文/末近浩太(立命館大学教授) 「不自由」な中東諸国 冷戦の終結から四半世紀、湾岸危機・戦争(1990-91年)、9.11事件とその後の「対テロ戦争」(2001年〜)、イラク戦争(2003年)、そして、「アラブの春」と「イスラーム国(IS)」の台頭(2011年〜)と、中東は世界で最も不安定な地域の1つであり続けてきた。 中東の安定化のためには何が必要なのか。その鍵として繰り返し語られてきたのが、「民主化」である。 たとえば、よく知られているのが、米国ジョージ・W・ブッシュ政権下の2002年12月に打ち出された、中東の市場経済化と民主化のための「米国・中東パートナーシップ・イニシャティヴ」である。 日本政府も、国際社会と歩調を合わせるかたちで、「公正な政治・行政運営」、「人づくり」、「雇用促進・産業育成」を三本柱とする中東の「民主化支援」を推し進めている(参考:外務省サイト内「『アラブの春』
【26日のニュース】ウクライナ軍、フェオドシヤに空爆 イスラエル首相、ガザ地区の和平達成に向けた3つの条件を挙げる
今日の横浜北部は朝からよく晴れました。 昨日でミアシャイマーの『大国政治の悲劇』に関する訳出作業がすべて終わったのもつかの間、大学の授業の準備や次の本の訳出作業などもありますので、常に仕事はありますね。 さて、先週の放送(http://ch.nicovideo.jp/strategy/live)でも少し触れた「イスラム教の土着性」についてのすぐれた論説記事がありましたので要約です。 これは最近HBOで放映されて大問題になった、以下のトーク番組でのイスラム教についてのコメントが炎上した件に関係するものです。 この時のゲストたちは、イスラム教側に批判的な側として右側に座っている二人(司会者のビル・マーとサム・ハリス)と、左側の寛容派である俳優のベン・アフレック、NYタイムス記者のニコラス・クリストフ、そして共和党元全国委員長を務めた経験を持つ黒人のマイケル・スティールたちの三人。 以下のように
HARA Bunjiro 原 文次郎 @harabun パキスタン人がマララさんを嫌う理由について、パキスタン人自身による分析を識者から聞かせて貰いましたが、相当に屈折しているところがあって、外国人である私にはやはり理解が難しいところがありました。以下、記してみます。 2014-10-17 04:35:04 HARA Bunjiro 原 文次郎 @harabun 1.マララさんの言う、女性が教育を受ける権利については正論であり一点の曇りも無い。しかし正論であるから支持できるとは限らない。伝統的な価値観と衝突するからと言うよりも、欧米の価値観と一致する故に、外から言われたくは無いという感情的な反発が生じる。 2014-10-17 04:37:34 HARA Bunjiro 原 文次郎 @harabun 2.マララさんが欧米の操り人形であるとか、もともと狙撃事件が自作自演であるとか言う類いの謀
(CNN) シリア北部からイラク中部に至る広大な土地を掌握するイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は、世界の指導者に懸念を抱かせる存在となった。今回はISISのルーツを明らかにし、同組織が何を支配し、どこから支援を受けているのかについて解説する。 ISISは、2004年に「イラクのアルカイダ」として発足し、その2年後にISISに改名した。ISISはオサマ・ビンラディン率いる国際テロ組織アルカイダと同盟を組み、またどちらもこの地域にイスラム独立国家の建設を目指す反西洋の過激派の武装グループであるなど共通点があった。一方で、ISISはアルカイダと異なり、より残忍かつ効果的な方法で奪取した領土を支配してきた。アルカイダは2014年はじめにISISとの関係を断ち切っている。 ISISは、戦場の混乱が落ち着くと、制圧した土地を支配するための統治機構を築く。閣僚や知事から財務・立法
様々な問題発言や理解できない行動が、すでに常態化した感のある鳩山元首相だが、昨年ロシアに編入されたクリミアを訪問し、非難を浴びている。海外メディアは批判の声を紹介する一方、同氏の真意を考察している。 ◆総理経験者として不適切 日本政府は、鳩山氏のクリミア訪問を政府の立場に著しく反する行動だとして厳しく批判。菅官房長官は、「ロシアのクリミア編入は、ウクライナの主権と領土保全への侵害。日本政府は力で現状を変えるそのような試みを認めない」と会見で述べたうえで、政府が再考を求めたにも関わらず、鳩山氏が実行に移したことに「総理経験者としては全く軽率で非常に遺憾」とコメントした(ロイター)。 ロイターによれば、鳩山氏は訪問の理由を、クリミアの住民が編入についてどのように感じているかを自分の目で確かめるため、と出発前に共同通信に語っている。政府の批判をものともせず、ロシアビザでクリミアに“入国”した。
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