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ブレイディみかこに関するdiet55のブックマーク (18)

  • ブレイディみかこ「《共感》だけではその先に進めない。知識人や政党の力を借りず、弱い立場の当事者が自分たちで状況を変えた、実話を元に」 連載・私の書いた本 ~ブレイディみかこ『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』|話題|婦人公論.jp

    英国ブライトン在住で、『子どもたちの階級闘争』『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』などの著書をもつブレイディみかこさん。『婦人公論』誌・WEBでエッセイ「転がる珠玉のように」も好評連載中です。そのブレイディさんの2作目となる長篇小説は、イギリスで実際に起きた出来事をモデルとした物語。女性が自分たちの置かれた状況に異を唱え、立ち上がった出来事を、日の人たちにも知ってほしいと思ったそうで――。(構成:古川美穂 撮影:藤澤靖子) イギリスで実際に起きた出来事をモデルに 書は私の2作目の長篇小説となりますが、0から作り上げた物語ではありません。イギリスで実際に起きた出来事がモデルです。 2014年、ロンドン東部にある公営のホームレスシェルターから突然立ち退きを迫られたシングルマザーたちが、再開発して高値で売る目的で空き家になっていた公営住宅を占拠しました。 イギリスではサッチャー政

    ブレイディみかこ「《共感》だけではその先に進めない。知識人や政党の力を借りず、弱い立場の当事者が自分たちで状況を変えた、実話を元に」 連載・私の書いた本 ~ブレイディみかこ『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』|話題|婦人公論.jp
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    diet55 2023/11/19
    「自分と違う文化や考え方、バックグラウンドを持った人たちと接する時に、それがたとえ自分には理解しがたくても、相手を侮辱したり傷つけたりしない『思いやり』もまた、『リスペクト』というのです。」
  • ブレイディみかこ「ソウルの空港で出会ったジェントルマン。処理水をめぐるニュースが報道される中、脳裏に蘇ったこと」 連載:転がる珠玉のように「民と民とのおつきあい」第40回|話題|婦人公論.jp

    イギリス在住のブレイディみかこさんが『婦人公論』で連載している好評エッセイ「転がる珠玉のように」。今回は「民と民とのおつきあい」。福岡からソウル経由で英国に戻る際、空港のトランスファー・ラウンジで1泊することに。予想に反して混み合う中、アジア系のジェントルマンが現れて――。(絵=平松麻) 空港で約10時間待つことに 福岡から英国に戻る飛行機がキャンセルになった話は、前にウェブ版「転がる珠玉のように」に書いた。ソウル乗り継ぎで帰れる便を予約していたのだが、数ヵ月前、ソウルからロンドンに向かう便がキャンセルになったのだ。救いは翌日のソウル─ロンドン便に空きがあって振り替えできたことだが、問題はそれにうまく乗り継げる福岡─ソウル便がなく、前日の夜にソウル入りしなくてはいけないことだった。 この便がソウルに到着するのは午後11時頃。ロンドン行きの便は翌朝までなく、待機時間が約10時間になってしまう

    ブレイディみかこ「ソウルの空港で出会ったジェントルマン。処理水をめぐるニュースが報道される中、脳裏に蘇ったこと」 連載:転がる珠玉のように「民と民とのおつきあい」第40回|話題|婦人公論.jp
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    diet55 2023/11/03
    「民際」。言葉が通じ合わなくても、困っている他人のためにそのとき自分ができる最善の選択ができることはすばらしい。見習いたい。「親の背中」。
  • 臨場感ってなに? リアルな現実は足元に | 西日本新聞me

    ブレイディみかこさん【どげんもこげんも UKダイアリー】 イスラエルとハマスの衝突について、日のメディアの人から質問が来た。「イギリスの人々はどう見ていますか?」と言う。そんなことを言われても、イギリスにもいろんな人がいる。特にこの問題は非常に複雑だ。様々な意見や立場の人がいるのに、まとめて簡潔に教えろというのは無理である。だから、自分が知っていることだけを答えることにした。 >>過去の「どげんもこげんも UKダイアリー」 「こっちには公立のユダヤ教の学校がありますが、休校措置が取られたり、生徒たちが制服を着ないで登校するように言われたりしてます」...

