□『碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート』 ■自衛官と演奏家のギャップ テロや大停電など危機的な状況下での緊迫感のある物語を紡いできた。今作はずいぶん趣が違う。等身大の20代女性を主役に据えた軽やかな連作短編集に仕上がっている。 「いつもの血なまぐさい話は封印して温かくて優しい感じに、と。私のメンタルは完全におじさん。男性主人公の方が自分が入っている気がしますが…」と笑う。 舞台は、東京・立川に実在する航空自衛隊航空中央音楽隊。音楽大を卒業しアルトサックスを吹いている鳴瀬佳音(なるせ・かのん)は少しドジな女の子。個性的な仲間に恵まれ、自衛官としての厳しい訓練と練習に励んでいたが、市民との親睦(しんぼく)コンサートを控えたある日、自分が担当するパートの楽譜が消えてしまう。 誰もいない学生寮の部屋で鳴り響く目覚まし時計に込められた思い、中学校の吹奏楽部での楽器パーツ紛失事件
旧日本軍の従軍慰安婦問題は「20世紀に起きた最大規模の人身売買だ」として、ニューヨーク州上下両院の議員が16日までに、被害女性らへ謝罪するよう日本政府に求める決議案を両院それぞれに提出した。議員やスタッフが共同通信に明らかにした。今後、両院の決議案が一本化され、投票に付される予定。 決議案は、2007年に連邦下院で可決された日本政府に公式謝罪を求める決議を支持し「歴史的責任を認め、未来の世代にこれらの犯罪について教育する」ことを日本政府に求めている。 慰安婦問題をめぐっては、韓国の民間団体が昨年10月、日本政府に謝罪を求める看板広告をニューヨークの繁華街タイムズスクエアに設置。これに対抗する形で安倍晋三氏(現首相)ら保守派の国会議員が連名で「強制性はなかった」との意見広告をニュージャージー州の地元紙に掲載した。(共同)
日本維新の会代表代行を務める大阪市の橋下徹市長は17日の記者会見で、国が昨年4月から実施している国家公務員給与の平均7・8%カットについて、「鼻くそみたいな改革で、全く不十分」と述べ、自民党が掲げる2割カットに届いていない状況を痛烈に批判した。 国は15日、平成25年度の地方公務員給与について、交付税削減に向け国家公務員並みに削減するよう地方側に要請。 橋下氏はこれを踏まえ、「大阪市は(給与が)高すぎる部分もあり、(国が求める削減は)やります」と述べる一方、「自民党は人件費の2割削減というなら、カットもそうすべきだ」と強調。その上で「2年間で7・8%みたいな鼻くそみたいな改革で偉そうに言われたくない。何か地方全体が改革をやっていないという物言いには断固反対だ」と苦言を呈した。
太陽の党と日本維新の会は16日、両党が合併し新党を結成することで基本合意に達した。17日に太陽の石原慎太郎共同代表と維新代表の橋下徹大阪市長が大阪市内で新党結成を正式に発表する。維新が太陽を吸収する形を取り、新党の代表には橋下氏が就き、党名も「日本維新の会」とする方針だ。一方、15日に発表した太陽と減税日本との合流は、維新側の強い希望で白紙となった。 石原、橋下両氏は16日、都内のホテルで会談し、来月の衆院選前の合併に向けた最終協議を行った。 橋下氏は「政策の一致が重要だ」と強調し、「維新と政策で一致しない」としてきた減税との合流を白紙にするよう石原氏に求めた。さらに、みんなの党と15日に大筋合意した内容をベースにした共通政策案を提示した。 石原氏は持ち帰り、所属国会議員全員に橋下氏との会談内容を説明。全員が維新との合併を了承したことを橋下氏側に伝えた。 これを受け橋下氏は大阪市内で記者団
女性のスカート内を盗撮したとして、警視庁四谷署の取り調べを受けた日本IBMの大歳卓麻元社長(63)が、「盗撮したことは間違いない。盗撮に興味があった」などと説明していることが、同署への取材で分かった。 同署によると、大歳元社長は、22日午前8時ごろ、新宿区四谷のJR四ツ谷駅のエスカレーターで前に立っていた女性のスカート内に録画機能付き携帯型音楽プレーヤー「iPod」を入れて下着などを盗撮した疑いが持たれている。同署は東京都迷惑防止条例違反容疑で書類送検する方針。 同署によると、近くにいた男性が不審に思って大歳元社長を問いただし、駆け付けた同署員が、大歳元社長のiPodから盗撮動画を見つけた。 同社によると、大歳元社長は同社の最高顧問を務めていたが、すでに「個人の都合」として辞表を出しているという。同社は「退任しているので、コメントできない」と話している。
