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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (44)

  • コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明

    シダの葉の上で巨大な翅を広げるアメリカ産の大型ヤママユガ、アメリカオオミズアオ(Actias luna)。米ノースカロライナ州で撮影。(PHOTOGRAPH BY AL PETTEWAY AND AMY WHITE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) アフリカ原産のヤママユガ、アフリカオナガミズアオ(Argema mimosae)が巨大な緑色の「翼」を広げると、卓球のラケットほどの大きさになる。見た目が美しいだけでなく、腹をすかせたコウモリにとって、このガは大きな翅の間にジューシーで栄養たっぷりの体をもつ貴重なご馳走だ。 アフリカオナガミズアオの後翅からは、独特な形の一対の長い尾(尾状突起)が垂れ下がっている。いかにも捕まえやすそうに見えるかもしれないが、すぐれた反響定位(エコーロケーション)の能力をもつコウモリがこのガをねらうと、たいてい捕まえ損なってしまう。い

    コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明
    Nagise
    Nagise 2018/07/11
  • 【動画】南米の森の多様性、魚が育んでいた

    【動画】頻繁に浸水する南米のジャングルでは、植物の種子を散布するのに魚が大きな役割を果たしている。(解説は英語です) 南米のジャングルが「地球の肺」であるなら、そこを流れる川と湿地は「静脈」と「動脈」と言えるだろう。ここは、世界で最も植物の多様性に満ちた大地であり、その多様性をもたらす役割を、川を行き交う魚たちが担っている。 ブラジルのパンタナールは、面積18万平方キロの湿地帯で、年間降雨量は1400ミリ。そこにすむ淡水魚は、約600種の植物をべる。なかでも大型の魚は、べた果実の種子を遠くまで運ぶという、森にとって重要な役割を果たしている。実り豊かな夏の間、湿地のそばの森はしばしば浸水する。木々は果実を水中に落とし、魚たちはそれをのみ込んで糞と一緒に排泄する。大型の魚は胃も大きいので、より多くの種子をべて、より遠くまで運ぶことができる。熱帯の森に生息する樹木種の95%までもが、このよ

    【動画】南米の森の多様性、魚が育んでいた
  • カルーサ王国の巨大住居跡を発見、記録と一致

    フロリダのマウンドキー遺跡で、かつてカルーサ族の王の住居があった場所を発掘する考古学者たち。近くにはスペイン人が築いた砦がある。(PHOTOGRAPH BY AMANDA THOMPSON) 1566年2月、玉座に腰掛けていたアメリカ先住民カルーサ族の王カーラスは、奇妙な人々の行列が自分の住居に向かってくるのを見た。 スペイン人の提督ペドロ・メネンデス・デ・アビレスは、200人の兵士、太鼓や笛の奏者、歌い踊る道化師を集め、銃の火縄に火をつけ、聖書の文字を掲げながら、フロリダの人工島マウンドキーを登っていった。当時、南フロリダの広い範囲を統治していたカーラス王を威圧するためだ。 このほど考古学者たちは、スペイン人とカーラス王の会見が開かれた建物の痕跡を初めて発見した。王の住居の復元図は、それがスペイン人の宣教師たちが残した記録どおり、2000人を収容できる目をみはるような建物だったことを示し

    カルーサ王国の巨大住居跡を発見、記録と一致
    Nagise
    Nagise 2018/06/18
    「カルーサ族のように漁労・採集・狩猟生活を送り、複雑な社会を形成した例は非常に珍しく、以前から魅力的な研究対象でした」
  • クジラやトドらの大型化、理由を解明、定説覆す

    ニュージーランドのオークランド諸島沖で、ダイバーに近寄ってくるミナミセミクジラ。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 陸生哺乳類の中にも体が大きなものは存在するが、地球上で真に巨大な生物を見つけるなら、海に行くことだ。 その理由を解き明かした論文が、3月26日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。海にすむ哺乳類は「体温を効率よく維持することと、べ物を十分に確保することの間で、妥協点を見つける必要があります」。論文の主執筆者で、スタンフォード大学の生態学者、ウィリアム・ギアティ氏はそう語る。(参考記事:「定説を覆す、異例だらけの新種クジラの生態」) これまでの説では、海洋哺乳類の体が大きいのは、水の浮力によって重力の束縛から逃れられるためとされてきた。それもまだ関係あるのかもしれ