    臨場感ってなに? リアルな現実は足元に | 西日本新聞me
  • 『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』ブレイディみかこ著

    【読売新聞】評・池澤春菜(声優・作家・書評家) ビートの早い、心が疾走する音楽を爆音で聞いたような気持ち。あと一歩、踏み出す背中を押してくれる、そんなだ。  キーワードは2014年ロンドン。ジェントリフィケーション。シングルマザー

    『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』ブレイディみかこ著
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    diet55 2023/10/27
    “評・池澤春菜”
  • ファッキン・ブリリアント!|単行本|高橋 源一郎|webちくま

    ブレイディみかこさんの『リスペクト――R・E・S・P・E・C・T』は、2014年ロンドンで実際に起きた占拠運動をモデルとした小説です。書が突き付けてくるものは何か? 私たちと無縁なのか? 小説家の高橋源一郎さんによる書評です。 「二〇一三年八月のある暑い日、三人の若い母親たちがロンドンのホームレス専門のホステルの一室に座っていた」という文章からこの小説の第一章は始まってる。シングルマザーで白人のジェイド、ラッパー風ファッションをした黒人のギャビー、そしてフィリピン系移民の母親がいるシンディは、元ネイリストで爪に薔薇を描いている。この三人が集まったのは、住んでいるホステル、というかシェルターから退去するよう通告を受けたからだ。なぜかって? 彼女たちが住んでいる「E15」地区では古い建物を壊して、高級マンションやモダンなアパートに建て替える「ソーシャル・クレンジング」(地域社会の浄化ってこと

    ファッキン・ブリリアント!|単行本|高橋 源一郎|webちくま
  • 小野寺伝助の読書案内『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』Vol.19/『リスペクト ─R・E・S・P・E・C・T』(著:ブレイディみかこ) | POPEYE Web | ポパイウェブ

    カルチャー クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書。Vol.19 紹介書籍『リスペクト ─R・E・S・P・E・C・T』 2023年10月15日 街や住宅を「投資の対象」とみなす思考に「尊厳」で抗う 先日、久しぶりに地元に帰ったら、新しいタワーマンションがボコボコ建っていた。私が呆気にとられていると父は「高層階は外国の富裕層が買い占めているらしいぞ」と言った。その噂の真意は定かでないものの、ネットニュースでよく見るような話が我が地元でも起きているのだなと思った。 日人の平均賃金はこの30年で変わらず横ばいで、人口減少に伴って空き家も増えている。それなのに住宅価格は高騰し続けている。東京23区内の新築マンション価格は平均1億円を超えるとか。「そんなん誰も買えないっしょ…」と思いきや、あちこちにボコボコとマンションは建って、バンバン売れていくらしい。 これつまりは格差がどんどん広がってい

    小野寺伝助の読書案内『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』Vol.19/『リスペクト ─R・E・S・P・E・C・T』(著:ブレイディみかこ) | POPEYE Web | ポパイウェブ
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    diet55 2023/10/24
    「『自分たちでやってやれ』というDIY精神と、『仲間と連帯して助け合う』相互扶助の精神」「自然にまっとうに自分たちでできることを、できないって思い込めば思い込むほど、支配する者たちの力は強大になる。」
  • 注目の本:インタビュー「女たちはこうして立ち上がった」ブレイディみかこ | 週刊エコノミスト Online

    女性たちの闘いを描いた小説『R・E・S・P・E・C・T リスペクト』を8月に出したブレイディみかこさんに話をうかがった。(聞き手=北條一浩・編集部) 『R・E・S・P・E・C・T』(筑摩書房、1595円) 2014年、英国ロンドンで実際に起きた事件をモデルに書かれた小説『R・E・S・P・E・C・T』。地方自治体の予算削減という名目でホームレス・シェルターから追い出されようとしていたシングルマザーたちが立ち上がり、占拠運動を展開する物語だ。 「反対運動というのはたいてい党派などのバックボーンがあるものですが、この占拠は、運動のウの字も知らないシングルマザー、しかもホームレスという社会的に最も弱い立場の人々が立ち上がった点に特徴があります。やがて当該地域の区長が『ガーディアン』誌に公式に謝罪文を掲載するような事態にまで発展しました」 日ではまったくといっていいほど報道されなかったこの事件。ブ

