すこしSFっぽさを感じます。 ボーイング は25日、 新宇宙服「Boeing Blue」 を発表しました。これは、将来ボーイングの宇宙船でISS(国際宇宙ステーション)などへと向かう宇宙飛行士のための宇宙服です。 これまでのNASAなど宇宙服に比べると、Boeing Blueはなんともシンプルなデザイン。そしてその重量も約9kgと、従来の宇宙服の約13.6kgに比べて 40%も軽量化 されているのです。また見た目もスリムで、動きやすそうなイメージですね。 このBoeing Blueは気密性が確保されているのはもちろんですが、その他にも「 内部が涼しい 」という特徴があります。特別なデザインのお陰で外部冷却装置は必要なく、ヘルメットも小型化。またヘルメットはファスナーで開閉します。 そして 手袋(グローブ) はタブレットなどの タッチスクリーンが触りやすい設計 に。スニーカー風の靴は滑り
国立天文台、ミシガン大学、京都産業大学、立教大学および東京大学の研究者からなる研究グループは、超小型深宇宙探査機「プロキオン(PROCYON)」に搭載された「ライカ(LAICA)望遠鏡」を用いて、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(正式名称:67P/Churyumov-Gerasimenko)の水素ガスを観測し、彗星核からの水分子放出率の絶対量を決定することに成功したと発表した。同成果の詳細は、1月24日付の米国の天文学専門誌「The Astronomical Journal」に掲載された プロキオンは東京大学が開発し、2014年12月に小惑星探査機「はやぶさ2」の相乗り衛星として打ち上げられた重さ約65kgの小型探査機。地球の周りを広く覆っている水素ガスの層「ジオコロナ」の外側から彗星コマ全体の水素ガスの観測を実施し、彗星活動が最も激しい近日点付近での水分子の生成率の絶対量を決定することに成
日本の宇宙平和利用原則が「非軍事」から「非侵略」という国際基準に変更されて以来初となる、防衛省の独自人工衛星であるXバンド防衛通信衛星「きらめき2号」が打ち上げられた。自衛隊にとっては新たな宇宙利用の幕開けだが、日本の宇宙開発にとっては今まで大きな声では言えなかった「不都合な真実」の集合体のような打ち上げだ。 「宇宙は使いたいけど、日本製は買いたくなかった」 防衛省がXバンド防衛通信衛星の調達と運営をPFI事業として契約したのは、2012年度末のことだ。その直後の2013年4月、内閣府の宇宙政策委員会で防衛省はこのように報告している。 「防衛省が行った調査研究などによれば、宇宙利用の基盤である国内打上げロケットは約20~30%、国内衛星バスは約15%程度割高。そのため、現在のところ、国内産業は、宇宙を利用する“顧客”としての防衛省にとって魅力的なサプライヤーとは言い難い」 日本製のロケット
超小型の人工衛星を、超小型のロケットで打ち上げる――。そんな動きが今、世界中で活発になっている。これまで超小型衛星は、ロケットの大きさや価格などの問題で、好きなときに好きな軌道へ、自由に打ち上げることができなかった。しかし今、ふたたび盛り上がりつつある小型衛星ブームを背景に、そうした小型・超小型衛星を打ち上げることに特化した超小型ロケットの開発が世界中で進んでいる。 第1回では小型・超小型衛星の打ち上げを取り巻く問題について紹介した。今回は、その問題の解決のため世界中で開発が超小型ロケットの中で、最も実現に近いロケット・ラボという会社の「エレクトロン」ロケットについて紹介したい。 超小型ロケットが可能になった背景 小型・超小型衛星を打ち上げることに特化した、超小型ロケットが造れるようになった背景には、いくつかの理由がある。 たとえば、超小型衛星が生まれたのと同じように、電子機器などが小さく
三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、Xバンド防衛通信衛星2号機(※1)を搭載したH-IIAロケット32号機(H-IIA・F32)の打上げについて、下記のとおり決定しましたので、お知らせいたします。
土星探査機カッシーニからの合成画像は、衛星タイタンのもやの下に隠された地形を見せてくれる。(PHOTOGRAPH BY NASA) 今から12年前の2005年1月半ば、地球ではない星に着陸すべく、小さな探査機がパラシュートを開いて分厚い大気の中をゆっくりと降下した。探査機はやがて凍った地面に到達。小さな穴をあけ、跳ね返り、横に滑り、ぶるぶるとぐらついた。 ほどなく探査機が静止した場所は土星の最大の衛星タイタンの「湿った」氾濫原だった。 欧州宇宙機関(ESA)の小型探査機ホイヘンスは、もやに包まれたオレンジ色の衛星に着陸して詳細な画像を撮影した最初の無人探査機となった。この探査機は、電池が切れ、母船であるNASAの土星探査機カッシーニとの通信が途絶えるまでのわずか1時間ほどの間に、猛烈な勢いでデータを収集し、送信した。(参考記事:「タイタンにたたずむ探査機ホイヘンス」)