    クジラやトドらの大型化、理由を解明、定説覆す
    Nagise
    Nagise 2018/04/02
  • かつてのアマゾンに大量の集落、従来説覆す

    アマゾン南部の地表に残るジオグリフ。かつて多くの人が住み、にぎわっていた証拠だ。(PHOTOGRAPH COURTESY OF UNIVERSITY OF EXETER) スペインの侵略者たちに征服される前の南米では、遊牧民がささやかな集団を作り、アマゾン川の周辺に集まって暮らしていた。川から離れた広大な熱帯雨林は、太古から手つかずのままだった――。 果たして、当にそうだったのだろうか? 最新の研究が示すのは、大きく異なる物語だ。アマゾン熱帯雨林にはたくさんの村や、儀式のために土を掘った溝があり、人口は従来の推定をはるかに超えていた。(参考記事:「アマゾンに広がる古代都市ネットワーク」) 地上に残された「溝」を求めて ナショナル ジオグラフィック協会が資金の一部を援助したこの研究は、3月27日に学術誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に発表された。この論文は、ヨーロッパ人到来以前のアマゾ

    かつてのアマゾンに大量の集落、従来説覆す
    Nagise
    Nagise 2018/04/02
  • 古代の超巨大噴火、人類はこうして生き延びた

    約7万4000年前、スマトラ島のトバ火山が超巨大噴火を起こした。これによってでき直径100キロのカルデラは現在、湖となっている。(PHOTOGRAPH BY ANDIA, UIG VIA GETTY IMAGES) 7万4000年前に起きた超巨大噴火。過去200万年で最大規模とされ、世界的に影響を及ぼしたこの大災害を、当時まだアフリカにいた人類は無事に生き延びただけでなく、繁栄していたとする論文が、3月12日付けの科学誌「ネイチャー」に発表された。 大噴火を起こしたのは、東南アジア、スマトラ島の「超巨大火山(スーパーボルケーノ)」であるトバ火山。噴き上げられた火山灰と岩塊は数千キロメートル遠方まで散らばり、気温は急降下した。(参考記事:「この世の果て? 地獄のような絶景10選」) 噴火の余波は遠くアフリカ南部にまで及び、そこで暮らす古代の人類に影響を与えた。これまでの研究では、トバ大噴火は

    古代の超巨大噴火、人類はこうして生き延びた
    Nagise
    Nagise 2018/03/15
  • 氷河期の絶滅サイを復元、毛むくじゃら、シベリア

    ケブカサイ「サーシャ」の赤みがかった明るい金色の毛皮は科学者たちを驚かせた。(PHOTOGRAPH BY ANASTASIA LOGINOVA, THE SIBERIAN TIMES) それは、発見した猟師の名前にちなみサーシャと呼ばれている。 ロシアの科学者たちによると、サーシャが生きていたのは1万年ほど前のことだ。オスなのかメスなのかも定かではないが、サーシャは男性にも女性にも使われる名前だという。 サーシャは、氷河期のケブカサイ(Coelodonta antiquitatis)だ。全身がほぼそのまま保存されており、この時代を研究する者にとって驚くべき発見だった。(参考記事:「ケブカサイ、絶滅種再生の可能性」) 同じ時代に生息していたケナガマンモスとは違い、ケブカサイが見つかるのは珍しい。進化の歴史もよくわからず、何をべ、どのくらいの寿命だったのかなど、その生活は謎のベールに包まれて

    氷河期の絶滅サイを復元、毛むくじゃら、シベリア
    Nagise
    Nagise 2018/01/29
  • タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死

    オーストラリアのバンバリーにあるストラサムビーチで発見されたイルカのギリガン。口からはタコの触手が出ている。(PHOTOGRAPH BY JOHN SYMONS, MARINE MAMMAL SCIENCE) 「一度にべきれる分だけ口に入れなさい」とイルカのギリガンに教えてくれる人はいなかったようだ。 タコを飲み込んで窒息死したオスのミナミハンドウイルカが初めて確認され、解剖結果が学術誌「Marine Mammal Science」に掲載されている。(参考記事:「動物大図鑑 ハンドウイルカ」) このイルカは「非常にいしん坊で、タコをまるごと飲み込んでやる、と思っていたようです」。オーストラリア、パースにあるマードック大学の病理学者ナヒード・スティーブンス氏はそう話す。 パースから2時間ほど南下したバンバリーの海岸で発見されたオスのイルカが、解剖のためにスティーブンス氏の研究室に運び込ま

    タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死
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    Nagise 2018/01/19
  • サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで

    サンタクロースは、昔からずっと「太って眼鏡を掛けた赤い服のおじいさん」というわけではなかった。(PHOTOGRAPH BY CLASSICSTOCK/CORBIS) クリスマスイブに、世界中を飛び回って贈り物を届けるサンタクロース。だが、サンタが歴史の中でたどってきた道のりは、一晩限りの世界一周よりはるかに長く、わくわくさせられる。 サンタクロースは地中海沿岸で生まれ、北欧全域で発達し、やがて米国に至り、現在おなじみの姿になった。サンタとは誰なのか。彼はどうやってここまでやって来たのか?(参考記事:「クリスマスの歴史とトリビア」) 聖ニコラウスの顔を再現する試み サンタの起源は3~4世紀に生きていたギリシャ人司教、聖ニコラウスだ。この人物の描かれ方はかなりばらつきがあるが、赤ら顔に白いひげのおじいさんという、今日のサンタクロースの風貌に近いものは1つもない。聖ニコラウス人の外見に関して最

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    Nagise
    Nagise 2017/12/19
    ブラックサンタクロースが先なのか
  • 【動画】家具になるキノコ、プラスチックの代替も

    セバスチャン・コックス氏がある日、1.6ヘクタールの自分の森の中を歩いていたところ、ハシバミの枝が2、まるで糊でも使ったかのようにくっついていた。 「両手で引きはがしてみると、枝を繋ぎとめていたものはキノコでした」(参考記事:「悪魔の指!流血する歯!見た目がホラーなキノコ6選」) その18カ月後には、英国のロンドン南東部にある自分の工房で、コックス氏はキノコから作られたランプと丸椅子を手にしていた。 家具職人のコックス氏は、二酸化炭素排出量をできるだけ抑えるなど、環境に配慮した木工家具作りに取り組んでいる。キノコの強い力が2の木の枝をしっかりと繋ぎとめているのを見た時、まず頭に浮かんだのは、何とかして家具作りにこのキノコを採り入れられないかということだった。(参考記事:「人、指、鳥の巣…奇妙な“そっくりキノコ”たち」) コックス氏が英国菌学会に問い合わせると、研究者でデザイナーのミネラ

    【動画】家具になるキノコ、プラスチックの代替も
    Nagise
    Nagise 2017/09/29
  • 初の「系外衛星」を発見か、約4000光年先の惑星

    約4000光年先にある巨大惑星の周りを、海王星並みの途方もなく大きな衛星が回っているという、興味をそそる研究の途中経過が、この7月末に発表された。もしこれが確認されれば大発見である。この異様に大きな衛星は、太陽系外惑星の軌道で検出された初めての衛星となり、天文学者による宇宙の研究に新たなページを刻むことになる。(参考記事:「ケプラー16bに初の系外衛星が存在?」) しかしながら、はるか彼方の惑星を発見することさえ困難なのに、これほど遠く離れた衛星を発見するとなると至難の業だ。研究チームはその存在を裏付ける多くのデータを収集する必要がある。そのため天文学者らは、2017年10月にハッブル宇宙望遠鏡の照準を、この惑星の主星に合わせる予定だ。 「この衛星候補は興味深く、私たちは十分な手応えを感じているからこそ、ハッブルを使う申請をしたのです」と、米国コロンビア大学の大学院生でこの研究の共著者であ

    初の「系外衛星」を発見か、約4000光年先の惑星
  • 鳥の卵の形にまつわる謎を解明、カギは飛行能力

    インドネシアにすむセレベスツカツクリの卵。際立って長い楕円形をしている。(PHOTOGRAPH BY IRA BLOCK, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) インドネシアにいる鳥、セレベスツカツクリの卵は、普通よりかなり細長い楕円形で、ジャガイモそっくりに見えるかもしれない。だが、この鳥は決してのろまではない。孵化して間もない頃から空を飛べる。(参考記事:「恐竜時代のひな鳥を発見、驚異の保存状態、琥珀中」) なぜ鳥の卵はこのように種によって大きく異なるのか。科学者たちが長年にわたり不思議に思っていた謎を明らかにした研究結果が、6月23日付けの科学誌「サイエンス」に発表された。これまで、ある者は特定の形によって割れるのを防いでいたり、巣の中に安定して収まったりするのではないかとの説を立てた。アリストテレスは、長くてとがった卵はメス、とがっていない卵はオスが入っている