    注目の本:インタビュー「女たちはこうして立ち上がった」ブレイディみかこ | 週刊エコノミスト Online
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    diet55 2023/09/28
    「もともとはオーティス・レディングが書いた曲で、そこでは“家に帰ったオレを尊敬しろよ”と男性目線になっています。それを数年後にアレサが、“家に帰ったら、私を尊敬して”と書き換えました。」
  • ブレイディみかこ「英国の貧しさは移民のせいではなく、国の経済政策がポンコツなせい」 | AERA dot. (アエラドット)

    作家、コラムニスト/ブレイディみかこ 英国在住の作家・コラムニスト、ブレイディみかこさんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、生活者の視点から切り込みます。 *  *  * 英国のスナク首相が、フランスから英国を目指して小型ボートで英仏海峡を渡る移民の対応に苦慮しており、今年1月に英政権の最重要課題の一つとして不法移民対策を挙げたと報じられている。こうした記事だけを読めば、なるほど、英国の人々の関心事は今でも移民の問題なのかと思う人も多いだろう。 しかし、国内では興味深い調査結果が出ている。マンチェスター大学の教授がシンクタンクと共同で発表した報告書によれば、EU離脱以降、英国の人々の移民に対する考え方は大きく変化しているというのだ。最優先課題は移民問題だと答えた英国の人々は、2015年(EU離脱をめぐる国民投票の前年)には44%だったが、2022年には9%まで

    ブレイディみかこ「英国の貧しさは移民のせいではなく、国の経済政策がポンコツなせい」 | AERA dot. (アエラドット)
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    diet55 2023/08/30
    「移民問題だと答えた英国の人々は、2015年には44%だったが、2022年には9%」自分たちが貧しくなったり(中略)しているのは、国の経済政策がポンコツだからだ」「反移民で票を稼いできた右派の政治の時代に終わり」
  • 【編集者のおすすめ】『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』ブレイディみかこ著 「正当な扱い」を求めた母たち

    『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』ブレイディみかこ著(筑摩書房・1595円) 世の中には、理不尽なことがいっぱいあります。それに対して、あきらめたり、スルーしたりするのは楽ですが、そうも言ってられない、「やるしかないときがある」。そんな勇気が湧くです。 書は、2014年にロンドンで実際に起きた占拠事件をモデルとした小説です。シングルマザーたちが、理不尽な理由で住居の退去を迫られ、それに対して立ち上がります。自分たちへの「リスペクト」と尊厳を求めて。 著者は、代表作『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮文庫)で、他人の立場になって考えること、「エンパシー」の重要さを教えてくれました。作では、それと同じくらい重要な、自分への「リスペクト」、すなわち自分を正当に扱ってほしいと求めることの重要さを描いています。 そして、そんなシングルマザーたちや支援者たちによる運動の場

    【編集者のおすすめ】『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』ブレイディみかこ著 「正当な扱い」を求めた母たち
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    diet55 2023/08/19
    「本書は、2014年にロンドンで実際に起きた占拠事件をモデルとした小説です。」「それと同じくらい重要な、自分への『リスペクト』、すなわち自分を正当に扱ってほしいと求めることの重要さ」
  • ブレイディみかこ「英国の人はよくしゃべる。シャイな性格でもうっかり目が合うと会話をすることに。USBをきっかけに始まった2人との話は広がり続け…」 連載:転がる珠玉のように「巻き込まれるスキル」第37.5回|話題|婦人公論.jp