米国航空宇宙局(NASA)は1月5日(日本時間)、月・惑星探査計画「ディスカヴァリー計画」において、次に実施するミッションとして、木星トロヤ群小惑星を探査する「ルーシー」と、小惑星帯にある鉄やニッケルでできたM型小惑星「プシューケー」を探査する「サイキ」の2つを選定した、と発表した。 ルーシーは2021年10月に打ち上げ予定で、2027年に木星トロヤ群に到着。約6年かけて6つの小惑星に接近して探査する。一方のサイキは2023年10月に打ち上げ予定で、2030年にプシューケーに到着。周回軌道に入って探査を行う。 木星トロヤ群小惑星も、M型小惑星も、これまで地上や宇宙から望遠鏡で観測されたことしかなく、探査機が訪れて探査をするのは初めてとなる。この人類未踏の地に挑むのはどんな探査機なのか、またこれらの天体を探査する意義は何なのかについて見ていきたい。 ディスカヴァリー計画 ディスカヴァリー計画
30億光年の彼方にある矮小銀河から届く微弱な電波バーストは、科学者が初期宇宙を覗き込むための新たな「窓」になり、人類の宇宙観に突きつけられた謎を解くための重要な手掛かりになるかもしれない。(ILLUSTRATION BY BILL SAXTON, NRAO,AUI,NSF; HUBBLE LEGACY ARCHIVE, ESA, NASA) 宇宙では毎日、何千という不思議な天体が高速電波バーストを発している。電波バーストの持続時間はわずか数ミリ秒だが、その間に太陽5億個分ものエネルギーが発生する。 この「高速電波バースト(FRB)」の存在を天文学者たちが知ったのは、つい10年前のことである。彼らはそれ以来、電波バーストの発生源の位置を正確に特定して、何が(もしかすると誰が)電波バーストを作り出しているのかを明らかにしようと取り組んできた。(参考記事:「銀河系外から謎の電波パルス」) 201
Vera Rubin in the 1970s, when she mapped the distribution of mass in spiral galaxies by measuring how fast they rotated.Credit...Carnegie Institution of Washington, via Associated Press Vera Rubin, who transformed modern physics and astronomy with her observations showing that galaxies and stars are immersed in the gravitational grip of vast clouds of dark matter, died on Sunday in Princeton, N.J.
ジャネット・エプス飛行士。米テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターで(2009年9月30日撮影、2017年1月4日入手)。(c)AFP/NASA 【1月5日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、アフリカ系米国人のジャネット・エプス(Jeanette Epps)飛行士を2018年に国際宇宙ステーション(ISS)に送ることを明らかにした。アフリカ系米国人の宇宙飛行士がISSに滞在するのは初めて。 エプス飛行士は物理学などの専門家で、米中央情報局(CIA)で技術情報担当官として働いた経験も持つ。 ISSには航空機関士として滞在する。船長はベテランのアンドリュー・フューステル(Andrew Feustel)飛行士が務める予定。(c)AFP
宇宙航空研究開発機構( JAXA ( ジャクサ ) )は1月末にも、国際宇宙ステーション(ISS)への補給を終えた無人補給船「こうのとり」6号機を使った宇宙ごみ除去技術の大規模な宇宙実験を、初めて実施する。 打ち上げ費用を除いても1機約140億円かかるこうのとりを、廃棄する直前まで有効活用し、日本の宇宙開発技術を高める狙いだ。 宇宙ごみは猛スピードで地球を回っており、ISSや人工衛星に衝突すると深刻な損傷を与える恐れがある。宇宙ごみに金属のひもをつけて電気を流すと、電気と地球の磁場の相互作用で、宇宙ごみが進む方向と逆向きの力を働かせることができる。 JAXAはこの方法で宇宙ごみを減速させ、早く地球の大気圏に落下させる方法の実用化を目指しており、昨年12月9日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた「こうのとり」6号機の機体に、実験装置を組み込んだ。
宇宙はいつ、どうやって始まったのか 「私たちはどこから来たのか、この宇宙はどうやって始まったのか、これは私たち人類が何千年も考えてきた大きな謎です。そして私もその謎に取り付かれ、挑んできた一人です。 最新の研究では、この大きな宇宙は、実は原子よりもさらに小さな状態から始まったという事実が明らかになりました。 宇宙の始まりとは何なのか。私はその謎を解く旅に出ることにしたのです。 宇宙の始まりを考える上で、一番大事なキーワードは「膨張」です。実は始まりから今に至るまで、宇宙はどんどん膨らんでいることが知られています。 タイ・チェンマイで毎年行われるイーペン祭り。ここでは、たくさんのランタンを一斉に飛ばす風習があります。空に浮かぶランタンひとつひとつが宇宙に浮かぶ銀河だと思ってください。速く上がるものは高く、遅く上がるものは低く飛び、まるで膨らむ宇宙を見ているかのようです。 ですが、空に浮かぶ無
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く