ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は23日から24日にかけ、ウクライナ侵攻に参加するワグネル部隊をロシア軍が攻撃したと訴え、戦闘員と共に南部ロストフナドヌーにあるロシア軍の南部軍管区司令部に入った。ワグネルは隣接するボロネジ州に移動したとみられ、米紙ニューヨーク・タイムズは軍と衝突したと報じた。英BBC放送は、ワグネルが同州州都ボロネジの全ての軍施設を制圧したと伝えた。 ボロネジ州のグセフ知事は24日、ロシア軍が州内で対テロ作戦を実施していると明らかにした。 24日、ロシア南部ロストフナドヌーにあるロシア軍の南部軍管区司令部前に展開するワグネルの戦車(タス=共同)ウクライナ軍が領土奪還へ反転攻勢を続ける中、ロシアの内部対立の先鋭化が戦況に影響を与える可能性が出てきた。 ロシアの国家テロ対策委員会はプリゴジン氏が「武装反乱」を呼びかけたとして、連邦保安局(FSB)が捜査に着