麦芽100%になった新しい「キリン一番搾り生ビール」。缶のデザインも変更された(画像クリックで拡大) キリンビールは2009年1月に、主力製品の「キリン一番搾り生ビール」(以下、一番搾り)のリニューアルを発表した。最大の特徴は、米やコーン・スターチなどの副原料を使わない「麦芽100%」のビールに生まれ変わること。新製品は09年3月上旬醸造分から順次出荷され、一部の店舗では既に店頭に並んでいるところもある。 キリンビールにとって一番搾りは、ビールの中では最も出荷量が多い主力製品だ。発泡酒や第3のビールの新製品は年に何種類も登場するが、ビールの主力製品ではそれほど頻繁に新製品は出ない。1990年3月発売の一番搾りは、2004年に一度まろやかさを増す変更をしているが、味を変えるのはそれ以来の2回目になる。 麦芽100%と言われて思い浮かぶのは、サッポロビール「ヱビスビール」やサントリー「ザ・プレ