    イギリス在住のブレイディみかこさんが『婦人公論』で連載している好評エッセイ「転がる珠玉のように」。Webオリジナルでお送りする37.5回は「巻き込まれるスキル」。英国の人はよくしゃべり、道端でも目が合うと話しかけてくる。先日も図書館で思わぬ出会いがあり――。 わたしのコミュニケーションスキル 当連載をいつも最初に読んでくれるのは2人の若い編集者だ(自分より年下の人々はわたしにとっては若いし、日の年齢中央値は48.4歳だそうだから、その点でもまだまだ若手である)。2人とも、毎回とても面白い感想メールを送ってくださる。それをまとめて一冊のにしたらいいのでは、と思うぐらいだ。世にエッセイ集というのは多くあれど、編集者の感想付きというのはそうない、というか見たことがない。どこか往復書簡のようでもあり、文と感想文がセットになった読書のようでもあり、なかなかレアな企画だと思うが、どうだろう。な

    ブレイディみかこ「英国の人はよくしゃべる。シャイな性格でもうっかり目が合うと会話をすることに。USBをきっかけに始まった2人との話は広がり続け…」 連載:転がる珠玉のように「巻き込まれるスキル」第37.5回|話題|婦人公論.jp
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    diet55 2023/08/12
    日本だと男性はコミュニケーションスキルが低くて、女性は高いので、それが目標。と書こうとしたら、これは国民性かね?ブレイディみかこさんの本はすべて読んでいるけれど、該当する箇所は思い当たらない。
  • ブレイディみかこ「人は忘れやすい動物だけど、時に思い出すべきことがある」 | AERA dot. (アエラドット)

    作家、コラムニスト/ブレイディみかこ 英国在住の作家・コラムニスト、ブレイディみかこさんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、生活者の視点から切り込みます。 *  *  * ロイヤル・ナショナル・シアターで「Grenfell: in the Words of Survivors」を見た。2017年にロンドンで起きた高層住宅火災を描いた演劇だ。火災が発生したのは富裕層が住む区として知られるケンジントン・アンド・チェルシー区の低所得者向け高層住宅、グレンフェルタワー。72人の死者を出した大火災は、世界中のメディアに報道された。 この作品の脚は生存者たちがメディアなどで話した言葉だけで構成されている。各人の経験や人生などが俳優たちに語られていき、時に朴訥(ぼくとつ)とした作られていない言葉の数々が、観客の中にある感情を呼び覚ます。それはあの時に感じた怒りだ。 英国で

    ブレイディみかこ「人は忘れやすい動物だけど、時に思い出すべきことがある」 | AERA dot. (アエラドット)
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    diet55 2023/08/10
    「その芝居は声高に何かを訴える内容ではなかったからこそ、観客は怒った。あれだけの悲劇の責任の所在が今でもうやむやにされていることに。そしてそれ以上に、そのことをすっかり忘れていた自分自身に。」
  • 英国の「しつこさ」 | | 有明抄 | 佐賀新聞

    英国在住のブレイディみかこさんがコラムに書いていた。英国政府の新型コロナ対策に関する独立調査委員会の公聴会にキャメロン元首相が呼び出された。キャメロン氏はコロナ禍が始まる前の2016年に退任しているが、在任中の政策と感染拡大の関連が問われたという◆キャメロン政権は大規模な緊縮財政を進め、医療や保健関連の予算も削減した。それがコロナへの対応力を弱め、感染拡大を招いたのではないか、そんな観点からの検証である◆ブレイディさんは「権力と責任はセットで為政者に与えられる。片方だけの持ち逃げを許さないから、英国の独立調査委員会は『しつこい』」と解説していたが、翻って日はどうだろうか。政府の有識者会議が昨年6月に報告書をまとめたが、初会合からわずか1カ月の作業だった◆発令と解除が繰り返された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置、飲店などへの休業要請、学校の一斉休校、ワクチン接種体制…。検証すべき事項は

    英国の「しつこさ」 | | 有明抄 | 佐賀新聞
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    diet55 2023/08/08
    「翻って日本はどうだろうか。政府の有識者会議が昨年6月に報告書をまとめたが、初会合からわずか1カ月の作業だった」「◆発令と解除が繰り返された緊急事態宣言やまん延防止等重点… https://dot.asahi.com/aera/2023071000051.html
  • ブレイディみかこ「30代で他人事気分で楽しんだ移民の物語は、50代で読み直すと〈あるある〉だらけになっていた」 連載:50歳からの読書案内|教養|婦人公論.jp

