡した陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊の伊沢隆行陸曹長(49)が、部下の隊員をかばって噴石の直撃を受けていたことが25日、関係者への取材でわかった。 一方、陸自と群馬県は同日、「遺族の了承を得られた」として伊沢さんの氏名を公表した。 陸自や関係者によると、伊沢さんは23日午前9時50分頃、他の隊員7人と共に山頂から滑降を始めた。約10分後、スキー場北側の本白根山から轟音(ごうおん)が響き、噴石が降ってきた。すぐに全員がコース脇の雑木林に避難したが、林の中にも噴石が降り注ぎ、隊員たちは次々と倒れていった。伊沢さんは、近くにいた部下を守るように覆いかぶさり、その背中を噴石が直撃した。 噴石がやんだ午前10時10分頃、隊員の一人が携帯電話で救助を要請。救助が到着するまでの間、伊沢さんのおかげで軽傷で済んだ隊員が、動けない隊員たちに声をかけ続け、伊沢さんは「肺が痛い」と話して
自民党の神谷(かみたに)昇衆院議員(比例近畿ブロック)が衆院選前、選挙区内の市議に現金を配っていたことが発覚し、党内からは24日、神谷氏に説明責任を果たすよう求める声が相次いだ。 政府・与党は国会審議に悪影響が及ぶことを懸念している。 神谷氏が所属する二階派を率いる二階幹事長は24日の記者会見で、「疑惑を持たれた場合はしっかり説明し、納得のいくよう皆さんに申し上げることが大事だ」と語った。 神谷氏は「政治資金規正法にのっとった寄付行為だ」などと違法性の認識を否定している。二階氏は「話を十分聞いて、何が真相か見極めてもらいたい」と述べ、必要があれば党本部として事情を聞く考えも示した。 週明けの27日からは衆院予算委員会が控えており、政府・与党は森友学園や加計(かけ)学園の問題などで野党の厳しい追及を予想している。神谷氏の件をめぐっては、自民党内にも「現金を渡したのはまずい」(ベテラン議員)と
前地方創生相の山本幸三・自民党衆院議員(福岡10区)が、北九州市内で23日に開かれた三原朝彦・自民党衆院議員(同9区)の政経セミナーの来賓あいさつで、三原氏が長年続けるアフリカとの交流について触れ、「何であんな黒いのが好きなんだ」と発言していたことがわかった。 山本氏は事務所を通じ、「人種差別の意図は全くない」と説明している。 山本氏は三原氏との交友関係を強調し、「ついていけないのが(三原氏の)アフリカ好きでありまして、何であんな黒いのが好きなんだっていうのがある」と述べた。 山本氏の事務所は24日、読売新聞の取材に対し、「(山本氏は)昔、アフリカを表現する言葉として使われた『黒い大陸』という意味で言ったと話している」と説明した。
日本政府は、慰安婦を「性奴隷」と位置づけた国連拷問禁止委員会の報告書について、日韓関係の新たな火種にならないか警戒している。 慰安婦問題をめぐる日韓合意に否定的な韓国世論を刺激しかねないためだ。 報告書は、慰安婦について「第2次世界大戦中の性奴隷制度の犠牲者」とするなど、事実に反する表現が含まれている。日本政府は反論することも検討しているが、今後、韓国政府の動きを見極めたうえで対応を決める方針だ。報告書が韓国に宛てて作成されたもので、日本政府が一方的に主張すれば、韓国側の反発を招きかねないためだ。 韓国では日韓合意の「再交渉」を掲げた 文在寅 ( ムンジェイン ) 氏が新大統領に就任した。報告書発表のタイミングが、韓国内で合意を見直そうとする機運の高まりと重なったことも、日本政府が神経を使う要因だ。
大阪市教委が、来春に向け、市全域から児童生徒を募った小中一貫校2校の希望者が集まらず、ほとんどの学年が定員割れしていることがわかった。 小1からの英語学習など私立の進学校並みの手厚い教育を実践する「スーパー学校」として橋下市長が力を入れるが、保護者らの反応は芳しくない。 2校は「やたなか小中一貫校」(東住吉区)と「むくのき学園」(東淀川区)。やたなか小中一貫校は昨年4月、矢田小と矢田南中を統合して開校した。来春から校区を市全域に広げる。むくのき学園は、啓発小と中島中を統合し、来春開校する。 校区外からの募集定員は、学年によって、24~57人とし、応募者多数の場合は抽選も想定していた。 やたなか小中一貫校は1~8年生の定員計323人に対し、応募は17人。4、5年生はゼロで、1年生でも7人だった。むくのき学園は、8学年(定員計342人)の応募者は計117人にとどまり、1年生だけが、定員(24人
