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ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (10)

  • ドナ・サマーの「I Feel Love」はいかにして音楽シーンに変革をもたらしたのか

    時は1977年。ブライアン・イーノとデヴィッド・ボウイは、ベルリンで『Heroes』の制作に勤しんでいた。そんなある日、イーノは新発売の7インチ盤を興奮気味に掲げながらスタジオに駆け込み、ボウイにこう熱く語った。 「このシングルはこの先15年のあいだ、クラブ・ミュージックのサウンドを一変させるよ」 そのシングルこそがドナ・サマーの「I Feel Love」だった。彼の言葉は確かに正しかったが、このコメントには2点の訂正が必要だ。つまり、“この先15年のあいだ”を“永久に”、そして“クラブ・ミュージック”を“あらゆる音楽”に変える必要があったのだ。 <関連記事> ・夫ブルース・スダノが語るドナ・サマー「私の知る限り、誰よりもすばらしい人物」 ・ドナ・サマーの新EP『Any Way At All』が“国際女性デー”にあわせて配信 Donna Summer – I Feel Love ジョルジオ

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    brendon 2024/04/29
  • ヒップホップと資本主義:なぜ、そこまで金銭にこだわるのか【#HIPHOP50】

    1973年8月11日はヒップホップ誕生日とされている。クール・ハークと妹のシンディ・キャンベルが、ニューヨークのブロンクスでパーティーを開き、ヒップホップの音楽文化が誕生した歴史上重要な日とされ、米国上院では8月11日を「ヒップホップ記念日」として制定した。 今年の50周年の日に合わせて、ライター/翻訳家の池城美菜子さんが全5回にわたってヒップホップを紐解く短期集中連載を実施。第2回は「ヒップホップと資主義」について。 ヒップホップ生誕50周年を記念したプレイリストも公開中(Apple Music / Spotify / YouTube)。 <関連記事> ・【連載第1回】ヒップホップとは何か、その定義とは ・【連載第3回】:いまさら聞けないヒップホップの地域分類とサブジャンル ・グラミー賞にてHIPHOP50周年を祝う盛大なトリビュートが披露 ・50周年の年に考える、ジャマイカの影響と

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    brendon 2023/08/05
  • エド・サリヴァンが黒人の歴史に果たした重要な役割:音楽や歴史を紹介し、差別に抵抗した司会者

    Ed Sullivan and Coretta Scott King - Photo courtesy of SOFA Entertainment 1966年生まれの詩人、ジャーナリスト、人権活動家、映画監督兼作家であるケヴィン・パウエル氏による寄稿を掲載。 彼は詩集『Grocery Shopping with My Mother』をはじめ、これまでに15冊の著作を発表しており、近く2パックの伝記も出版の予定。現在はニューヨークのブルックリンに暮らし、同地を拠点に活動を続けている。 <関連記事> ・シュープリームスのオリジナルメンバー、メアリー・ウィルソンが逝去 ・ダイアナ・ロスのシュープリームス脱退、ラスベガスでのさよならコンサート エド・サリヴァンという人物のイメージ 私がエド・サリヴァンという名前を初めて耳にしたのがいつだったか、正確に思い出すことはできないが、1970年代か1980

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    brendon 2023/07/02
  • レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーによる、メタリカの“ロックの殿堂入り”祝福スピーチ

    Rock & Roll Hall of Fame YouTube / Flea inducts Metallica Rock and Roll Hall of Fame Inductions 2009 2023年4月14日に発売されるメタリカ(Metallica)にとって12枚目、そして6年4か月ぶりとなるスタジオ・アルバム『72 Seasons』(予約はこちら)。 この久しぶりのアルバムの発売を記念して、2009年にメタリカがロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)入りを果たした際に、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーによる祝福スピーチの全文を掲載。 <関連記事> ・メタリカ、6年4か月ぶりの新作アルバム『72 Seasons』2023年4月に発売決定 ・『ストレンジャー・シングス』と音楽たち:リバイバルヒットを生むドラマ レッチリのフリーが

    レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーによる、メタリカの“ロックの殿堂入り”祝福スピーチ
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    brendon 2023/02/13
  • 『ホークアイ』の音楽とニューヨーク愛:『ロジャース・ザ・ミュージカル』と「Save The City」

    2021年11月にDisney+(ディズニープラス)にて独占配信されたマーベル・スタジオによるオリジナルドラマシリーズ『ホークアイ』。この作品の音楽、特に劇中に登場する架空のミュージカルである『ロジャース・ザ・ミュージカル』とそこで歌われる「Save The City」について、ライターの長谷川町蔵さんに解説いただきました。 <関連記事> ・『ブラック・ウィドウ』のサントラ、作曲家ロアン・バルフェが語るその中身 ・『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』とMCUの音楽音楽の力によって『ワンダヴィジョン』は今後も傑作として語り継がれていく ・『ロキ』でトム・ヒドルストンが歌う「Very Full」の歌詞に込められた意味 『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いから数年後。ホークアイことクリント・バートンは久しぶりに家族とクリスマスを楽しもうとしていた。そんな時、愛する家族が消えてしまった喪失

    『ホークアイ』の音楽とニューヨーク愛:『ロジャース・ザ・ミュージカル』と「Save The City」
  • 音楽の力によって『ワンダヴィジョン』は今後も傑作として語り継がれていく。その理由を探る

