11日投開票の沖縄県知事選では、米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非に加え、新型コロナウイルス禍からの経済回復が争点となった。玉城デニー知事が自民、公明両党推薦候補に6万票以上の差をつけて再選した背景について、元知事と経済、歴史両学者に読み解いてもらった。(聞き手は児玉章吾)元知事の稲嶺氏「基地問題、今も大きなウエート」――辺野古反対を掲げる「オール沖縄」の支援を受けて再選した
11日投開票の沖縄県知事選では、米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非に加え、新型コロナウイルス禍からの経済回復が争点となった。玉城デニー知事が自民、公明両党推薦候補に6万票以上の差をつけて再選した背景について、元知事と経済、歴史両学者に読み解いてもらった。(聞き手は児玉章吾)元知事の稲嶺氏「基地問題、今も大きなウエート」――辺野古反対を掲げる「オール沖縄」の支援を受けて再選した
第2次岸田文雄改造内閣発足後初の大型地方選挙となった沖縄県知事選。当初は、新型コロナウイルス感染症対策や米軍基地問題などをめぐり、保革が激しく競り合う展開になるとみられたが、野党勢力が支持する現職の玉城デニー氏(62)が、岸田政権の推す新人の佐喜真淳(さきま・あつし)氏(58)を大差で破る結果に終わった。あまりに一方的な展開の背景に、何があったのか。 「県政危機」「こんなはずじゃなかった…」。知事選の期間中、自民党県連関係者から何度も聞かれた言葉だ。 8年ぶりの県政奪還を目指す自民党が当初描いていた戦術は、玉城氏に一対一で論戦を挑む真っ向勝負だった。最大の争点は全国最悪ともいわれた新型コロナ禍で冷え込んだ経済の再建策。自民党はこれを「県政危機」と呼び、国との連携強化によって乗り切る政策を昨年から訴えてきた。 この戦術は功を奏し、今年に入ってからの市長選で自民推薦の候補が玉城氏を支える「オー
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