biologyとliteratureに関するbarringtoniaのブックマーク (16)

  • 日本の狼(犬)は月に吠えたか:萩原朔太郎『月に吠える』と狼の文化史 - 古い土地

    萩原朔太郎の第1詩集『月に吠える』(1917年)は、大正口語自由詩を代表する作品としてよく知られる。 この詩集に頻出するモチーフの1つが、タイトルにもなっている「月に吠える犬」「病める犬」だ。 月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。疾患する犬の心に、月は青白い幽霊のやうな不吉の謎である。犬は遠吠えをする。 (「序」『月に吠える』) 稿で調べたいのは、「月に吠える獣(狼/犬/その他)」というモチーフの歴史的形成である。朔太郎の詩全般がそうであるように、「月に吠える犬」という一見なんということもないモチーフもまた、明治維新以後の文化交渉(東洋/西洋、都市/地方など)の中で生まれた。このダイナミズムを記述することが、私の(建前に近い)根的なモチベーションだ。 ただ件は未だ調査途上にある。今回は狼を中心に据えて、分かったこと・分からなかったことをまとめた。 日の「月に吠える

    日本の狼(犬)は月に吠えたか:萩原朔太郎『月に吠える』と狼の文化史 - 古い土地
  • Amazon.co.jp: 絶滅動物のいる文学誌: 小野塚力, 小野塚力: Digital Ebook Purchas

  • 書評 「ストーリーが世界を滅ぼす」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する 作者:ジョナサン・ゴットシャル東洋経済新報社Amazon 書は進化的視点から文学を論じる著書を持つ英文学者であるジョナサン・ゴットシャルによる,物語*1がヒトの認知にとってどのような意味を持ち,それが現在の世界にどういう影響を与えているかを論じただ.あるいは「物語の闇の力」についてのといってもよいだろう.原題は「The Story Paradox: How Our Love of Storytelling Builds Societies and Tears them Down」 序章 物語の語り手を絶対に信用するな 序章では書の大きなテーマが語られている.ヒトが会話するのは,それは相手を「なびかせる」ためだ.それは他人の心に影響を与えることであり,普通には説得で,時には操作ということになる.そして著者は「物語」こそが「なびかせ

    書評 「ストーリーが世界を滅ぼす」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 新元号「令和」の典拠『万葉集』~なぜ万葉集には蝶の歌がないのか~蝶を通してみる古代の人々の思想とは

    『万葉集』に関わる新聞に気になる記事を見つけました。昆虫の「蝶」を詠った歌がひとつもないというのです。「令和」の典拠となった梅花の歌の序に「庭舞新蝶」とあり、蝶に目が留まっていたことは確かです。 まず、私にとって蝶といえば縁起物のイメージであり、着物の柄、また中国の文様のイメージです。中国では、蝶は縁起が良く高貴な身分の人に好まれたと聞きます。私自身も和装を好み、先日結婚式に参列した際に着た振袖も蝶の柄でした。中国で縁起物として扱われた蝶は古代日においても縁起物であったのではないでしょうか。

    barringtonia
    barringtonia 2022/09/21
    死体で吸汁するから、という視点は面白いけれど、現代でもしばしば蛾と混同されたりするジャノメチョウ類が古代においてアゲハ等と同じ蝶というカテゴリーに属していたのかは気になるところ
  • カフカの小説「変身」で主人公が変身した虫の種類を知りたい。 | レファレンス協同データベース

    調査の結果、以下のような説があることがわかった。 ゴキブリ ・『カフカの迷宮:悪夢の方法 (作家の方法)』(後藤明生/著 岩波書店 1987.10) p.45-46 作中の描写を引用した上で、「描写から想像するに、ゴキブリが一番近いようです」、「動作、運動、物の好みの変化、茶褐色の色、などからも、ゴキブリのイメージがぴったりするようです」としている。 ハネカクシ ・『世界大博物図鑑 1 虫類』(荒俣宏/著 平凡社 1991.8) p.203,206 「≪変身≫の虫」 作中で虫がMistkäferと呼ばれていることから、コガシラハネカクシ属のドイツ語での一名がglänzender Mistkäferであることに注目し、「属のなかまは黒と茶色に塗られた細長い体をもち、糞や腐肉に群がる種が多い。鞘翅をもちながら最後はリンゴにあっけなくつぶされてしまうところなども、はねが短く体が大きく露出して