    Disney+(ディズニープラス)にて2021年1月から3月まで全9話が配信されたマーベル・スタジオ初のドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』。その表現方法や物語に注目が集まり世界中で話題となったが、このドラマの魅力を支えていた音楽について、映画音楽関連のライター業だけではなく小説も出版されるなど、幅広く活躍されている長谷川町蔵さんに解説頂きました。 <関連記事> ・大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作の魅力 ・ジョーカーはなぜシナトラを口ずさむのか? 時代はおそらく1950年代。ニュージャージー郊外の住宅街「ウエストヴュー」に新婚カップルが引っ越してきた。ふたりの名はワンダとヴィジョン。それぞれ超能力者と人造人間のふたりは正体を隠して普通の夫婦としてコミュニティに溶け込もうとする。でもおせっかいなアグネスをはじめとする愉快な隣人たちのせいで、正体がバレそうになってしまい……

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    brendon 2021/04/21
  • ドラマ『コブラ会』で流れる80年代音楽の選曲とクイーンの「The Show Must Go On」が使われた意味

    2018年にYouTubeのオリジナルドラマとして発表され、2020年8月にNETFLIXで配信が始まり、全世界で大ヒットとなっているドラマ『コブラ会』。80年代の名作映画『ベスト・キッド』と同じ俳優を使い、劇中の34年後を描いたこの作品には、当時の音楽も印象的に使用されています。(第1話、2話までYouTubeで無料公開中。字幕設定で日語字幕設定あり) このドラマ、そして使われている音楽の意図について、映画音楽関連のライター業だけではなく小説も出版されるなど、幅広く活躍されている長谷川町蔵さんに解説頂きました。 <関連記事> ・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の魅力と“1985年”という絶妙な時代設定 ・80年代を決定付けたミュージック・ビデオ・ベスト20【全曲動画付】 (記事には一部編のネタバレがありますので、ご注意ください) 『ベスト・キッド』から34年後 2018年のロサ

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    brendon 2020/10/20
  • マシュー・モリソン新作アルバム発売記念、“シュー先生”のベスト・パフォーマンス10選

    2009年から公開された大人気ドラマ『glee/グリー』。このドラマの中で合唱部の顧問シュー先生を演じたマシュー・モリソンがディズニーの名曲を歌った新作アルバム『Disney Dreamin’ with Matthew Morrison』を3月13日に発売する(デジタルは3月6日)。これを記念して、マシュー演じるシュー先生の『glee/グリー』でのベスト・パフォーマンスをお届けします。 原稿は、映画音楽関連だけではなく、昨年には2作目となる小説『インナー・シティ・ブルース』も発売、大和田俊之さんとの人気シリーズ最新刊『文化系のためのヒップホップ入門3』が今年刊行されるなど幅広く活躍されている長谷川町蔵さんによる寄稿です。 <関連記事> ・“glee/グリーのシュー先生”ことマシュー・モリソンの半生と下済み時代 ・『glee/グリー』について真剣に語った長谷川さんの著書「ヤング・アダルトU

    マシュー・モリソン新作アルバム発売記念、“シュー先生”のベスト・パフォーマンス10選
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    brendon 2020/03/14
  • ジョーカーはなぜシナトラを口ずさむのか? 映画『ジョーカー』で登場する「That’s Life」と「Send In The Clowns」

    2019年10月4日に日米で公開された映画『ジョーカー』。ヴェネツィア国際映画祭での金獅子賞受賞を皮切りに、全世界で絶賛の声がやまず、アメリカでも日でも興行収入初登場1位確実となっているこの作品内で使われる音楽について、映画音楽関連だけではなく、今年3月には2作目となる小説『インナー・シティ・ブルース』も発売されるなど幅広く活躍されている長谷川町蔵さんに寄稿いただきました。 ゴッサム・シティ。神経系統の病気でとつぜん笑い出す病気を抱える青年アーサー・フレックは、愛想を振りまくピエロとして働きながら、老いた母と慎ましく暮らしていた。彼の夢は、いつかスタンダップ・コメディアンとして、人気司会者マレー・フランクリンのナイトショーに出演すること。しかし偶然が重なってピエロの仕事をクビに。おまけに財政困難に陥っているゴッサム・シティの福祉サービス削減のため、薬の支給まで打ち切りになってしまう……

    ジョーカーはなぜシナトラを口ずさむのか? 映画『ジョーカー』で登場する「That’s Life」と「Send In The Clowns」
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    brendon 2019/10/22
  • 長谷川町蔵インタビュー:映画サントラの過去、現在、未来(前編)

    ライターとして活躍され「文化系のためのヒップホップ入門」や「ヤング・アダルトU.S.A.」、「21世紀アメリカの喜劇人」といった映画音楽関連著書だけではなく、今年には初の小説「あたしたちの未来はきっと」を発売と活躍されている長谷川町蔵さん。彼がこの10月に発売した新刊「サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画」の話を中心に、映画サントラについてお伺いしました。(後編はこちらから) きっかけは「映画秘宝」 ──先月発売された新著「サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画」の母体となる連載「サントラ千枚通し」を映画雑誌「映画秘宝」に書くきっかけは何だったんでしょうか? 長谷川  1995年にWindows 95ショックがあって急にインターネット人口が増えたんですが、その翌年ぐらいからみんなが個人サイトをボコボコ作り初めて、自分もその一人で個人サイトを作って好きな映画とか好きな音楽

    長谷川町蔵インタビュー:映画サントラの過去、現在、未来(前編)
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