アカデミー賞受賞の映画監督、ダニー・ボイル監督(55)が演出を手掛けたロンドン五輪の開会式は、これといったトラブルもなく盛況のうちに終わった。唯一、聴衆が「おやっ?」と感じたのは、式のフィナーレで元ビートルズのサー・ポール・マッカートニー(70)が登場し、「ヘイ・ジュード」を歌い始めたときだろう。 イントロの「ジ・エンド」から「ヘイ・ジュード」につなぎ、いよいよ歌い始めたとき、音がダブるという音響トラブルが発生したのだ。マッカートニーは何事もなかったかのように歌い続けて、トラブルはすぐに解消されたが、この“音ズレ”はネット上でも大きな話題に。 「モニターのトラブルか?」「衛星のタイムラグか?」などと諸説あったものの、マッカートニー自身がツイッターで興味深い発言をしている。 「There was some talk of maybe being to playback but we deci
今では信じられない話かもしれないが、昭和40年代初めごろまで大学はまるで「治外法権」のような扱いを受けていた。暴力事件や窃盗などの犯罪があっても警察は簡単には立ち入れない。学問の自由を守るための「大学の自治」が勝手に拡大解釈されていたためである。 ▼その結果、主な大学で過激派の「内ゲバ」などの暴力が日常茶飯事的に起きた。全共闘運動で、学生が校舎を封鎖する。恩師の教授らをつるし上げ、研究室を荒らす。学問の自由を守るどころか、学問の荒廃を招いたような時代があった。 ▼そんな雰囲気の大学を出た後、教職の道を選んだ人も多い。中には、今でも学校が治外法権であるかのような幻想を抱いている先生がいる気がしてならない。国歌斉唱時に、起立するのを拒否したり、平気で違法行為を犯したりする教師があまりに多いのだ。 ▼大津市でいじめを受けた中学2年生が飛び降り自殺した問題で、滋賀県警が父親の告訴を受け、ようやく本
電子書籍事業への参入を表明している楽天が、買収したカナダ企業製の端末を7月下旬に発売することが21日、分かった。インターネット通販サイト「楽天市場」などで販売。価格は1万円前後とみられる。楽天の三木谷浩史社長が7月2日に記者会見して発表する。 発売するのは1月に買収したカナダの大手電子書籍販売会社「コボ」の端末「コボタッチ」=写真。7月上旬から予約を受け付ける。電子ペーパーと呼ばれる白黒ディスプレーを採用。目が疲れにくく1回の充電で1カ月程度利用できる。カナダや欧州では好調な売れ行きを示しているという。 ライバルの米アマゾン・コムも日本での電子書籍サービスを検討しており、先手を打って市場開拓を図る。出版社から協力を得て幅広い分野の作品の提供を目指す。
インターネットによる個人向けの「電子ノート」サービスが世界で注目されている米エバーノート社のフィル・リービンCEO(最高経営責任者)が来日し17日、東京都内で会見した。今月行った計7000万ドルの資金調達の中で、日本からもNTTドコモと楽天から出資を得たことを明らかにした。 関係者によると、ドコモの出資額は約12億円(1500万ドル)。エバーノートは今回の調達資金を開発強化や戦略的買収の原資に当て、2013年中に株式上場の準備を整える。 エバーノートに対しドコモは、09年に子会社を通じ200万ドル出資。その後も追加出資し、同社製アプリ(応用ソフト)をドコモのスマートフォン(高機能携帯電話)に標準搭載するなど連携を深めてきた。 今回のドコモの出資は、同社製アプリの機能向上により、自社スマホの魅力を高めることなどが狙いとみられる。また、同社の企業評価額は、09年の約3000万ドルから現在は30
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