今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を巡り、成績が悪かった小学校の校長名を公表する意向を表明した静岡県の川勝知事と同県教委の安倍徹教育長が17日、県庁で会談した。 知事は公表する考えを依然として変えず、安倍教育長が公表しないことを条件に手渡そうとした校長名入りの学校別成績一覧を「公表できないなら持ってくるべきではない」と突き返すなど、約40分間の会談は物別れに終わった。 安倍教育長は、校長名を非公表と決めた県教育委員会の方針を伝えるため、知事室を訪れた。 安倍教育長は最下位の原因について「学校に全て(責任がある)とは捉えていない」と説明。記者会見で学力低下は教員の責任と批判した知事に反論した。そのうえで、「小規模な学校や複数の学年が一緒に授業をするなど地域の課題もある。校名が特定され、子どもが自信を失うことも考えられる」と理解を求めた。 これに対し、知事は「子どもの学力は上がっ
全国公募で大阪市西淀川区の市立小学校長に今春就任した民間出身の男性校長(50)が今年6月、「民間出身校長の採用の参考にする」と偽り、校長としての自身の評価などを保護者らに尋ねるアンケートを勝手に行っていたことが分かった。 市教委は7月下旬、男性校長を厳重注意し、校長はアンケートの回答者らに謝罪文を配布した。 市教委によると、アンケートは教職員や保護者ら約80人を対象に実施。「民間人校長が在籍する学校にのみ行っている」「校内で開封されず、教育長に送られる」などと記載した上で、校長としてのリーダーシップや保護者との協力関係の有無などを質問する内容だった。 市教委は7月、学校関係者の指摘を受けてアンケートの事実を把握。校長から回答用紙を回収した。市教委が公募校長らにアンケートを指示した事実はなく、市教委は「権限を逸脱し、不適切だった」として校長に厳重注意した。校長は市教委の調査に「公募校長制度を
大阪維新の会の松井幹事長(府知事)は5日、堺市長選(29日投開票)を前に同市で開いた集会で、世界文化遺産登録へのアピール策として、百舌鳥(もず)・古市古墳群の仁徳天皇陵古墳にふれ、「宮内庁がどう言うかはあるけどイルミネーションで飾ってみよう、中を見学できるようにしようと色んなアイデアを出して初めて指定される」と述べた。 宮内庁が陵墓に指定・管理する古墳は尊厳を保つ目的で、原則、立ち入りが禁止されている。 集会は、橋下代表(大阪市長)や、堺市長選への立候補を表明している西林克敏氏らが市民に大阪都構想などの政策を説明する「タウンミーティング」。松井幹事長は、都構想に反対し、再選を目指す現職の竹山修身市長が、府と大阪市で進めるイルミネーション事業に参加しないことを批判した上で、仁徳天皇陵古墳を取り上げた。
全国公募で採用された大阪市立小の民間人校長が児童の母親に私的なメールを送るなどして市教委が「セクハラ行為」と判断している問題で、橋下徹市長は28日、「事実なら許されない。大変重い処分が下される案件だと思う」と述べた。市役所で記者団の質問に答えた。 自身の肝いりで今年度からスタートした市立小中学校の校長公募については、「内部(から昇任した)校長でも不祥事はある。公募が悪いという話にはならない。採用プロセスの問題であり、教育委員会ときちんと協議したい」と語り、見直しは必要ないとの考えを示した。 同市の校長公募では今春、11人の民間人校長が採用されたが、今回とは別の市立小の校長が就任わずか3か月足らずで退職している。