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    Nagise 2017/06/27
  • 【動画】奇妙な生物エントツガイの驚くべき生態

    エントツガイと呼ばれる、黒くて長い、奇妙な生物がいる。世界最長の二枚貝とされるこの生物の驚くべき生態を、科学者らが初めて解明、4月17日付け科学誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表した。 エントツガイ(Kuphus polythalamia)は、フナクイムシ科に属する。フナクイムシは船の木をい荒らすことで知られる二枚貝の仲間だが、なかでも特に大きく珍しいエントツガイの生態はほとんどわかっていなかった。(参考記事:「バルト海の沈没船にフナクイムシの被害」) 今回、国際研究チームがエントツガイを採取したのは、フィリピン沖の硫黄分の多い水域。この生物は泥に頭を突っ込んだような状態で暮らしており、棒状の殻だけが泥から姿をのぞかせている。 研究チームを率いたのは、米ノースイースタン大学の海洋生物学者ダニエル・ディステル氏。同氏は採取した標を生きたままプラスチックのパイプに入れ、遠く離れ

    【動画】奇妙な生物エントツガイの驚くべき生態
    Nagise
    Nagise 2017/04/25
    “食べなくてもやっていける”
  • 【動画】傷ついた仲間をアリが救助、巣が1.3倍に

    人間と同様、アリも戦争をする。サハラ砂漠以南のアフリカに生息する黒く小さなマタベレアリ(Megaponera analis)は、しばしば大好物のシロアリと激しく衝突する。(参考記事:「動物たちも「戦争」をするのか?」) おなかをすかせたマタベレアリは、決死の覚悟でシロアリの塚をこじ開け、暗闇に飛び込む。 ところが、最新の研究によれば、マタベレアリには戦死者を減らす戦略があるという。負傷した戦友を巣に連れ帰るというもので、ほかのアリには見られない行動だ。(参考記事:「知られざるアリたちの驚異」) 研究を率いたドイツ、ビュルツブルク大学のエリック・T・フランク氏は、傷ついた兵隊アリを丁重に扱っているようにしか見えないかもしれないが、この行動にはきちんとした意味があると強調する。フランク氏はアリ学の専門家だ。 「間違いなく、コロニーの利益になります。負傷したアリたちはまたいずれ奇襲攻撃に参加でき

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    Nagise
    Nagise 2017/04/17
  • まるでクモ!?一生を木で暮らすカニの新種を発見

    生物多様性のホットスポット、インドの西ガーツ山脈で見つかった新種のカニ「カニ・マランジャンドゥ」。一生を木の上で過ごす珍しい習性を持つ。(PHOTOGRAPH COURTESY APPUKUTTANNAIR BIJU KUMAR) 驚くべき新種のカニが見つかった。高い木のくぼみにすみ、樹上で植物の種や這う虫を探してべるカニだ。人の手のひらにちょうど収まるほどの大きさで、木にいるとよく目立つ青黒い色をしている。 「カニ・マランジャンドゥ」と名付けられたこのカニが見つかったのは、インド南部、西ガーツ山脈の森の中だ。新種だけでなく、まったく新しい属でもあることがわかり、このカニの存在に気づいた「カニ」族という部族の名前と、木に登るカニを指す現地の言葉「マランジャンドゥ」から名付けられた。この発見は4月3日付けの甲殻類専門の学術誌「Journal of Crustacean Biology」で報

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    Nagise
    Nagise 2017/04/13
  • 人肉はカロリー低め、旧人類はなぜ食べた? | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    英国のゴフ洞窟で発見された、人間の頭蓋骨でできた盃。(PHOTOGRAPH BY KEVIN WEBB, NHM IMAGE RESOURCES) ネアンデルタール人のパーティー幹事がいたら、こう助言したい。1頭のマンモスの肉があれば25人を1カ月間もてなせるが、1人のヒトの肉を25人に分けたら1日に必要なカロリーの3分の1にしかならない。パーティーを開くなら、ディナーではなくランチにするべきだ。 人肉の栄養価は、旧石器時代の人々がべていたほかの動物と比較して高くないことが研究で明らかになり、4月6日付け『サイエンティフィック・リポーツ』誌に発表された。「ほかの動物に比べて、ヒトは栄養学的に優れた品ではありません」と、論文著者である英ブライトン大学のジェームズ・コール氏は語る。 コール氏の推定値によると、イノシシやビーバーの筋肉は1kgあたり4000カロリーあるが、現代人の筋肉は130