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    diet55 2023/08/01
    ゼイディー・スミス『ホワイト・ティース』「この小説だけは『お勉強感』を忘れて引きこまれた。 」「ロンドンで生まれ育った英国人のアーチーとバングラデシュ出身のイスラム教徒サマードの数十年にわたる友情を」
  • ブレイディみかこ「BBCの性的スキャンダル報道で各国メディアの自浄作用が問われている」 | AERA dot. (アエラドット)

    作家、コラムニスト/ブレイディみかこ 英国在住の作家・コラムニスト、ブレイディみかこさんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、生活者の視点から切り込みます。 *  *  * ジャニーズ事務所の前社長による性加害問題が日で広く報道されるきっかけを作ったBBCが、看板ニュースキャスターの性的スキャンダルで揺れている。BBC報道の「顔」と言ってもいいヒュー・エドワーズが、10代の若者に性的写真を要求し、金銭を払い続けたとタブロイド紙に報じられたのだ。警察は犯罪があったと示す証拠はないと発表したが、ネットを含め、世論は大騒ぎになった。 タブロイド紙の報道は、自分の子どもがコカインを買うためにエドワーズに性的写真を売っていたという母親の主張に基づくもので、BBCに苦情を申し立てたのにまともに相手にされなかったとも母親は言った。その後、若者の弁護士が母親の主張を「ばかげて

    ブレイディみかこ「BBCの性的スキャンダル報道で各国メディアの自浄作用が問われている」 | AERA dot. (アエラドット)
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    diet55 2023/07/27
    「例えば、上の者に物申すことが難しい」「BBCは窮地に立たされた。だが(略)積極的にこの問題を報じている」「つまるところ、真実を直視することができない報道機関なんて、文字通り、ノー・フューチャーなのである
  • 自分の体が嫌いな少女たち【ブレイディみかこのSISTER "FOOT" EMPATHY】 - ブレイディみかこのSISTER "FOOT" EMPATHY | SPUR

    去年の夏まで、中学生対象の無料補習教室でボランティアをしていた。英国の公立中学校は、入学時に読み書きや簡単な計算ができない子どもたちを対象に補習を行なっているが、コロナ禍のロックダウンで休校になった年は、当然ながらその補習もろくに行われなかった。それで、地域のコミュニティセンター(公民館のようなものだ)で、一年生のときにロックダウンを経験した中学生を対象に補習が行われることになり、その算数教室でボランティアをやっていたのだ。 そこにはさまざまな事情で学業が遅れてしまった子どもたちがいた。一人、いつも母親につき添われてやってくる少女がいた。講師に聞いた話によれば、小学生のときに自分のボディイメージを気にしてメンタルヘルスの問題を抱えるようになり、学校に通えなくなったのだという。摂障害で入院したこともあり、自分で自分の体を傷つけたりしてカウンセリングを受けてきたらしい。 こういう問題は思春期

    自分の体が嫌いな少女たち【ブレイディみかこのSISTER "FOOT" EMPATHY】 - ブレイディみかこのSISTER "FOOT" EMPATHY | SPUR
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    diet55 2023/07/21
    「少女は数学が好きな自分に気づいたのだ。」「これを可能にしたものはわかっている。それは、少女を補習教室に行く気にさせた母親と若き担任教員、そしてソーシャルワーカーの連携だった。」
  • ブレイディみかこ「英国の独立調査委員会は人災の責任を『しつこく』追及する」 | AERA dot. (アエラドット)

