岸田総理大臣は、国民民主党の副代表を務めた矢田稚子元参議院議員を総理大臣補佐官に起用する意向を固めました。国民民主党との連携を探るねらいもあるとみられます。 岸田総理大臣は、改造内閣の発足に伴い、閣僚以外の人事についても調整を進めています。 そして、国民民主党の元参議院議員の矢田稚子氏を労働分野に精通しているとして、新たに総理大臣補佐官に起用する意向を固め、与党幹部に伝えました。 矢田氏は大阪府出身の57歳。 1984年に当時の松下電器産業、現在のパナソニックに入社し、2016年の参議院選挙に大手電機メーカーなどの労働組合でつくる「電機連合」の組織内候補として当時の民進党から比例代表で立候補して初当選しました。 その後、国民民主党の副代表を務め、去年の参議院選挙で落選したあと党の役職は離れていました。 岸田総理大臣としては、矢田氏の起用を通じ、経済や安全保障など政策面で一致点も多い国民民主