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    Nagise
    Nagise 2017/04/11
  • 新種のカエルを発見、オタマジャクシにならず

    エクアドルで見つかった新種のカエル。長らく近親種のPristimantis ornatissimusと混同されてきたが、模様が異なっている。(PHOTOGRAPH BY JAIME CULEBRAS) エクアドルでカエルの新種が見つかった。しかし、すでに絶滅の危機に瀕している可能性が高い。 この新種は、長いこと近親種のPristimantis ornatissimusと混同されてきた。黄色と黒の体が特徴的な、よく知られたカエルだ。 新種のカエルを発見したのは、エクアドルのキトにあるサン・フランシスコ・デ・キト大学の進化生物学者フアン・マヌエル・グアヤサミン氏のチームだ。実は、このチームは新種を探していたわけではなく、既知の種を詳しく調べようとしていただけだった。 しかし、研究チームはあることに気づいた。北部の海岸地域チョコにすむカエルとアンデス山脈のふもとのカエルでは、体の模様に思わぬ違い

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  • 古代イスラエル、ソロモン王の銅山の証拠発見か

    聖書に登場する王のなかでも、栄華を極めたことで知られるソロモン王。その富はどこからやってきたのかという長年の論争に、イスラエルのティムナ渓谷で発見された3000年前の動物の糞が新たな火種を加えようとしている。(参考記事:「古代イスラエル 消えた王国」) 乾燥した気候のおかげで現代まで状態良く残っていたその糞は、「奴隷の丘」と呼ばれる台地の上にある古代の鉱山跡で見つかった。ここには銅の採掘場や精錬場の跡が点在している。 イスラエルのティムナ渓谷にある「奴隷の丘」。この上の古代採掘場跡で、3000年前の糞が見つかった。(PHOTOGRAPH BY EREZ BEN-YOSEF AND CTV PROJECT)

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    Nagise
    Nagise 2017/04/06
  • ネアンデルタール人が鎮痛剤、歯石分析で検出 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ベルギーで発見されたネアンデルタール人の顎の化石。その歯石の遺伝学的分析から、古代人の生活に関する手がかりが得られた。(PHOTOGRAPH BY ROYAL BELGIAN INSTITUTE OF NATURE SCIENCES) ネアンデルタール人が歯石予防用の歯磨き粉を使っていなかったのは幸いだった。 歯垢が石灰化した歯石は、私たちにとっては厄介者だが、人類の進化の過程を研究する微生物学者にとっては宝の山である。ベルギーとスペインで発見された3体のネアンデルタール人の化石に付着していた歯石から研究者たちが動物と植物と細菌のDNAを抽出し、その分析結果を3月8日に科学誌『ネイチャー』オンライン版にて発表した。論文によると、彼らがべていた動物や植物のDNAのほかに微生物のDNAも含まれていて、彼らがどのように暮らし、どのような病気になっていたかについて、驚くほど多くの情報が明らかに

    ネアンデルタール人が鎮痛剤、歯石分析で検出 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    Nagise
    Nagise 2017/03/13
  • 【動画】ハワイで「溶岩の滝」が海へ、圧巻の光景

    米国ハワイ州のキラウエア火山から溶岩の「滝」が海に流れ込み、注目を集めている。場所はハワイ島にあるハワイ火山国立公園のカモクナ溶岩デルタ。2016年12月31日、海に面した断崖の一部が崩壊したことがきっかけで、今回の現象が始まった。(参考記事:「【動画】キラウエア火山が見せた炎のショー」) 米国立公園局は、Facebookなどで写真や情報を発信、溶岩流に近づかないよう呼びかけている。 上の溶岩流の動画は、立ち入りが許可されている場所から写真家ウォレン・フィンツ氏が撮影したものだ。動画には、2人のハイカーが崖の上から溶岩流に近づく姿も映っている。フィンツ氏によると、2人は崖の一部が崩れたために安全な場所に移動したが、その直後に海で爆発が起き、その破片は2人が立っていた場所まで飛んでいったという。(参考記事:「【動画】ドローンがとらえた煮えたぎる溶岩湖」) フィンツ氏がこの動画を撮影したのは1

    【動画】ハワイで「溶岩の滝」が海へ、圧巻の光景
    Nagise
    Nagise 2017/02/03