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ブックマーク / sanasen.jugem.jp (4)

  • パレオアート作品展―二人のパレオアーティスト― 小田隆・徳川広和 | 読書は呼吸

    岐阜県博物館で開かれた特別展の解説書。 復元イラストを手掛ける小田隆氏と復元模型を手掛ける徳川広和の仕事をそれぞれ紹介している。 小田隆氏の作品は三重県総合博物館所蔵のものが非常に多くて、三重県総合博物館には小田隆氏以外の描いた復元イラストはあるのかと気になってしまうほど。描いた人が統一できていれば展示の統一感も高くなるだろうな。 恐竜だけじゃなくて魚類や哺乳類も描ける小田隆氏の幅広さあってこそでもある。 いろいろな古生物を並べたイラストで、パラケラテリウムがティラノサウルスに負けない大きさなのが実感できた。まぁ、パラケラテリウムは巨大草動物で恐竜の巨大植物はもっと大きくなるのだが。 徳川広和氏の作品は人所蔵品ばかりだった。最後に岐阜県博物館所蔵模型での制作方法解説がある。この特別展の機会でなければ、実物を見ることは難しかったのではないか。 ティラノサウルスやハルキゲニアについて、あ

    パレオアート作品展―二人のパレオアーティスト― 小田隆・徳川広和 | 読書は呼吸
  • 世にも美しい変形菌 川上新一・監修 高野丈・文、写真 | 読書は呼吸

    副題は「身近な宝探しの楽しみ方」 とても小さな変形菌の美しい拡大カラー写真と鑑定のヒントになる情報がまとめられた変形菌の簡易図鑑。構造色の生む繊細な色合いがおもしろい。キララホコリの表面に浮かんだ石灰の結晶が綺麗である。ウルワシモジホコリなんて美しさを謳った名前をもつ変形菌まである。 形態もそれぞれ特色があって、プレッツェルに似たヘビヌカホコリ、実際に見たことがある気のするガマグチフクロホコリなど個性的な姿を楽しめた。 希少性のランク付けもあるのだが、美しい変形菌が珍しいとは限らず、ポピュラーな美しい変形菌もあることが分かって嬉しい。ルリホコリの仲間が狙い目かな。 地味でも珍しい変形菌を極めていくのもオツであろう。 アマチュアの間で変形菌が人気を得ている背景には高機能なデジカメがお手頃な価格で流通しているおかでもありそうだ。マクロ撮影できて、何度でも撮れるツールがなければ、肉眼以外で楽しむ

    世にも美しい変形菌 川上新一・監修 高野丈・文、写真 | 読書は呼吸
  • にっぽんのスズメ 小宮輝之・中野さとる・ポンプラボ | 読書は呼吸

    巻末の既刊紹介を参考にすると6冊目になるはずのスズメ。野外と動物園で鳥類を観察・飼育した経験のある小宮輝之氏が監修に加わって、新しい視点を提供している。監修と言いつつ、過去の海外旅行で小宮氏が撮ったスズメの写真を載せていたり、文章や注釈のコメントを書いていたりしている。 フィルムカメラで撮られたのであろう写真はなんだか貴重に感じた。 中野さとる氏の写真は物語性のあるものを追求するようになったとのこと。説明文と合わせて読むと楽しめる。求愛行動で身体を伸び上がらせている姿がいつもの丸っこいイメージと違っていて新鮮に感じた。 あと足を三角形に開いて分かれた木の枝などに止まっている姿もおもしろい。 日で言われる通常のスズメ以外では、日に分布するもう一種類のスズメであるニュウナイスズメと、ヨーロッパでは一般的なイエスズメにページが割かれていた。 ほっぺたの楕円形をした黒丸が「スズメ」のトレード

    にっぽんのスズメ 小宮輝之・中野さとる・ポンプラボ | 読書は呼吸
  • 天野喜孝展 想像を超えた世界 | 読書は呼吸

    高浜市のやきものの里かわら美術館で開かれた同名の展示会の展示作品を収録した画集。先に熊現代美術館でも展示をおこなっているが、高浜市の学芸員が考察の文章をよせているので、発行にはこちらの方が関わっている様子? グイン・サーガやファイナルファンタジー、アルスラーン戦記などのファンタジー作品のイラストで知られる天野喜孝氏の作品が多く収録されている。 原点となったタツノコプロ所属時のガッチャマンから、氏の得意とするモンスターや美女がごった煮に高密度で描かれたDEVA LOKAシリーズまで非常に幅広い作品をみることができた。 個人的なお気に入りはN.Y.SALADの「眠れるレタス姫」。レタスの葉っぱらしさがドレスに残っているのにものすごく可愛い。そういえば自分は緑色の髪の毛に弱いのだった……。 どうしても注目せざるを得ないのがファイナルファンタジーに関係するイラストで、ドット絵時代のゲームが天野喜

    天野喜孝展 想像を超えた世界 | 読書は呼吸
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