    作家、コラムニスト/ブレイディみかこ 英国在住の作家・コラムニスト、ブレイディみかこさんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、生活者の視点から切り込みます。 *  *  * 英国政府の新型コロナウイルス対策に関する独立調査委員会の公聴会にキャメロン元首相が呼び出された。「なぜキャメロン?」と思う人もいるかもしれない。彼は2016年に退任し、コロナ禍が始まる3年前には政界を引退していたからだ。 しかし、そこが「しつこい」ことで知られる英国の独立調査委員会だ。国がパンデミックの可能性を想定せず、準備を怠っていたとすれば、コロナ禍前の政府にも責任の一端がある。だから何代も前の首相に遡(さかのぼ)って責任の追及が行われているのだ。 特に委員会が問題視しているのは、2010年から首相を務めたキャメロンの下で行われた大規模な緊縮財政政策の影響だ。予算を削減されたNHS(国民

    ブレイディみかこ「英国の独立調査委員会は人災の責任を『しつこく』追及する」 | AERA dot. (アエラドット)
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    diet55 2023/07/11
    「特に委員会が問題視しているのは、2010年(略)キャメロンの下で行われた大規模な緊縮財政政策の影響だ。 予算を削減されたNHS(国民保健サービス)が縮小し、緊急事態への対応力を失って」「権力と責任はセット」
  • ブレイディみかこ「日本の訪問入浴サービスは、英国でホラ話になるほど素晴らしい。本当に高い賃金を貰うべきは市井の労働者」 連載:転がる珠玉のように「日本の介護スゴイ」第32回|話題|婦人公論.jp

    イギリス在住のブレイディみかこさんが『婦人公論』で連載している好評エッセイ「転がる珠玉のように」。今回は「日の介護スゴイ」。母親の介護のため帰省した際に目の当たりにした日の介護業界のスゴさ。何よりびっくりしたのは訪問入浴サービスで――。(絵=平松麻) 日の介護業界はマジでスゴかった 正月早々、妹からメールで送られてきた写真を見て、なんとも言えない気分になっている。それはホスピスの母親の病室の入口にあったという、質素ながらも美しいお正月飾りの写真だった。いつ何があってもおかしくないと言われている患者のために、正月にふさわしい色彩の花を小瓶に活け、ウサギの置き物を配置して新年の飾りを施す。この気配りにはじわっとくるものがある。 じわっとくる理由は、その飾りの大きさや雰囲気のちょうどよさというか、押しつけがましくないやさしさのせいだ。この過不足のない思いやりは、プロフェッショナルであると言

    ブレイディみかこ「日本の訪問入浴サービスは、英国でホラ話になるほど素晴らしい。本当に高い賃金を貰うべきは市井の労働者」 連載:転がる珠玉のように「日本の介護スゴイ」第32回|話題|婦人公論.jp
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    diet55 2023/06/20
    「介護ベッドと家具でぎりぎりのスペースしかない6畳間にしゃかしゃかと浴槽を組み立て、庭に停めてあるバンからホースを引いてきてお湯を溜め、あっという間に畳の部屋にお風呂を作ってしまうのだ。」😭
  • 書評 読書日記:劇的でないからこそ印象に残る拒食症を“歩き抜けた記録” ブレイディみかこ | 週刊エコノミスト Online

    ×月×日 あるママ友から、摂障害で入院している娘について相談されていたこともあり、『涙をべて生きた日々摂障害 体重28.4㎏からの生還』(道木美晴著、今日マチ子画、二見書房、1815円)が刺さった。英訳があったら、彼女に渡して読ませてあげたいと思ったぐらいだ。 摂障害に関するといえば、改善メソッドや治療法、家族を対象とした支援マニュアルなどが存在する。が、書は当事者が10年以上にわたる自らの歴史をつづったもので、「克服記」というより、「歩き抜けた記録」である。摂障害を経験した人でなくとも、十代の不安定な時期に何かに躓(つまず)き、苦しんだ経験のある人なら共感できるだと思う。 タイトルから察すれば、涙に満ちたウエットなのように思える。が、著者の筆致はどこか乾いていて、客観的に自分を振り返っている。特に高校1年生で拒症になり、入院したときの経験を記している最初のほうは、起き

    書評 読書日記:劇的でないからこそ印象に残る拒食症を“歩き抜けた記録” ブレイディみかこ | 週刊エコノミスト Online
    diet55
    diet55 2023/06/16
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