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ブックマーク / hiko1985.hatenablog.com (2)

  • 芝山努『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』 - 青春ゾンビ

    『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』(1994)という映画がある。決して出来のいい作品ではない。1980~90年代におけるドラえもん映画の黄金期と照らし合わせてみると、そのストーリーテリングには雲泥の差があると言っていい。おそらく今後もリメイクの対象になることはないだろう。原作者である藤子・F・不二雄も「失敗作」とはっきりと語っているほどで、作品は構成力に欠け、物語の細部の繋がりは曖昧だ。しかし、その不明瞭さが故、今でもカルト的人気を呼び続けてもいる作品でもある。個人的にも妙に心惹かれるものがあって、折に触れて観返している。 現実の世界は、どうしてこんなにつらくきびしいのだろう・・・。 こんな、あまりにもブルージーなのび太の嘆きから物語は始まる。寝坊や遅刻でママや先生に怒鳴られ、ジャイアンとスネ夫にバカにされる。大好きなしずかちゃんにすら冷たくあしらわれてしまう。夢の中では完璧な自分、しかし

    芝山努『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』 - 青春ゾンビ
  • あだち充『H2』 あだちラブコメの哀しさについての考察 - 青春ゾンビ

    あだち充のラブコメこそが至高。それこそ小学生の頃から大好きな作家なのだけども、歳を重ねるごとにその想いが強まっている。まさにキングオブラブコメディである。あだち充への考察と言いますと、『EPOCH TV』というシットコムにおける設楽統の台詞に尽きます。 お前、何言ってんの?『タッチ』、ちょーおもしれえじゃん! お前ね、いーい?あだち充先生はね、洋服の皺の描き方が絶品なんだよ、ばか あだち充とは、洋服の皺である。これはもう蓮實重彦の映画評くらい鋭い。 また島和彦は『アオイホノオ』において、あだち充による「ムフ」の発明の偉大さについて熱く語っている。それらの偉大なる論には敵いっこないので、このエントリーにおいては、あだち充の服の皺と「ムフ」についての考察は省略しよう。 あだち充と言うと、一般的には「登場人物の顔、その差異のなさ」が最大のトピックなのだろう。人気バラエティ番組『アメトーーク!』

    あだち充『H2』 あだちラブコメの哀しさについての考察 - 青春ゾンビ
    Katharine_15
    Katharine_15 2017/06/27
    素晴らしい。
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