日本庭園新たなブーム 雑誌続々、ツアーは満員 2006年11月22日 日本庭園に、注目が集まりつつある。これまでも人気のあった古刹(こさつ)などの伝統派に加え、「永遠のモダン」を目指した昭和の造園家重森三玲(みれい)(1896〜1975)が再評価され、新しいファン層を生み出した。作る側も、若い世代や女性が活躍。現代人にとって、魅力はどこにあるのだろうか。 重森三玲が作った庭を見ながら千青さん(写真中央)の解説を聞くツアーの一行=京都市の東福寺で 「庭師衆284」が手がけた複合商業施設「KYOUEN」の庭の夜景=京都市東山区で 11月のある日、京都市東山区の東福寺で約40人が貸し切りバスを降りた。東京・汐留の松下電工汐留ミュージアムで開催中の「重森三玲の庭」展(12月10日まで)に関連して企画されたツアーの一行だ。縁側を歩いたり、座ってじっくりと眺めたり。同寺の方丈庭園は三玲の代表作。市松模