ボールドを鳴らして 西原梨花 映画監督の鵜海は子供に対して不器用。愛する娘とも上手く会話ができない…。ある日、家に帰るとストップモーションアニメを撮る娘の姿があった──。進んでは、止まって。ゆっくりと育まれる優しい親子の物語。
ボールドを鳴らして 西原梨花 映画監督の鵜海は子供に対して不器用。愛する娘とも上手く会話ができない…。ある日、家に帰るとストップモーションアニメを撮る娘の姿があった──。進んでは、止まって。ゆっくりと育まれる優しい親子の物語。
杉本亜未 @SugimotoAmiInfo 漫画家・杉本亜未のお仕事や甘いもの情報などツイートしてます。 著作は「ファンタジウム」「アマイタマシイ」「ブラッディチャイナタウン」等。 お仕事のご依頼はこちら→amisug★gmail.com(★を@に) note→note.mu/amiscake 杉本亜未 デリシャス・アンダーグラウンド連載中! @SugimotoAmiInfo JUNEのお絵描き教室に載ったのを見た当時の角川の編集さんが声かけてくれてアニマルX描いて幾霜月…なぜか入管の漫画とか描いててほんとうに不思議。いつおわるかわからないから描いてるうちは読んでね😆 2023-07-21 19:34:08
浅倉南の話をしたい。 もちろん、あだち充の傑作漫画『タッチ』のヒロインである「南ちゃん」のことである。 タッチ 完全復刻版(1) (少年サンデーコミックス) 作者:あだち充 小学館 Amazon 彼女が少年漫画史上に残る重要なキャラクターであることはあきらかだが、それにしてはその評価は個人個人で分かれる。 もちろん、だれからも愛される万人向けのヒロインなど存在しようもないわけだが、浅倉南の人気とうらはらの悪評は強く印象に残る。 なぜ、南はこれほどまでに嫌われるのか。ぼくにはそれはそもそも彼女が何を考え、何を思い行動していたか広く理解されていないからだと思えてならない。 当然、作中にはっきりと南の心理が書かれていない以上、すべては解釈の問題でしかなく、自分の考え方が「正しい」などと主張することはできない。 しかし、いままで浅倉南について、さらには『タッチ』という作品について伝統的になされてき
今まで読んでなかったんだけれど、discordで紹介してもらったので読み始めたらめちゃくちゃ面白かった。 今年読んだ中で今のところ一番面白いマンガ。紹介してくれた人ありがとう! 「度胸星」「へうげもの」の人が「なろう」的な作品を作るとこんなに面白くなるのチートすぎる…… 物語の舞台は現代から500年後の世界。一度世界がほとんど滅びた後に、文明がリセットされた状態でなぜか人類が細々と生き残っているといるという「どうしてそうなった?」というツッコミどころ満載の設定だ。この辺りは異世界と割り切った方が良いと思う。 ともかく、その世界で元商社マンであった主人公だけが「通貨」の力を知っていてそれを使いこなして社会をひっかきまわすという展開になるわけだが……。 www.youtube.com 物語の世界はかなり過酷な世界だけれど主人公が優秀だし、なによりも「通貨」を切り口にしているのがべらぼうに面白い
原作・稲垣理一郎先生と作画・池上遼一先生のタッグによる人気漫画『トリリオンゲーム』。主人公のハル(天王寺陽)と相棒のガク(平学)の二人が100兆円企業を作ることを目指して奮闘する、スタートアップを舞台にした作品です。 2020年12月に「ビッグコミックスペリオール」で連載がスタートしてから、その破天荒なストーリーとコミカルな作風が話題を呼び、2022年には「マンガ大賞2022」にノミネート。2023年7月14日(金)からは、TBS系金曜ドラマとして、ドラマ版の放送もスタートします。 www.tbs.co.jp 作中にはCTF(ハッキングコンテスト)やプロダクト開発に関するシーンも多数登場。原作漫画の技術監修、ドラマのIT・セキュリティ技術監修を、サイバーセキュリティスタートアップのFlatt Securityが務めており、フィクションながらもリアリティのある表現がなされています。 prti
