Vol.118-1 本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはFacebook改めMetaが手がけるVRヘッドセット「Meta Quest 2」の価格引き上げ。この改定にはどんな思惑があるのか。 ↑Meta Quest 2。実売価格5万9400円(128GB)から。Meta社が買収したことにより、それまでのOculus Quest 2から名称を変更したVRヘッドセット。完全ワイヤレスによる操作が可能で、ゲームやフィットネスで展開されるVR空間、さらに昨今注目されているメタバース空間での移動もより自由度を増すデバイスとなっている 円安だけが背景ではない全世界での価格改定Metaは同社のVR対応ヘッドセット「Meta Quest 2」を、8月1日から値上げした。理由は材料費・製造コストの高騰と円安だ。 円安による値上げはアップルがiPhone
アップルのHPより 7月1日、アップルがiPhoneやiPad、iMacなど多くの自社製品の値上げを実施した。この値上げの背景には、円安や世界的な半導体不足があるようだ。 SNSでは「6月のうちに買っておけば良かった」「iPhone14はもっと高くなるの?」など不安の声がいくつも挙がっていた。これを受けてか、今、中古のiPhone需要が高まっており、中古ショップではiPhone商品の品薄・高価買取りが行われているという。 そこでITジャーナリストの西田宗千佳氏に、今回のようなiPhoneの値上げが今後も行われる可能性についてや、値上げを受けてiPhoneユーザーがAndroidに乗り換える可能性があるのかなどについて聞いた。 過去に前例がない振り幅の激しい円安で、高騰が続くiPhone まず今回の値上げで、各機種がどれくらい値上がりしたのか。 「昨年発売されたばかりのiPhone13(12
エンタメ 【連載】西田宗千佳のネクストゲート 第2回 映像配信に吹く逆風。「Netflixの会員減少」から見える現状 映像配信には逆風が吹いている、と言われる。 それを象徴するのは、Netflixが「2023年前半に広告モデルを一部の国から導入する」と発表したことだろう。 Netflixは2022年度に入り、2期続けて会員数が減少した。先日発表された第2四半期決算は、予想の半分ほどである97万人の減少で済んだものの、2021年度までの「右肩上がり」とは様相が異なっている。なぜそうなったのか? 映像配信自体になにが起きているのか? 改めて解説してみよう。 ユーザー数横ばいの時代に入ったNetflix 前述のように、Netflixの会員数は今年に入って減少した。 それでも全世界で2億2,000万人以上という有料会員数は他社を圧倒しており、世界最大の事業者であることに変わりはない。といっても、右
映像配信には逆風が吹いている、と言われる。 それを象徴するのは、Netflixが「2023年前半に広告モデルを一部の国から導入する」と発表したことだろう。 Netflixは2022年度に入り、2期続けて会員数が減少した。先日発表された第2四半期決算は、予想の半分ほどである97万人の減少で済んだものの、2021年度までの「右肩上がり」とは様相が異なっている。 なぜそうなったのか? 映像配信自体になにが起きているのか? 改めて解説してみよう。 ■ユーザー数横ばいの時代に入ったNetflix 前述のように、Netflixの会員数は今年に入って減少した。 それでも全世界で2億2,000万人以上、という有料会員数は他社を圧倒しており、世界最大の事業者であることに変わりはない。といっても、右肩上がりでずっと続いてきた同社のビジネスが、変化の時を迎えているのは間違いない。 2016年以降の同社のユーザー
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