NTTグループは、電話を使った特殊詐欺を防ぐためAI=人工知能を活用して電話の内容を分析し、詐欺が疑われる場合に家族などに通知して注意を呼びかける取り組みを始めることになりました。 具体的には電話機に専用の機器を設置すると会話の内容をAIがリアルタイムで分析し、たとえば「振り込み」や「銀行口座」といったことばや前後の文脈から詐欺が疑われる場合には本人や家族などにメールや電話で通知して注意を呼びかける仕組みです。 27日は報道機関向けにデモンストレーションが行われ、交通事故を起こしたため500万円を振り込んでほしいという犯人役の電話の内容をAIが分析しました。 すると会話の途中で利用者の携帯電話に着信が入り、「この電話は犯罪の疑いがあるため家族に連絡をとるなど再度ご確認ください」という音声メッセージが流れました。 このサービスは今月30日から始まり、1か月440円で利用できます。