印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 認知症などを患う高齢者の徘徊が問題になっている。突然の徘徊で家族の行方不明を経験した読者もいるだろう。中国では、一人っ子世代が中年に差し掛かり、その親世代は高齢期に突入している。 監視社会と言われる中国では、街中のさまざまな場所に監視カメラが設置されている。これは国外では否定的にとらえられることが多い。筆者は中国の監視カメラにまつわる情報をSNSで時々紹介している。その中で、例外的に肯定的に評価されたのが徘徊する高齢者の発見につながった事例である。 中国では、高齢化社会が進展する中、アルツハイマー病や認知症による高齢者の徘徊が年々深刻になっている。高齢になると自分の身元や家族の連絡先をうまく伝えられないことがあるが、監視カメラと人工知能