大阪市立小中学校長で今年度導入された全国公募に応募し、4月に市立小に赴任した民間出身の男性校長(59)について、市教委が27日、「児童の母親に対するセクハラ行為があった」として、近く懲戒処分する方針を固めたことがわかった。 この女性に対し、私的なメールを送ったり、体を触ったりするなど不適切な行為を繰り返していたという。 学校関係者によると、女性から被害相談を受けた市教委が7月から調査。校長が女性に頻繁に送っていたメールに、親しい交友関係があるかのような不適切な内容が含まれていることを確認した。 また、校長は女性を含む数人と飲酒を伴う会合を複数回開いており、その際に女性の体を触る行為が数回あったことも判明。市教委の調査に、校長はこれらの行為を認めたが、辞職する意思はないとしているという。校長は読売新聞の取材に対し、「調査中で結論は出ておらず、取材には応じられない」と話した。
近現代の日本史を子どもたちが学べる施設の設置構想を大阪市の橋下徹市長が打ち出したのを受け、市が、大阪城近くの市有地に数百億円規模で建設するなどの複数の案を検討していることがわかった。 施設では、竹島や尖閣諸島、従軍慰安婦など、近隣諸国と事実認定や歴史観が分かれる問題を中心に展示・解説する方針で、設置の是非を巡って議論を呼びそうだ。 構想は5月、橋下市長が示した。市は今月1日付でプロジェクトチームを設置し、大阪城公園南側のNHK大阪放送局跡地(中央区、1・3ヘクタール)や中之島地区の市有地(北区、1・6ヘクタール)への整備を検討している。 ただ施設建設には数百億円がかかる見込みで、府立中之島図書館(北区)の転用や、市政改革プランで4館の廃止が決まった男女共同参画センター、全10館が廃止となる市民交流センターなどの活用も想定する。 一方、展示内容については、橋下市長が「竹島、尖閣の問題は必ず入
大阪市職員の入れ墨調査を巡り、橋下徹市長は25日、市立学校教職員約1万7000人へのアンケート調査を実施しなかった市教育委員5人との意見交換で、「教員が入れ墨をしていていいのかというのが保護者の感覚。人事の責任者として判断してもらいたい」と述べ、市教委も入れ墨の有無を把握すべきだとの認識を示した。 市教委を除く市職員約3万3500人対象の調査では、110人が「入れ墨をしている」と回答。市教委は同様の調査を「人権上問題だ」などとして実施せず、代わって校長が教職員から入れ墨の有無を聞き取って市教委に報告する案を検討したが、結論は出ていない。 意見交換で教育委員の1人は「これまで教員が入れ墨をしているという話は出ていない。一律の調査は行き過ぎだ」と反発。橋下市長は「もし教員に入れ墨があった場合は誰が責任を取るのか。僕だったら厳しくマネジメント(管理)する」と市教委の対応を批判した。 矢野裕俊委員
大阪市が全職員に実施した入れ墨調査で、市は調査への回答を拒否する職員に対し、職務命令違反を理由として減給か戒告の懲戒処分にすることを決めた。 橋下徹市長は未回答者を人事面で昇進させない考えを表明しているが、懲戒処分対象にもすることで、調査に協力しない職員による入れ墨の発覚逃れを防ぎたい考えだ。市人事室によると、約3万3500人を対象に行った調査で、110人が入れ墨をしていると回答。未回答の513人には23日までに答えるよう求めたが、「思想信条の自由を侵す」などとして、拒否を続ける職員が出ているという。
大阪府立和泉高校の卒業式で、国歌斉唱の際、教職員が本当に歌っているかどうかを、校長が口の動きで確認していたことがわかった。 口が動いていなかった教員のうち、1人が歌わなかったと認め、府教委が処分を検討している。国歌起立条例を提案した地域政党・大阪維新の会代表、橋下徹・大阪市長は「服務規律を徹底するマネジメントの一例」と絶賛。しかし、その徹底ぶりに反発もある。 同条例の成立を受け、府教委は府立学校全教職員に、起立斉唱を求める職務命令を出していた。和泉高の中原徹校長によると、今月2日の卒業式では、教頭らが教職員約60人の国歌斉唱時の口の動きをチェック。その結果、3人の口が動いていないとして、個別に校長室に呼び、1人が「起立だけでいいと思った」と不斉唱を認めたという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く