    カフカの小説「変身」で主人公が変身した虫の種類を知りたい。 | レファレンス協同データベース
  • がろあむし - 偕成社 | 児童書出版社

    内容紹介 川と町のあいだの森。くずれた崖の奥底で、黒いたまごから、がろあむしの赤ちゃんが生まれた。がろあむしは、まっくらな世界をかけまわり、小さな生き物たちをべて大きくなる。ときに襲われてボロボロになりながらも、生きるために走りつづける。 やがて大きくなると、オスと出会い、たまごを産む。しかしある日、がろあむしは燃えるように赤い体とともに、その一生を終える。だれも知らない地下の暗黒世界で、ひとつのドラマが終わったとき、町は―― 地下の暗黒世界に広がる宇宙と、そこに生きる小さな虫の大きな一生。そして、おなじ地平で変わりゆく人間たちの社会を濃密に描き出した怪作。『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞を受賞した著者が、取材に約10年を費やした渾身の絵

    がろあむし - 偕成社 | 児童書出版社
  • 化石素(ペトリン)は愛の弁明となるか? 早田文蔵と小栗虫太郎 : けんさく。

    2016年02月03日13:13 カテゴリ謎と真実書評 化石素(ペトリン)は愛の弁明となるか? 早田文蔵と小栗虫太郎 Hi! ネットキッズのみんな! 今日もネットの海で情報を渉猟しているかい? 21世紀の教養あるネット民であるみんなは、当然古典語にも精通し、いつだって情報のソースを確認し、論文や小説を原語で読みこなし、必要なら追試験だってしちゃってるよね? さて、そんな君たちは当然小栗虫太郎が好きだろ? まさか『黒死館殺人事件』しか読んでいないなんて無精者はおるまいね。まあ、ロンドン大火の銅版画の部分が面白すぎて、他の部分を忘れてしまうから仕方ない面もあるけどね。 というわけで今回の話は小栗虫太郎の『人外魔境』だよ。 人外魔境 (角川文庫―角川ホラー文庫) [文庫]小栗 虫太郎角川書店1995-01 その中でも特に「水棲人(インコラ・パルストリス)」だ。 この小説集、全体的に香ばしい感じだ

    化石素(ペトリン)は愛の弁明となるか? 早田文蔵と小栗虫太郎 : けんさく。
    barringtonia
    barringtonia 2021/05/24
    全面的にトンデモな中、形質多次元空間の写像のアイデアは時代を考えるとかなりすごいのでは。
  • 古生物飼育連作短編小説 Lv100(M.A.F.) - カクヨム

    恐竜やアンモナイトを世話する日常 M.A.F. 恐竜やアンモナイトといった化石の生き物を蘇らせ、動物園、水族館、牧場、自宅……、いろんなところで飼育している少女ないし淑女達が主人公の短編(掌編)小説です。 恐竜をペットとして一緒に暮らしたり、カンブリアンモンスターなどの不思議な生き物と水族館で出会えたり、ときにはアンモナイトをべちゃうことも。 飼育している人と同じように生き物が好きな人と出会うこともあれば、生き物のことなんて全然知らない人から主人公をはるかに超えるマニアまで、色々な人との交流や摩擦が古生物飼育を通じて起こります。 それぞれ読み切りのお話で、別々の生き物を別々の主人公が別々の場所で飼育します。 分からない生き物が出てきたときは文末の解説をご参照ください。 こちらのサイトに掲載しているものと同じ内容です。 http://mafatfctwo.web.fc2.com/siso

    古生物飼育連作短編小説 Lv100(M.A.F.) - カクヨム
    barringtonia
    barringtonia 2020/10/26
    各話タイトルには架空生物の名前が付いているけれど、実際にはどの話も実在の絶滅種を扱っている。植物回もあるのが嬉しい。
  • セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、秋の季語に

    秋に黄色い花を咲かせるセイタカアワダチソウに寄生するアブラムシの一種「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」が、秋の季語として『令和歳時記』に収録されることがわかった。近年の俳句ブームを背景に、アブラムシ愛好家の間からは「セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシをもっと身近に感じてもらえれば」と期待する声があがっている。 セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは、北米原産の外来種で体長は3ミリほど。セイタカアワダチソウが日全土に分布したことに伴い、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシも帰化が確認されている。 ススキとともに秋風になびく姿が日の風景として定着したことから、「背高泡立草」は秋の季語として収録されているが、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシは未収録。19文字の長い和名を持つアブラムシとして、愛好家の間ではよく知られる存在だが、セイタカアワダチソウに比べて知名度が低いため

    セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ、秋の季語に
  • 海外文学の「コケモモ」が実際はコケモモではなかったことにショックを受ける人たち