三条陸 DAI WORKS を語る永遠の名作『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の原作者が、そのすべてを語りつくす。 『ダイ』は『ドラクエIV』バックアップ計画の末っ子──まず『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(以下『ダイ』)』という作品が生まれたきっかけから教えていただけますか。 それはやはり、『ドラゴンクエスト(以下『ドラクエ』)』シリーズの生みの親である堀井雄二さんが「週刊少年ジャンプ(以下「ジャンプ」)」で記事ページのライターをしていたことが一番大きいですね。ジャンプ編集部の鳥嶋和彦さんも、もともと大のゲーム好きだし、ゲームというメディアの可能性に注目していて、『ドラクエ』シリーズをずっと誌面でプッシュし続けていました。ターニングポイントが訪れたのは、『ドラクエⅣ』の発売が見えてきた時期です。 ──『ドラクエ』の漫画化として『ダイ』の企画が立ち上がったと…。 いえ、実はこの段階で『ドラ
ホイッグ史観とは、歴史を「進歩を担った殊勲者」対「進歩に抵抗した頑迷な人びと」に分け、両陣営の戦いと前者の勝利として歴史を物語的に記述する歴史観である。 ホイッグ史観 - Wikipediaアニメ化が決定し第26回手塚治虫文化賞大賞なども受賞している『チ。-地球の運動について』は既に超長文の批判記事がある。 参考文献に明示されてない本も交えて要約&補足すると、 ・ プトレマイオスが大成した天動説は当時の最高の観測結果に基づいたものであり、地動説はそれに対して「惑星の逆行を自然に説明できる」ことしか勝っている点が無かったから否定されたに過ぎない サイモン・シン『宇宙創成(上)』P. 56-57・コペルニクスが地動説を唱えた時点でも宗教的な理由で否定されたというより、ケプラーが惑星軌道が楕円軌道であること等(ケプラーの法則)を発見するまでは天動説より予測精度が悪かったから否定された ・ニュート
何を書いても角が立ちそうなので触れなかったけれど、せっかくだし自分の感想を残しておこうと思った。 この作品は、当たり前のことを書いているように思えたので正直なことを言えばそこまで何か思わなかった。 これが実話なら色々思うことはあるが、創作は自分にとって面白いか面白くないかが全てなのでそういう感想になる。 「アンチマン」は、ある程度意図して主人公の溝口の言動に読み手が反発や忌避の感情を持つようにしていると感じた。嫌悪感や反発を催す箇所は強調して、同情や共感を呼び起こしそうな箇所は抑制的に描いている。 こういうことをされると、内容に関係なく話に乗れなくなる。 そういう演出を除けば、溝口は自分の中では「標準の範囲内に収まる男像」だ。 溝口の言動は多少露悪的だが「比較的普通の男の本音」に見える。(歩きスマホ女性へのぶつかり行為は、溝口が言うように双方の不注意で起こったことを演出でそうではないように
2023年6月2日に公開された岡田索雲の漫画「アンチマン」が話題を呼んでいる。非常に良い作品で、読んでいろいろ思ったことがあったので、書く。以下ネタバレなので、未読なら先に作品(短編なのですぐ読める)を読んでほしい。 ◆紹介文によるミスリード 漫画が公開された「Webアクション」には、おそらく担当編集によって書かれたであろう、以下のような紹介文が掲載されている。 父親を介護しながら食品会社に勤務する溝口。彼は、日常で蓄積した鬱憤を“ある方法”で発散していた……。『ようきなやつら』の岡田索雲が描く、アンチの哀歌。 本編を読んだなら、これが巧妙なミスリードであることがわかるはずだ。この紹介文を読み、冒頭をボーっと読んでいると、溝口は「日常の鬱憤を〝女性への(広義の)暴力〟で発散している」男という風に読めなくもない。また、たとえ紹介文を読んでいなくとも、この漫画の前半部分には、ネット上に跋扈する
漫画評論家・米沢嘉博さんが「少女マンガは『愛』『自己と世界』を中心に展開してきたともいえる。それによって、少女マンガは独自のモチーフ、テーマを選びとり、スタイルを完成させていった」(『戦後少女マンガ史』 / ちくま文庫より)と言っているように、少女漫画は明治時代の少女雑誌の誕生以降、独自の発展を遂げてきた。そして近年では媒体の多様化や読者層の変化により、一層複雑な変化を続けているように思う。 カルチャーシーンの「これまで」と「これから」を考える、CINRAメディア20周年特集「Crossing??」。今回は、ここ20年の少女漫画の流れを、個人の体験とともに振り返りたいと思う。ご登場くださったのは、文筆家として活動されているひらりささん。1989年生まれで、雑誌最盛期の90年代から漫画雑誌を読みはじめたというひらりささんの少女漫画史をお伺いしながら、作品やヒロインの変化、そしてそこから見える
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