日本音楽著作権協会(JASARC)は、映画音楽の上映使用料を引き上げ、映画館から徴収する方針を決めた。「戦場のメリークリスマス」「レヴェナント:蘇えりし者」など、数々の映画音楽を手がけてきた音楽家の坂本龍一さんは、クリエイターへの適正な還元を求めつつも、小さな劇場への影響を懸念している。BuzzFeed Newsは、ニューヨーク在住の坂本さんに、Skypeで話を聞いた。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】 ――JASRACは外国映画の音楽について、映画1本あたり18万円だった上映使用料を興行収入の1~2%に引き上げ、これまで支払いを担ってきた配給会社に代わって映画館から徴収することを目指しています。いずれは日本映画も同様の契約に改めたい考えです。 18万円は非常に低く、とても妥当とは言えないと思います。映画業界は音楽の価値を認めて、興行収入に連動したインセンティブを導入してもいい