    赤坂パトリシア Patricia Akasaka(she/her) @akasakapatricia 「日であまり知られていない木が出てきたらトネリコって訳しておけばいいってえらいひとが言ってましたー!」って友人に教えてもらったのだけれど、最近気づいたのが「コケモモ」問題ですよ、おくさま! 2019-09-04 18:01:26 赤坂パトリシア Patricia Akasaka(she/her) @akasakapatricia Storyteller writing in English and Japanese. Constantly worried. 連絡先:akasakapatriciaあっとgmail.アイコンはめばちさん(@mebachi)ヘッダーはorieさん(@orie_h)から。刊行作品については出版社にお問い合わせを。 kakuyomu.jp/users/patric

    海外文学の「コケモモ」が実際はコケモモではなかったことにショックを受ける人たち
    barringtonia
    barringtonia 2019/09/06
    コケモモもか。このまとめでも言及されているけれど、カシやシュロもそろそろ何とかしてほしい。落葉したオークの冬枯れの情景でさえカシと訳されていたりするのは文学的にも問題だと思う。
  • G作家の小部屋 | ラジオCM | KINCHO 大日本除虫菊株式会社

    金鳥がお届けするラジオCM「G作家の小部屋」をお聴きいただけます。

    G作家の小部屋 | ラジオCM | KINCHO 大日本除虫菊株式会社
    barringtonia
    barringtonia 2019/06/04
    “G作家:町田康”
  • 令和の出典に登場する「蘭」、歌人が見た景色とは? 梅と蘭が彩ってきた文化の交流と生物多様性 | JBpress (ジェイビープレス)

    (矢原徹一:九州大学大学院理学研究院教授) 新元号「令和」は、万葉集にある「初春の令月にして 気淑(よ)く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披(ひら)き 蘭は珮(はい)後の香を薫す」という文章にもとづいて制定されました。この文章は、730(天平2)年に、太宰府の大伴旅人邸に山上憶良らが集まって詠んだ、32首の梅の歌の序文の一部です。 せっかくこの文章から元号が制定されたのですから、その文意をしっかり理解しておきたいと思います。しかし、新聞紙上での解説には、梅についての言及はあっても、「蘭」について触れたものがないようです。そこで久しぶりに記事を書いて、「蘭」とは何かについて解説してみることにしました。 「蘭」とはフジバカマ 梅の花が咲く初春には、いわゆる蘭の花は咲きません。東洋蘭の代表であるシュンラン(春蘭)の花は4月、カンラン(寒蘭)の花は10月に咲きます。和書にシュンランの記録が現れるのは江戸時代

    令和の出典に登場する「蘭」、歌人が見た景色とは? 梅と蘭が彩ってきた文化の交流と生物多様性 | JBpress (ジェイビープレス)
    barringtonia
    barringtonia 2019/04/09
    手元にちゃんとした資料がないけれど、シュンランを指すとする説もあるようなのでそちらの方が自然なような。 cf. http://www2.plala.or.jp/manyou/page_thumb18.html http://kemanso.sakura.ne.jp/rani.htm
  • 長田敏行 小石川ニュースレター「ゲーテと植物I」

    トピック ゲーテと植物I 長田 敏行 序 文豪ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe,1749-1832)について今更専門家でもないものが何か述べる余地があるだろうかという思いに捉われていた。また,日語でゲーテと植物を話題にした研究論考等も多少あることも知ったので,私が何かそれに関して述べる必要もないだろうとも思っていた。しかしながら,ゲーテとイチョウについてニュースレターに書いて以来(1),情報が期せずして集まり,その中には余り知られていないこともあるのでそれらを後援会兄姉に披露して,批判を仰ぐことも一方であるという思いが稿を認める動機となった。 ところで,ゲーテの植物変形論(Metamorphose der Pflanzen)の結論である「花は葉の変形したものである」という主張が,最近の分子生物学によって証明されたという記事がNature等の記事として何度も

  • 私の円口類文学館

  • 文学と昆虫

  • 吉田寮とウナギ

    吉田寮とは何かを正確に理解することは難しい。それはまるで「ウナギ」のよう なもので、理解したと思った瞬間に、たちまちスルリと手の内をすり抜けてしまう。 ……(以下10行略)…… ところで、ウナギといえば面白い話がある。これはある日、何気なくアリストテレスの『動物誌』を読んでいたときに見つけた一節なのだが、彼はその第6巻第16章の中で、なんとウナギはミミズの進化したものである(!)と書いているのだ。 「ウナギは交尾によって生まれるのでも、卵生するのでもなく、いまだかつて白子を持っているものも卵を持っているものもとれたことがないし、裂いてみても内部には精管も子宮管〔卵管〕もないので、有血類の中でもこの類だけは全体として交尾によって生まれるのでも、卵から生ずるのでもない。明らかにそうなのである。なぜなら或る池沼では、完全に排水し、底の泥をさらっても、雨の水が降ると、またウナギが出

  • 1